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アクセス数はだいたい半減したままです[2017年3月と4月の落ち穂拾い]

 お休みする3月までの老犬ブログの日々のアクセス者数は、だいたい1100人/日前後でしたが、お休みしているうちにドンドン減り、再開後の最近では、大体600人/日前後となっております。落ちるのは止まったようで、その後順調に横ばい傾向にありますが、一向に数字は増えません。つまり、ブログを再開する事で、客離れに歯止めはかかったけれど、一度離れた人たちは戻ってこない…ってわけです。まあ、仕方ないよね。

 最盛期は、2000人/日でしたから、そもそも読者数が減少傾向にあった当ブログですが、やはり一ヶ月のお休みは痛かった…ようです。

 とは言え、別に強がりでなく、自分の老後の楽しみのためにアップしているブログなので(でなきゃ、やってられません)、読者数の多少は気にしても仕方ないのです。大切なのは私のモチベーション。モチベーションさえ持つなら、たとえ読者がいなくなってもブログをアップしつづけするだろうし、モチベーションがキレてしまえば、100万人の読者がいても、あっさり辞めちゃうでしょう。そんなもんです。

 とは言え、ブログの読者数が先細りになるのは、心情的には寂しいわけです。モチベーションも、正直、ちょっとだけだけれど削られます。でもまあ、これもまた現実なのですから、現実は現実として受け入れていかないといけないなあ…と思った次第です。

 やはり「継続は力なり」って言葉は、真実なんだね。

純正律とかハモリとか

 純正律のハモリってのは凄いです。

 今の音楽は、平均律を基礎としています。特にピアノなどの鍵盤楽器が関わる音楽は、たいていそうだし、私たちの耳も平均律の音楽に慣れているわけです。

 アマチュア合唱団だと、平均律で歌っている団体、多いですね。それは伴奏にピアノを使っているためです。歌声を平均律であるピアノの音に合わせているためにそうなってしまう事と、歌っている人たちが絶対音感の持ち主ばかりだったりすると、案外そうなります。と言うのも、絶対音感を持っている人たちって、ピアノの音で音感を身に着ける人が多いみたいで、絶対音感の中身は、大抵の場合、平均律の音感のようです。特に精度の高い音感の人ほど、平均律らしいですから、そうなると、何を歌っても平均律になってしまうそうです。

 私が昔々所属していた合唱団は、純正律にこだわっていて、指導者が練習で、音程に厳しかったのを覚えています。よく「それじゃあピアノの音程だ、もう少し下げて!」とか言って、細かく指摘していました。注意しなきゃ、みんな平均律で歌っちゃうからね。だから指揮者は口うるさかったわけです。

 平均律と純正律の差なんて、ほんのわずかなんだけれど、それでも平均律でなく純正律でバッチリハモると、音の世界って、一気に広がるんですよね。そりゃあ全くの別世界に突入するわけです。

 純正律の音楽と言えば、合唱の他にオーケストラもそうですね。上手いオーケストラの演奏が素晴らしいのは、純正律でハモっているからなんだと思います。

 室内楽でも純正律でハモると美しいと思います。

 ここからは私の体験ですが、ピアノと歌の関係も、瞬間瞬間を純正律でハモると、ピアニストと歌手の他に、天使が出現するんですよ。ご存知でしたか? 天使が天から一緒に歌ってくれるんですよ。また、フルート合奏などで、フルート同士が純正律でハモると、大地が唸るんですね。フルートなんて高音楽器なのに、突如地面からベース音が鳴り渡るんですよ。

 ハモリって、実はなかなか奥深い現状ではないかと思ってます。真剣に突き詰めていくと、とても面白い事になるんじゃないかって思います。

耳コピと読譜

 楽譜を読むのって、外国語の文章を読むのと同じで、要は学習と慣れで読めるようになるみたいです。私は今、フルートのH先生のレッスンで、読譜(譜面を読む事ね)を訓練しています。慣れてくると、だんだん楽譜を読めるようになってくるのを実感しています。簡単な曲だと、初見が効くようになってきました。

 確かにメロディーやリズムは聞いた方が楽ちんは楽ちんなんですが、耳がそんなに優秀ではないせいもあって、楽譜で読み取った方が、より正確に理解できるという事実もあります。のだめのような、研ぎ澄まされた耳を持っていれば、耳コピだけでOKで、楽譜なんて不要なんでしょうが…ねえ。

メトロノーム練習の意義について

 メトロノームでのテンポ訓練は、自分勝手なテンポや速度やリズムで演奏する癖を矯正し、楽譜に書かれた通りのリズムを、機械を使って正確に再現できるようにしていく訓練です。

 そしてこれは機械に合わせて正確なリズムを獲得するための練習であると同時に、他者(具体的には指揮者)の求めに合わせて演奏できるようにする訓練でもあります。

 独唱では、まずやらない練習ですね。独唱の場合は、伴奏が歌に合わせてくれる…と言うか、歌手ってわがままで楽譜通りに歌わない人も多いので、仕方なしに伴奏が歌に合わせるしかないのだと思います。しかし同じ歌でも合唱となると、指揮者に合わせて歌う必要がありますので、メトロノーム練習をする人たちはいます。まあ、多くの市民合唱団だと、独唱同様にピアニストが団に合わせてくれる事も多いので、そこまで厳密なリズム練習はしないところの方も多いかな?

 一方、器楽の世界では、メトロノーム練習は基本中の基です。器楽の世界では、歌手のように自分勝手な演奏なんて、許されるなんて事、ありません。常に正しいテンポとリズムと音程で演奏しないといけません。その正しさのレベルって…声楽とはまるで別世界で、かなり厳密なんですよ。だから、吹奏楽であれ、ピアノであれ、その他の楽器であれ、器楽を学ぶ人はメトロノームとお友達なんです。

 また、ピアノのように音程が固定された楽器はともかく、その他の、自分で音程を造っていく楽器だと、メトロームに加えて、チューナーもお友達です。演奏中の音程に関しても、声楽以上にシビアですからね。ですから、吹奏楽やアマオケの演奏会場で奏者を観察すると、彼らの多くは譜面台にチューナーを置いて、そのチューナーと楽器に取り付けた特殊マイクをつないで、常に演奏中の自分の音程を確認している人が(プロでもアマでも)たくさんいるわけです。

 器楽は声楽と比べると、音程にせよテンポにせよリズムにせよ、求められる正確さが桁違い、別世界なんですよ。

 カラオケに合わせて演奏するなんて、お茶の子サイサイじゃないと、器楽はできません。ホントだよ。

今月のお気に入り プロレス

 最近、プロレス視聴がお気に入りな私です。具体的に言うと、深夜に放送されている新日本プロレスの試合を中継する番組が楽しみです。

 だからと言って、私、ディープなプロレスファンではありません。だって、選手の名前と顔が一致しないから(笑)。当然、リングで行われている抗争とか、全然分かりません。

 そもそも、なんで新日本プロレスの試合中継を見るようになったのかと言えば、その後に放送されている『タイガーマスクW』のせいです。

 『タイガーマスクW』とはアニメで、昔の『タイガーマスク』の続編アニメというか、次世代アニメというか、とにかく平成版のタイガーマスクなのです。もちろん、主人公は昭和版とは違います(昭和版の主人公の伊達直人は死んでしまった設定ですからね)。

 とにかく、懐かしさで見始めた『タイガーマスクW』なのですが、そこから今の時代のプロレスに興味が湧き、アニメの前の時間に新日本の試合中継が放送されているので、ひさしぶりにプロレスを見たわけです。

 見たら、ビックリしました。だって、アニメよりもスゴイことやっているんだもの。それにちょっと前に私が見ていたプロレス(主にハッスルを見ていました)とも全然違うんだもの。

 私、こう見えても、格闘技を嗜んでおります。柔道黒帯なのよ。だから、プロレスを見ていると、どこがガチで、どこが演技なのか、見ていて分かるんです。実際、プロレスって、総合格闘技やその他の格闘技などと比べると、ほぼ演劇です。台本があって、演出家がいて、レスラーは俳優たちなんだと思います。それを「やらせ」と言ってバカにする人がいますが、そういう人はプロレスを見ないで、アマレスとか総合とかボクシングとか見ればいいわけです。

 プロレスってのは、興行であって、エンタメであって、ショーなんです。ショーなんだから、台本があって演出があるのは当然です。そうでなきゃ面白いモノなんて作れやしません。プロレスって、楽しさと驚きに満ちた至福のひとときを提供してくれる、サーカスのようなモノなのです。

 で、そういう視点で今のプロレスを見ると、ほんと、レベル高いなあ…って思います。だってね、今のプロレス技って、絶対に素人がマネできるようなモノじゃないですからね。どの技を見ても、すばらしくキレがあって、その肉体パフォーマンスは半端ないです。時には重力の存在すら忘れてしまうよな、摩訶不思議な動きをするわけです。

 見ているだけで惚れ惚れしてしまうのが、今のプロレスなんですよ。

 攻めと受けがしっかりと呼吸を合わせないとできないのが今のプロレスで、そういう意味では、プロレスって、格闘技であると同時に、磨き上げられた筋肉を魅せつけるショーでありパフォーマンスであり、興行なんだなって思うわけです。

 とにかく、今のプロレスって、ほんとスゴイんです。

 新日本プロレスの試合を見た後に、アニメの『タイガーマスクW』を見ると、アニメの方が迫力不足で、完全にパフォーマンスは、リアルの方が素晴らしいのです。

 リアルの方がアニメよりもスゴイなんて…普通はありえない話なんですが、プロレスはアニメよりもリアルの方がスゴイんです。

 あれだけド派手に、かつ、安全面にも気を配りながら、超絶技巧を伴った肉体パフォーマンスを繰り広げている彼らは、一流のエンターテイナーなんだなって思います。実際、あれだけの事を平気な顔でやり遂げるには、極限まで肉体を鍛え上げないと無理だからね。そういう面でも、プロレスって面白いなあって思うわけです。

今月の金魚

 もう、嫌になるくらい、元気マンマンです。

今月のひとこと

 最近、トンと物忘れが激しいと自覚するようになりました。本当に、なにもかにも思い出せないんだよね。ついつい「あれ」とか「これ」とかで済ますようになってしまいました。言いたいことがあっても、言葉が出なくて諦めちゃう事も多々あります。まあ、これも老化現象の一つだろうから、受け入れてます。そこへ行くと、ブログの記事などの書き言葉は、リアルタイムではないので、言葉を忘れても思い出せばいいわけだし、うまく言えなきゃ話題を変えればいいわけで、そういう意味では年寄り向きです。同じ書き言葉でも、ツィッターじゃ、こうは行かないだろうね。(2017年2月27日~3月5日)

 風邪をひいてしまいました。フルートのレッスンも声楽のレッスンも休んでしまいました。ロイヤルオペラのライヴビューイングで「トロヴァトーレ」を見ようと思っていたのに、それも見られませんでした。ああ『ラ・ラ・ランド』は見に行けるのかしら? 元気になる前に、上映が終了してしまったら、どーしましょう(涙)。(2017年3月5~13日)

 風邪も治まって、ようやく『ラ・ラ・ランド』を見てきた私ですが…ううむ、これは語るのが難しい映画だと思いました。おそらく映画としては超一級品だと思うのですが、ミュージカルとしてはせいぜい良く言っても二級品だなって思った次第で、これを映画として見るか、音楽作品として楽しむかで、だいぶ評価が分かれてくるんじゃないかって思ったわけです。まあ、ミュージカル映画大嫌いな映画ファンに「ミュージカルにも良い映画があるんだよ」と言って薦められる映画だなって思いました。逆に…ミュージカル大好きな人には勧めづらいですよ、まじで、本当に。(2017年3月13~19日)

 仕事が忙しすぎて、カラダがバテバテです。メトのライブビューイングで「ルサルカ」を見に行こうと思っていたのに、カラダが言うことを聞かずに、出かけられませんでした。ああ、ちょっぴり残念。今はオペラ鑑賞よりも休息を第一としましょう。(2017年3月19~30日)

 ブログをお休み中ですが、どうにもまだ出口が見えません。まあ、3月中の復帰は無理だろうと思います。4月になって、しばらくしてから…なんて今は思ってます。(2017年3月30日~4月7日)

 4月になりましたが、全然出口が見えません。それになんか、ブログを書かない生活にも慣れてしまいました。いやあ、ブログを書かないだけで、案外毎日すっきりした生活ができるんだなあ…なんて思ってます。とにかく、時間が出来て、心に余裕が生まれないと、ブログの再始動は無理だな…ってわけで、いまだ無期限停止中でございます。(2017年4月7~14日)

 いよいよ戦争が現実となってしまうのか? とりあえず、岩国はヤバそうです。横須賀だって安穏とはしていられないよなあ…。横須賀を狙ったミサイルが湘南に落ちてこない保証はないのがコリアン品質だから、私とて決して対岸の火事では済まないわけだな。クワバラクワバラ。(2017年4月14~22日)

 ブログ再開しました。ブログを休んでいる間に、サクラ…終わっちゃいましたね。で、サクラが終わると同時に、私の花粉症も治まってしまいました。サクラが終わるのは残念だけれど、花粉症が終わるのは嬉しい私でした。(2017年4月22~25日)

 今時、インターネットエクスプローラーを使っているヤツが悪いんだろうけれど、今日のインターネットエクスプローラーは動きが遅いし、挙動が不審だ。でも、インターネットエクスプローラーじゃないと困る事だってあるんだよね。最新ブラウザのエッジがすべての面で、旧式のインターネットエクスプローラーよりも優れているわけじゃないしね。ああ、困った困った。(2017年4月25~29日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. アデーレ より:

    ハモリはしばらくやってませんが、独唱より、より慎重な声出し、コントロールが必要とされ、もはやデュオではさえ苦手であります、汗。。
    また、耳コピと暗譜はなかなかこれまた深く。完全耳コピして、バッチリ歌えるなら、譜読み完璧歌えない人より舞台では前者の方が良いのであります。また楽譜に器楽ほど忠実でなくともよい声楽に限っての話でしょうけど。
    耳コピして素晴らしい声で舞台映えするなら、ギリギリ?アマチュアならばオッケーなのではないかしら。。
    ピアノの先生や伴奏を普段してる人にちょこっと歌を習うと、結構、メトロノーム出してきます(笑)リズム命ですよ、彼ら。もはら良い声よりリズムが一番のレッスンと化しまして、やはり歌は声楽科出でないとちょっと違うかもね、、と思ってしまった経験あり(笑)
    ま、回数レッスン受けてると色々、気づく事ありますね。気長にやるしかない!すとんさんも気長に参りましょう(笑)

  2. すとん より:

    アデーレさん

     合唱は緻密に歌えないとダメです。音程にせよ、リズムにせよ。それが合わせモノの基本だからです。デュオは…緻密に歌えればいいってモンじゃあないです。相手役と息を合わせられるかどうかが大切です。まずは気心が知れていれば、なんとかなりますが、そんなに親しくない人とだってデュオっちゃう時はあるわけで、そんな時は、結構お互い気を使いながら歌うことになります。それはプロもアマも同じなんだそうですが…アマの場合は、技量の壁もありますから、なおさら大変だと思います。

     でもデュオはいい勉強になりますから、私はなるべく人前で歌う時は、一曲は二重唱を入れていきたいと思ってます。まあ、私の場合は、妻がいるので、デュオの相手がいるからできるわけですが…。

    >耳コピして素晴らしい声で舞台映えするなら、ギリギリ?アマチュアならばオッケーなのではないかしら。

     いやいや、日本にはマイナーな存在だけれど、あちらではごく普通にいるのが、コレペティートルと言う音楽家ですね。通称、コレペティさん。この人たちって、オペラ歌手たちに歌を教える人なんです。つまり、あちらのプロの歌手さんって、楽譜読めない人、ピアノ弾けない人、うじゃうじゃいるんですよ。日本と違って、プロのオペラ歌手になるのに、音楽大学を卒業する必要はないですからね。劇場の養成所あがりの人もたくさんいるわけで、そういう人は歌しか歌えませんから、楽譜をコレペティさんに読んでもらって、口移しで歌を教えてもらうんです。つまり、耳コピね。

     日本にはコレペティさんが(ほぼ)いないし、アマチュアはコレペティを雇えないので、自分で楽譜が読めないとマズイんだけれど…そこは伝統と環境の違いってヤツなんだと思います。

    >ピアノの先生や伴奏を普段してる人にちょこっと歌を習うと、結構、メトロノーム出してきます(笑)

     分かる分かる。器楽って声楽とは、やっぱり根本的に違うんだと思いますよ。クラシック的な“楽譜の再現”って点では器楽の人が正しいのだけれど、声楽の人って楽譜を軽視する傾向があるからね…楽譜にない音を平気で入れたり、テンボを緩めたり、休符もないのに休んだり…そりゃあやりたい放題だからね。きちんと器楽を学んだ人からすれば「目も当てられない状態」なんだと思います…が、それが歌ってもんだし、そういうのが歌手ってヤツだと私は思います。

     器楽と声楽の間には、越えられない深い谷があるんだと思いますよ。

  3. ぴよた より:

    はじめまして。
    年末からフルートを始めたばかりのヒヨコフルート吹きです。
    仕事が忙しくて、なかなか、習いに行くところまでたどり着けず、家で一人、時間があるときにピープー吹いているだけですが、なかなか奥が深くて面白いです。
    高音域を鳴らすのが難しいです。
    フルートのブログを楽しみにしています。

  4. すとん より:

    ぴよたさん、いらっしゃいませ。

     フルートの記事は、必ず毎週金曜日にアップするように決めています。今回は、再開後まもなくだったので連載を優先しましたが…。その他にも、特段のフルートネタがあれば、金曜日以外にもアップしています。

    >高音域を鳴らすのが難しいです。

     口先で息を吐こうとすると難しいですよ。お腹の底から息を出すようにすると、案外簡単に行ける…と思います。つまり、腹式呼吸ってヤツです。

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