声楽のレッスンの続きです
ハミング練習も発声練習背、注意された事は同じで「上アゴを開く」「口腔内の容積を増やす」「しっかり腹圧をかけて歌う」の3点です。いつも注意されている事を改めて注意されました。
さて、ジョルダーニの「Caro mio ben/いとしい女よ」です。
とにかく、ノドを絞めないこと、いつも口腔内を広くして歌い続けることを心がけます。合わせて、歌いだしの準備を周到に、早めにすることです。
シューベルトの「Erlkonig/魔王」です。
特に注意する事はないそうです。後は、ドイツ語を間違えずに歌う事ぐらいです。でも、それが私には難しいのです。
「カルメン」の二重唱「Parle-moi de ma mere/母の便りは」です。
とにかくブレスをしっかり取ることです。それをするだけで、歌唱上の問題の大半は解決します。ブレスをしっかり取るためには…決してオンビートでは歌わないようにする事です。でも…たとえオンビートをうまく避けられたとしても、深く呼吸しながら歌うのは、難しいんだよね。
オンビートを避ける…つまり、テンポ的にわがままに歌う事が大切です。一番偉いのは歌い手なので、休めるところはしっかり休むべきで、音楽を止めてはいけないけれど、オンビートで次々と歌う必要は全くありません。フレーズの切れ目等では、しっかりと休むのが、クラシック音楽です。そもそも、作曲家だって、オンビートでの歌唱なんて念頭に置いてません。テンポは自由なのです。グラグラと揺らしていいのです。そのために、通常は指揮者がいるのです。
だから、ゆっくりと合わせずに、自分の都合に合わせて、自在にテンポを揺らして歌うべきで、それがひいては、音楽を際立たせる事につながるのです。
これで、発表会前の最後のレッスンを終えました。
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