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伊勢詣に行ってきた その6 たっぶりゆっくりと外宮をお参りしました

 若草堂を出た我々は、外宮参道を散策しながら、外宮に向かいました。

 あれこれお店を冷やかしながら歩いたのですが、そこで気づいたのは、この外宮参道の物価は、普通の観光地並が、もう少しお手軽な感じなのです。なんともお財布にやさしい門前町なのです。

 あれ? あの二見浦の強気の価格設定は、伊勢の物価じゃないの? ううむ、なんか不思議な感覚になりました。だって、外宮参道の方が観光の中心地なのに、物価がめっちゃお安いのですよ。、これは観光地の常識的にはありえないわけで、観光地で暮らしている私は、なんとも不思議な気分になりました。

 さて、いよいよお参りです。火除橋を渡って、鳥居をくぐると、いよいよ神域に入ります。鳥居をくぐった途端に気温が下がった事を感じました。いつも思う事だけれど、規模の大きな神社…特に神宮と呼ばれるほどの神社だと…神域に入ると気温が必ず低いんだよね。不思議です。

 とにかく、急に気温が下がるので、お参りするこちらとしては、なんか気持ちがピリッとするわけです。

 神楽殿と社務所を素通りして、正宮(しょうぐう)に向かいます。ここは、豊受大御神がいらっしゃるところです。豊受大御神は、天照大御神のお食事をはじめ、生活全般を支える神様というわけで、我々にとっては衣食住及び産業を司る神様という事になっています(つまり日常生活を営む上で、とても大切な神様ってわけよ)。その正宮は、最近、式年遷宮(しきねんせんぐう・お社の立て直し&神様の引っ越し)をしたばかりというわけで、まだ新しい感じがしました。

 それにしても、なんとも神々しい雰囲気にあふれた神社です。

 正宮をお参りしたら、別宮(べつぐう)と呼ばれる、多賀宮、土宮、風宮をお参りします。これら別宮に祀られている神様は、もちろん、豊受大御神とは別の神様です。

 ちなみに、風宮に祀られている級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)は、男女神で、雨と風を司る神様で、かつては海上交通の神様であり、近年は農業神のお役目もなさる神様なんだそうです。外宮に祀られている理由は、かつて元寇があった時に、これらの神様の働きによって元軍を退けることができたと信じられて、それで外宮で祀られるようになったのだそうです。元寇の際の神風ってヤツを担当した神様だ。

 そんなわけで、別宮の神様たちは、それぞれにビッグネームなのですが、興味のある方は、それぞれでググってくださいませ。

 とにかく、これで外宮のお参りは終了です。基本的に平らな敷地でしたが、かなり広くて、全身ダルダルな身には、体力的には、ちょっと厳しかったかな? 横山展望台で体力が削られていなければ、楽勝だったと思うのだけど(涙)。

 参道を戻って、大鳥居をくぐって、神域を出てたら、今度は“せんぐう館”と呼ばれる伊勢神宮の博物館に行きました。この博物館には、正宮のリアルサイズの模型(もちろん、一部)があって、度肝を抜かれました。正宮って、デカくて、立派なんだね。いやあ、ビックリ。正宮そのものは、恐れ多くて、我々が見ることは敵わないので、たとえ模型でもリアルサイズで拝見できて、うれしかったですよ。

 ここでは、建物だけではなく、式年遷宮ごとに新しく作られて収められる、数々の調度品(ほぼ美術品です)のレプリカもあって、式年遷宮って大変な大仕事なんだなあと思ったわけだし、それを千年以上も昔からやっているわけだから、日本という国も古くて歴史のある国なんだなあと思うし、そこに生まれて育った我々は、そこを肝に銘じておく必要があるなあ…と思ったわけです。

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