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今月は入院したわけで…[2022年11月の落ち穂拾い]

 今月の最大の話題は“帯状疱疹で入院した事”ですね。詳しい話は「帯状疱疹日記」として連載しますので、そちらをボチボチと読んでいただければうれしいです。

 現状としては、おそらく、帯状疱疹は治ったのだけれど、後遺症の神経痛は残ってしまい、今は残った神経痛が自然に治る事を、鎮痛剤を飲みだから祈っているところです。時間の経過とともに、神経痛が良くなりますように…。

シングインとは

 “シングイン”と言うのは、一般の観客を入れずに、合唱団だけを客席に入れて行う演奏会形式(?)の事です。あるいは、積極的に歌うつもり満々の人だけしか観客として入場させないコンサート…とも言えます。

 キリスト教関係のイベントで讃美歌を歌いまくる演奏会とか、一般の合唱イベントでもヘンデルのメサイアを歌う演奏会とかで、割りと普通に行われるやり方です。通常、舞台にはオーケストラと独唱者だけがいて、合唱団はいません。その合唱パートを客席にいる人々が担うのです。

 有名なシングインとしては、コロナ禍以前の「1万人の第九」がそれにあたります。

 ただし、一般的なシングインは、一般的な讃美歌はもちろん、メサイアなどの大曲であっても事前練習は無く、当日にふらっとやってきて、ただ自分のパートを歌えば良いというのがほとんどです。ただし「1万人の第九」はシングインとは言え、例年、事前練習があります。そういう意味では、ちょっと毛色の違ったシングインと言えます。

 似たようなものとして、舞台上にオーケストラだけでなく独唱者や合唱団もいて、それだけでもすでに音楽として成り立っているにも関わらず、客席も大声で歌う演奏会は、シングインではなく、シンガロングと言います。こちらはこちらで楽しいですよ。

マリア・カラスについて思うこと、ちょっぴり

 日本のマリア・カラスと言えば、美空ひばりかな?…なんて言っちゃあをいけません。私は若い時に、オペラファンのお姉さまの前で、うっかりクチが滑ってしまい、そんな事を言って「カラスとひばりを一緒にするな!」とよく怒られました。でも、カラスとひばりは、声の質も歌の仕草もよく似ていて、共通点がある2人だなあと、今でも思います。二人とも鳥類だし(笑)。

 昔からよく話題になるのは、カラスの声種ですね。一般的には強めのソプラノと思われています。実際、本来の声は、実は強いと言うよりも重かったのではないかと思われます。何しろ、カラスの最後の録音は、メゾ役のカルメンですからね。

 そういう意味では、カラスの基本の声は重めのソプラノ~メゾあたりだったのだろうと思います。でも、歌唱技術がすごいので、若い時はそれで何でも歌っていたのだと思われます。高音もテクニックで出しちゃっていたんだと思います。でも、結局無理をしすぎて、晩年は声を壊しちゃったわけだし…。

 なにしろ、デビュー当時は、愛の妙薬のアディーナと、ワーグナーのイゾルデを同時に歌った事もあるとか? そういう意味では、ほんと、無茶をする人だったし、それを要求する時代だったんだなあと思います。

 実は私、カラスの声は好みではありません。だって重たいんだもの。でも、あの重たい声は、あの時代が求めた声なんだと思います。本人はドニゼッティを歌いたがっていたようだけれど、やっぱりあの声で歌われる、ヴェルディやプッチーニは絶品だと思いますよ。

発声、発声、発声

 きちんと歌える人は、喉が自由で横隔膜から深く息が出せるから、響きが深いし音程が乱れないものです。で、そういう方を模範とし真似していきたいと思っても、呼吸筋って見えないから簡単に真似できないんです。そこが声楽と器楽の違うところです。

 器楽は楽器を使います。楽器は演奏スタイルとか、指やカラダの使い方って、ある程度は見よう見まねができるものですが、歌はそれが全くできません。そこが歌の難しさなんだと思います。

 発声に際しては、いわゆる“丹田”を意識していく事が大切なんだろうと思います。声を上にも下にも後ろにも支えていかなきゃいけないなんて、そんな難しい事を意識してできるわけないです。つまり、それらが無意識にできるようにならないと、良い発声はできず、良い歌は歌えないって話になっていくのだろうと思います。

今月のお気に入り 鎮痛剤(笑)

 いやあ、まさか“お気に入り”に鎮痛剤をあげる日が来るとは! 人生何が起こるかわかりません(爆)。

 今、私の一番のお気に入りの鎮痛剤は、プレガバリンです。これは一般名であって、販売名はリリカというそうです。ちなみに一般の薬局で市販薬としては買えませんし、ネット通販でも原則買えません。と言うのも、日本では、購入の際は、医師による処方箋が必要とされているからです。ただ、やっぱりネットを漁ると…買えるんだよね。パッケージに日本語が記載されていないタイプの製品が…ねえ。これ、個人輸入って形になって買えるんだろうけれど、こんな強力な薬が個人で勝手に買えちゃっていいのかしら?

 ちなみに薬効は「神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛」で、中枢神経系に作用する薬で、海外では抗てんかん薬として使われるんだそうな。結構ヤバメの薬なんだと思います。

 効き目はかなり強力ですが、立ち上がりは遅い感じです。服用して効き目を感じ始めるまで2~3時間くらいかかるし、全力が出てくるまで3日くらいかかります。効き目は強いけれど、即効性は全くありません。止める時も「痛くなくなったから飲まない」はダメで、徐々に時間を掛けて少しずつ薬を減らしながら止めるように、お医者さんからも薬剤師さんからも言われています。副作用は…かなり強力でヤバい系の副作用があります。

 次にお気に入りなのは、ロキソプロフェンです。商品名としてはロキソニンですね。切れ味は良くて、飲んで30分程度で薬効を感じ始め、1時間程度で全力が感じられます。即効性があるので、痛くてたまらない時の強い味方です。

 これは薬剤師さんのいる薬局で買えます。薬剤師さんがいない時は買えません。そういう種類の薬です。ネット通販でも買えますが、一応、購入の際には薬剤師さんとのやりとりが必要になっています。もちろん、パッケージに日本語が書いていない商品であれば、普通に買えます。

 効き目は強力ですが、依存性があるので、連続服用はダメなんだそうです。そういう意味でも購入の際に薬剤師さんが介入する必要があるんだろうね。あと、結構強めの副作用もあります。

 最後はカロナールです。成分名はアセトアミノフェンで、効き目は柔らかだけれど、副作用が比較的少ないのが良いところで、私は普段使いの鎮痛剤として、お医者さんから処方されています。喘息患者さんに優しい鎮痛剤です。商品としては、小児用バファリンがそうです。大人用のバファリンの主成分はアスピリンですので、大人用と小児用では中身が全く違います。

 ちなみにアスピリンは、世界中で普通に使われる鎮痛剤ですが、副作用が結構キツいので、本来はそんなに気軽に飲んじゃいけない薬ですし、私はやむを得ない場合(家にバファリンしかない…とか)以外は、なるべく飲まないようにしています。そういう意味では、アスピリンはお気に入りではありません。

今月の金魚

 今月の金魚は…まあ大過なく、みんなのほほんと生きてますよ。何匹かのタニシは食べられてしまいましたが…。

今月のひとこと

 さっそくだけれど、寝室の加湿器の稼働を開始しました。冬の乾燥が我が家にも忍び寄ってきました。ノドの乾燥は大敵ですからね、歌手としても、生活者としても。備えがあれば、風邪も遠ざかるって。(2022年10月27日~11月5日)

 実はKindle本を書きました。中身を書くのは、ブログを書くようなものなので簡単なのですが、それを電子出版するためのアレコレが結構面倒で目下勉強中です。でも、どうやら大変なのは“最初の一冊”なので、これができたら割りと早目に二冊目に着手できそうです。なので、割りと最近はワクワクしています。(2022年11月5~6日)

 バスに乗り過ごされました。どういう事かと言うと、降ろして欲しいバス停を素通りされてしまったのです。思わず、大声で文句を言ったのだけれど、バスはすぐには止まらずにだいぶ先(ってか、ほぼ次のバス停)まで行ってからようやく降ろしてもらいました。「本来のバス停まで戻れ!」とムチャを言いたい気分でした。なにしろ、バスなら数十秒でも、徒歩で戻れば15分の距離なんだよ。まったく、何のためにバスに乗ったのか分かりゃしないよ(グチグチグチ…)。(2022年11月6~7日)

 頭痛がひどいです。あんまりひどいので、早朝に緊急病院に駆け込んで、CTとか撮影してもらったけれど異常が見つからず、とりあえずロキソプロフェンをもらって帰ってきて、ひとまず寝てました。薬が効いている時間はよく眠れるのだけれど、薬効が切れると…やっぱり痛いです。困ったなあ、あんまり痛くて、日常生活が普通に過ごせないんだよね。問題は痛みだけなので、痛みさえなくなれば問題解決なんだけれど…。(2022年11月7~12日)

 入院します。詳しい事は、2022年11月13日付の記事をご覧ください。(2022年11月12~21日)

 退院しました。帯状疱疹でした。帯状疱疹そのものはやっつけたようですが、後遺症として神経痛が残りました。残念です。そうそう、私が入院している間に、妻が我が家で使用しているレンタルサーバーを変えたようです。この老犬ブログの使用サーバーが“さくらのサーバー”から“ConoHa Wing”へ変更したようです。ユーザー側への影響は特にないはずですが、もしも何か不具合がありましたら、お知らせください。(2022年11月21~25日))

 今のブログって、過去記事への案内がたくさん出て、昔の記事も読みやすくなっているので、私自身も時折昔の記事を読み返しています。10年くらい前のキング先生に声楽を習っていた頃の記事を読み返すと、ほんと気分が悪くなります。「金返せ!」と今でも叫びたくなります。でも、あの先生から離れられて本当によかったと、しみじみ思う今日この頃です。ある意味、黒歴史だものね。食い物にされていた5年間だったなあと思います。「テノールは50過ぎたら終わり」とはキング先生の口癖でしたが、還暦迎えた今でも楽しく歌っていられる現在に感謝している毎日です。(2022年11月25~27日)

 ああ、髪が長くなってきた~。ボサボサだあ~。髪、切りたい、切りたい、切りたい。でも、床屋は恐怖だよ。だって、頭触られるんだよ、髪に触れられるんだよ、頭が神経痛なのに(涙)。頭触られたら、絶対に激痛が走るじゃん、床屋で大騒ぎしちゃうじゃん。そんな状態なんだから、床屋なんかには絶対に行けないじゃん。しくしく。(2022年11月27~29日)

 今月は以上です。よろしくお願いします

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