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ロナは枯れたようだけれど、ラクはまだまだお盛んなのです

 世間は、とうに春になっていますが、水槽の中にはようやく春が訪れたようです。

 春と言えば、繁殖期です。オスがメスを追いかけ回す季節なのです。

 思えば、水槽にオスがいない時期は、春はのどかでした。しかし、水槽にオスがいると、そうは言ってられません。今の我が家には、ロナとラクの2匹のオス金魚がいて、昨年、一昨年は、この2匹が春になると大暴れをしたものでしたが、今年は…と言うと、ロナはすっかり枯れてしまったようで、春になったにも関わらず、メスたちに興味を示しません。実におとなしいものです。

 ラクは…昨年ほどのエネルギーはありませんが、未だ繁殖に対するエネルギーがあるようで、ビジョを追いかけ回していますが…昨年同様、ビジョに適当にあしらわれているようです。

 そういう意味では、我が家の水槽にも春はやってきましたが、昨年までのような乱暴な春ではなく、まあまあ穏やかな感じの春になっています。

 なので、今年の春は、オス金魚たちの狼藉を心配するよりも、今にも死にそうな緋ドジョウの心配ばかりしています。ほんと、ヤバい子がいるんです。

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