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2023 GWの私 その8 映画「レット・イット・ビー」が見たいかも…

 時系列を元に戻して、5月2日の八景島シーパラダイスの記事の続きをアップします。

 ふれあいラグーンの後は、最後の水族館である、うみファームに行くべきでしょうが、さすがに疲れたので、ここはパスする事にしました。ここは、水族館の中でアジを釣る事ができ、釣ったアジをフライにして食べる事もできるそうですが、なんかそんな元気が湧かなかったのです。

 次にここに来た時は、アトラクションに乗らずに、うみファームにやってきて、のんびり釣りをしてもいいかなあと思いました。

 で、うみファームをパスした我々は、帰宅する事を選んだのでした。だって、もう5時過ぎだよ、9時前に島内に入って、もう5時だもの。活動限界を迎えても仕方ないよね。

 土産屋をあっちこっち冷やかしながら、八景島駅まで徒歩で戻りました。本当は、島内巡回バスに乗って駅まで行こうと思ったけれど、ちょうどバスが運行していない時間だったので仕方ありません。タイミングが悪いのです。

 新杉田で町中華の店に入って、ラーメンと炒飯を食べてから、帰宅しました。お疲れ様でした。

 翌5月3日は…妻が疲れすぎて体調不良になっていまいました。なので、どこにも出かけずにDVDを2つ見て、一日を過ごしました。

 最初に見たのは、2002年のザルツブルグ音楽祭での歌劇「トゥーランドット」です。これは普通の「トゥーランドット」とは違い、ベリオ版での上演なのです。

 「トゥーランドット」は、プッチーニの遺作であり、実は未完成なオペラなのでした。もっとも未完成とは言え、フィナーレ以外は完成していて、現在普通に上演されるのは、そのフィナーレ部分をプッチーニの遺族の依頼により、同時代の作曲家アルファーノが作曲したモノを、初演指揮者であるトスカニーニが難癖つけて1/4ほどカットしてしまった短縮版で演奏されるのが常です(ってか、この短縮版がリコルディから出版されているので仕方なく…なのです)。

 無論、このアルファーノ版はプッチーニのオリジナルではないので、モーツァルトのレクイエム同様に、複数の別作曲家による別のフィナーレを使用した「トゥーランドット」もあるわけで、今回のベリオ版は、そういった別バージョンの「トゥーランドット」なのでした。

 ベリオ版に関して言えば…これはナシだな…と言うのが、私の正直な感想です。歌手とオーケストラには罪はありません。演出は…尖っていて好き嫌いが激しそうだし、私も好みませんが拒否はしません。ナシと思ったのは、ベリオ版のフィナーレです。このフィナーレでは、プッチーニではなく、リヒャルト・シュトラウスのオペラのように感じられます。なんで、プッチーニを、よりによってリヒャルト・シュトラウスに寄せたのかな? と言うか、これは明らかにプッチーニじゃないでしょ? というのか、ナシの理由です。

 別にアルファーノ版が素晴らしいとは思わないし、アルファーノ版は(カットされた影響もあるのだろうけれど)ストーリー展開が唐突だし、もっときちんとやれよと思うけれど、一応、イタリア・オペラには成っているんだよね。

 もっとちゃんと補作しようと考えるなら、これからの時代は、人間の作曲家に依頼するのではなく ChatGPT のような人工知能に補作の依頼をした方が良いんじゃないかしらって、私は思いますよ。人間の作曲家に頼むと、どうしたって欲が出て、いい方向には行くわけないからね。

 もうひとつのDVDは、ビートルズの「ゲット・バック」からルーフトップ・コンサートの部分だけを見ました。だって「ゲット・バック」全編は8時間もあって、一度じゃ見きれないからね。

 「ゲット・バック」のルーフトップ・コンサートは、あくまでも映画「レット・イット・ビー」の素材撮影なんだなって思いました。ビートルズ最後のライブ演奏とは言え、編集される事が前提で演奏されているので、それをダラダラと見せられるのは、ちょっと悲しいです。「ゲット・バック」というドキュメンタリとしては、こうするのがベストだけれど、ビートルズのショーとしては、やはりきちんと編集されたもので見るべきだなって思いました。

 そういう意味では、今更だけれど、映画「レット・イット・ビー」が見たくなりました…が、これって今は入手不可能なんだよね。昔、テレビで放送された時(かまやつひろしがナレーション入れているヤツ)のを、ビデオテープに保存して持っているけれど、今更ビデオで見るのもなあ…、と思っているのでありました。

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