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伊勢詣に行ってきた その7 忍者キングダムさん、ありがとう

 外宮のお参りが終わって、外宮参道にある赤福がやっている喫茶店に入りました。夏季限定メニューである“赤福氷(あかふくごおり)”を食べるためです。

 赤福氷とは…かき氷の中に赤福が入っているという、期間限定の珍しいスイーツです。これがもう、美味しいのです。かき氷の中に入ったあんこが美味しいのは当然として、餅も美味しいのは、なぜかしら? 普通に考えると、餅なんて氷で冷やしたら、固くなって食べられなくなるのに、この赤福氷の餅は適度に柔らかくて美味しいのです。ううむ、何故なんだろう?

 その後は、地元の酒屋さんに寄って、Y先生へのお土産を買いました。もちろん、とびきりの日本酒ですよ。で、バスに戻りました。

 外宮の次は、猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)に行きました。猿田彦神社も由緒正しい神様のようでしたが、正直、横山展望台でやられて、外宮をお参りしてヘトヘトに疲れていた私は、通り一遍の参拝で済ませてしまいました、ごめんなさい。

 とは言え、併設されている佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は、芸能・芸事の神様という事なので、ここはしっかりお参りさせてもらいました。聞けば、芸能人の方々も多くお参りしている、本格的な芸能の神様のようでした。

 で、両方の神様を合わせて、15分もお参りすれば、十分でしょう。でも、ここの神社では1時間のお参り時間が設定されているのですが、私はさっさと神社を出て、バスに戻って読書に励みました。だって、疲れていたんだもの。

 猿田彦神社の後は…早めの夕食となりました。今夜の夕食は、忍者キングダムで食べることになっています。

 ところで皆さんは、忍者キングダムって知ってますか? 私は全然知りませんでした。ひとことで言うなら“忍者テーマパーク”です。我々は、食事前の30分ほどしか園内にいられなかったので十分に楽しめなかったのですが、本来ここは、丸一日程度は楽に楽しめる施設のようです。おそらく西日本では有名なテーマパークのようですが、東の人間には全く無名でして、あえて東日本で似たような施設を上げるなら…行ったことないけど(笑)日光江戸村かな? あれの忍者バージョンですよ。そんな感じの施設です。

 夕食まで時間がなかったので、私は忍者村の馬房にまっしぐらに向かって、お馬さんと戯れてきました。お馬さんは…大きいけれど可愛いね。今回は、エサやりしかできなかったけれど、時間があったら乗馬もしてみたかったです。私はこれでも(引き馬ではなく)普通に馬に乗れるんですよ。馬に乗って行う散歩(ホーストレッキング)を久しぶりに楽しみたくなりました。

 忍者キングダムでの夕食は…豪勢でした。ザ・夕食って感じですよ。

 松阪牛を使ったすき焼き、伊勢海老の蒸し焼き(それも丸一匹)、焼き牡蠣等の、目玉料理はもちろん、手の込んだ前菜料理や、刺し身や天ぷらや茶碗蒸しなどの宴会料理の定番メニューも含め、品数豊富、分量もたっぷり。私のお腹にちょうどよく、多くの人が食べ残してしまうくらいに、たっぷりの食事となりました。

 いやあ、満足、満足。

 さすがに食後は、まっすぐにホテルに戻りました。お宿は、昨日と同じホテルの同じ部屋です。いわゆる連泊ってヤツですね。

 もう、クタクタだったので、すぐにお風呂に入って、ゆっくりと全身をもみほぐして、ホテルの部屋に戻ってたら、テレビも見ずに、本も読まずに、寝てしまいました。それくらいに疲れちゃったんですね。

 で、寝て起きたら、三日目の朝になっていたのですが…たっぷり寝たはずなのに、全身はダルダルでした。年寄りの体は、一晩の睡眠程度じゃあ、疲れなんて取れないのですよ。ああ、情けない、情けない。

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