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昨年[2022年]見た映画 その5

 さて「昨年見た映画」も今回が最終回です。では、行くよ!

54)シネマ歌舞伎「ワンピース」

 私は「ワンピース」を全く知りませんが、それでもメッチャ楽しめました。スーパー歌舞伎、最高!

 ただ、この映画は、舞台上演の抜粋版で、物語の一部が省略されています。そこが実に残念です。これを見ちゃうと、フルバージョンを見たいと思ってしまうのですが、そのためには舞台を見ないといけないのですが、今は舞台でやっていないので、見られないのが残念です。

 ちなみに、来年(2024年)のスーパー歌舞伎は「鬼滅の刃」だと発表されています。たぶん、絶対に面白いと思うので、そちらもぜひ見たいです。でも舞台で見るのはなかなか難しいから、これも映画になってくれると、うれしいなあ。

55)新国立劇場「モーツァルト作曲『魔笛』」(配信)

 このオペラの感想は、こちらに書きました。

56)RRR

 インド映画です。すごいです。たぶん、私が2022年に見た映画の中で、ナンバーワンなのが、この映画です。とにかくすごいし、とにかく馬鹿馬鹿しいし、とにかくカッコよいのです。無駄に熱くて、無駄に大げさで、大馬鹿な映画です。いやあ、実にエンタメしています。

 インド映画って、色々な意味において“過剰”だよね。この映画も過剰すぎる映画です。

 ただ、欠点が無いわけではありません。それは“上映時間が長い事(約3時間)”です。あんまり上映時間が長いので、映画の中で、きちんと休憩が指示されていて、本来は途中で休憩を挟んで見るような2部構成の映画になっていますが、日本の映画館では、その休憩が無視されて、休まずに上映されてしまいます。なので、私は途中でやむなくトイレに行きました。お客さんの多くが途中でトイレに行っていたようなので、きちんと休憩が指示されている2部構成の映画では、日本の映画館でも、きちんと休憩を入れて欲しいと思いました。そこが残念なところです。

57)ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

 マーベル映画です。私的には…楽しめませんでした。なんか、物語全体が湿っぽくってね、エンタメ映画のくせしてエンタメっぽくないんです。なんか、昔の邦画を見ているような感じでした。

58)すずめの戸締まり

 相変わらずの高レベルな日本アニメです。文句なしです。新海誠監督は、宮崎駿監督の後継者のポジションを完全に受け継いだと、私は思います。

 ちなみに、宮崎監督と新海監督の大きな違いは、背景の美しさだと思います。宮崎映画の背景は記号的で書割の域から脱していないのに対して、新海映画は、どれもこれも背景が美しいのが特徴であり、だからアニメ作品とは言え、大スクリーンで見たくなる作品に仕上がっていると思います。そういう意味では、宮崎監督がエンタメ寄りの映画作りをしていたのに対し、新海監督はアート寄りな監督なんだろうなあと思います。

 宮崎監督同様なエンタメ寄りなアニメで頑張っているのが、細田守監督で、どっちかと言えば、より宮崎監督の作風に近い作品を作っていると思うし、それで成功しているわけだけれど、宮崎監督的な商業的成功という面では、新海監督の方がより後継者っぽいわけです。

59)転生したらスライムだった件~紅蓮の絆編

 劇場版の転スラです。外伝として、よく出来ていると思います。

 アニメの転スラって、本来の原作である小説版ではなく、小説を元にコミカライズしたコミック版が原作なんですよね。だから、この劇場版でも、コミカライズの漫画家さんが一枚も二枚も噛んでいるわけです。

 もっとも、転スラのコミックは、小説のコミカライズ版としては、初めて、講談社漫画賞を受賞するほどの良作なので、アニメが、小説ではなくコミックを原作にしちゃうのも、分からないでもないです。実際、転スラは小説で読むよりも、コミックで読んだ方が面白いからね。

60)メト・ライブビューイング「ケルビーノ作曲『メデア』」

 この映画の感想は、こちらに書きました。

61)ブラック・アダム

 これはDC映画です。DC映画とは、スーパーマンとかバットマンとかのコミックを出している出版社の一連のコミック作品を、マーベル同様に展開して映画化しているものです。それをDCワールドと言いまして、ブラック・アダムも、そのDCワールドのヒーローの一人なわけです。

 で、この映画の最後にスーパーマンが登場し、この後「ブラック・アダム VS スーパーマン」の三部作が計画されていたのですが、それは計画倒れとなり、ブラック・アダムの映画は、これで終了となるそうです。残念です。

 と言うのも、DC映画は今まではワーナー社が作っていましたが、マーベル映画がマーベル・スタジオの企画で作られているように、今後のDC映画はマーベルにならって、新設されたDCスタジオの企画で作られる事になったからです。で、その新DCスタジオでは、あらゆるDCキャラを一度リセットしてやり直す事になったからです。だから、ブラック・アダムも当然、リセットのリブートなのです。

 ちなみに、新DCスタジオの責任者は、マーベルで「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」や「アベンジャーズ」シリーズの製作監督をしていたジェーム・ガン氏なんだよね。彼が、マーベルからDCに移籍して、新しいDCスタジオを仕切って、スーパーマンやバットマンやジャスティス・リーグを作っていくわけなのです。それはそれで楽しみです。

62)THE FIRST SLAM DUNK

 スラムダンクの新作アニメです。公開前は…新作はリブートなのか続編なのかと期待させたけれど、結局、中身はアニメシリーズの最終エピソードの映画化でした。

 主人公が桜木花道君から宮城リョータ君に変更になっています。そこが新しいと言えば新しいのかもしれません。良質なバスケット映画に仕上がってます。

63)アバター:ウェイ・オブ・ウォーター[ハイ・フレーム・レート 3D版]

 久しぶりに3D映画を見ました。いやあ、3D映画技術も進歩しているようで、以前のような違和感とか疲労感とかを感じることなく、最後まで自然に見ることができました。
 今回のアバターを見るにあたり感じたのは…前作を復習せずに映画館に行ってしまったのは、大失敗でした。ストーリーが全然分からないのよ。

 今作は、きちんと前作の続編として作られています。…だったら、間に13年も空けんなよ! これだけ空けるなら、当然、前作を未視聴でも楽しめるように作って欲しいものだな! と文句を言っておくけれど「トップガン」なんて、前作と今作の間が37年もあるのに、しっかり続編だったからなあ…。今は前作なんて、配信で簡単に見られる時代なんだから、当然、前作の復習はしているよね…というのが、制作側の姿勢なんだと思い知らされました。「ハスラー」の時代とは違うんだねえ…。

 なので、これからアバター2を見に行かれる方は、ぜひ前作の復習をしてから御覧ください。

 ちなみに、アバターは全5作の予定なのだそうです。第3作目は、何年後の公開になるのでしょうか? ジェームス・キャメロン監督は、何歳まで生きていくつもりなのでしょうか?

64)劇場版 Dr.コトー診療所

 ツッコミどころ満載なので、見る人を選ぶ映画だと思います。テレビドラマ版が素晴らしかっただけに、期待して見に行きましたが、はっきり言って、ストーリーに期待しちゃいけません。ただ、懐かしのキャラたちの今の姿に会える映画なのです。

 そう言えば、原作のコミックは、ストーリーが途中のままで、尻切れトンポの未完状態なんだよね。たからこそ、ドラマ版がこんな結末になってしまったのが、残念です。

65)シー・ハルク:ザ・アトーニー(配信)

 マーベルのテレビ・ドラマです。ハルクの従姉妹で弁護士のジェニファーが、偶然、本家ハルクであるブルースの血液を体内に取り込んでしまい、シーハルク(女性版のハルク)になってしまうという物語です。

 シーハルクは、ハルクと違い、常に理性を保ち、知的なため、超人専門弁護士として活躍します。ドラマ終盤では、デアデビルとも共演するし、デッドプール顔負けなメタ的な発言や行動も多く、最終回ではストーリーから飛び出して、ディズニー本社に乗り込んで、物語の結末を変えたりとか、もうやりたい放題なのです。

 実に面白いドラマです。

66)ホイットニー・ヒューストン/ I WANNA DANCE WITH SOMEBODY

 「エルヴィス」同様に、伝説級の歌手の伝記映画です。「エルヴィス」同様に、マネージャーである親父が悪役です。「エルヴィス」同様に、ストーリーはともかく、音楽にあふれた映画です。つまり「エルヴィス」みたいな映画です。

 元を正せば「ボヘミアン・ラプソディ」の大成功から、古のレジェント歌手の伝記映画が作られ始めたわけだけれど、そうそう柳の木の下にドジョウは何匹もいないのです。エルトン・ジョンを主役にした「ロケット・マン」は良いミュージカル映画だと思ったけれど、それ以外の映画は、一部のマニアックな方向けの映画だなあと思います。取り上げられている歌手が好きなら問題ないよね…程度の映画でしょう。この映画もそんな映画の一つです。

 なので、80年代の音楽が大好きな私は、そんな予想が付きながらも、ついつい見ちゃったわけだし、それなりに楽しんでしまったわけなのです。

 とまあ、昨年見た映画66本についての感想を書いてみました。

 さて、今年はどれくらいの映画を見ることができるかな? 今から楽しみな私でした。

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