さて、1週間が過ぎて、いよいよ検査日になりました。
今回の検査は、胃カメラを飲んで行いますが、苦痛を伴う…と言う理由で鎮痛剤(つまり麻酔だね)を服用しますので、すべては寝ているうちに終わる予定なのです。本人的には寝ているうちにすべてが終わるので、気楽なのですが、事が麻酔なだけにあれこれ心配がある…って事で、今回の検査には妻が付き添ってくれることになりました。万が一の時のために、身内がそばで待機…ってわけです。麻酔って、怖いからね。
朝から絶食をして、夕方に検査を受けました。いやあ、空腹でお腹がグーグー鳴ってました。妻とは病院で待ち合わせです。
時間ギリギリに病院に到着したので、すぐに検査となりました。まずは検査着に着替えます。これがもう、肌触り最高の良い感じの検査着でして、今まで私も色々な病院で色々な検査着を着てきましたが、ここの検査着は最高品質でした。とにかくフンワリして軽くて良い感じなのです。
で、検査着に着替えたら、すぐに点滴を打たれました。点滴の注射を左の手の甲に刺されました。結構、痛いです(涙)。ちなみにこの日は、昼過ぎにインフルエンザの予防接種を左肩に打ったので、左腕にとっては厄日となりました。
点滴をセットされて、何やら液体(中身は何だったのでしょうか? 説明が無かったので分かりません)を体内に入れている間は、休憩コーナーのようなところで待機です。一人用高級ソファーに座って待機です。ううむ、とても病院で利用されるためのソファーじゃないよ、これ。とにかく、座っているというか、身体のどこにも圧が掛からなくて、ふわっとした座り心地なんですよ。病院にいるというアウェーな緊張感がなければ、即座に寝落ちしてしまいそうでした。
しばらくして、検査室に入りました。何やら薬液が渡され、ググッと全部飲めというので飲みました。「不味いですが我慢して飲み込んでください」と言われたけれど、別に平常心で飲めました。確かに美味しくはないけれど、不味いというほどでは無かったと思います。あれを不味いと言う人なんて…日頃から美味しいものしかクチにしない階級の方くらいでしょう。私は下卑た庶民なので、全然平気でした。むしろ、その後、治療台に左体側を下にして横たわりましたが、その際にインフルエンザの注射跡が圧迫されて痛くて、そっちの方が不快でした。
点滴に何やら薬が投入されました(おそらく、鎮痛剤と抗生剤でしょうね)。部分麻酔というわけで、ゲル状の薬をクチに入れて、クチュクチュしてから飲み込みました。さっきの薬よりも、こっちの方が、飲むのに抵抗感がありましたよ。
クチにアダプターのようなものを噛まされて、テープで固定されました。若い先生がやってきて、黒くて太いチューブを手にして、それを私のクチからグイグイ突っ込んでいきます。
いよいよ胃カメラ投入&撮影と治療の開始です。
正直、カメラを飲み込むのは気持ちの良いものではないし、心理的にツラいし、何とも身体の中が痛いような気もします。途中、何度も「ギブ!」と思いましたが、クチにアダプターをかまされているし、ノドには太いチューブが入っているし、身体は拘束されているし…とにかく我慢我慢でした。
寝ているうちに終わる…と聞かされていましたが、痛くてツラくて、全く眠れませんでした。
検査が終わって、チューブが抜かれた後は…意味もなく、怒りがフツフツと湧き上がってきました。でも、オトナだから、他人に当たったりとかはしなかったよ。
その後は、また休憩コーナーに戻り、検査のツラさを思い出して涙し、今日という日の不運を嘆きました。
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