フルートのレッスンに行ってきました。今回の雑談は、ゴールウェイの骨折話をしました。名人とは言え、あの年齢の方が腕を骨折して練習を休むという事の大変さについて、しばし先生と意見交換。怪我が治れば、またコンサートはやるだろうけれど、以前のようなプログラムで行けるかどうか、そこは微妙じゃないかなって事と、さらに言えば、養っているスタッフも大勢いるだろうから、すぐに引退とか、教育活動に専念というわけにもいかないだろうと…というのが私の意見です。先生は、笑って聞いて下さいました。
さて、練習の最初はチューニングからですが、今回はその時に、標準の吹き方をきちんと決めましょうという注意を受けました。つまり、私はチューニングの時に、無意識に音を曲げてしまうので、チューニングの時は、音程が合っていても、いざ曲となると、音を曲げている余裕がしばしば吹っ飛んでしまうので、結果として、狂った音で演奏してしまう事が多くなってしまいがち。それはさすがにマズイので、最初のチューニングの時に、(頑張って)音を曲げずに、棒吹きでチューニングするように癖をつけましょうとの事です。そのためには、ニュートラルな自分の“標準の吹き方(何も小細工をせずに、一番素の状態に近い時の吹き方)”を確立しましょうとの事です。
これって簡単なようで、実は今の私には難しいです。だって、音を出して合っていなかった、気持ち悪いから、意識下で音を曲げて調整しちゃうわけで、その意識下の行動をきちんと意識化して、こらえるって事ですからね。意外と難しいです。
標準の吹き方を確立して、その吹き方でチューニングをして、実際の演奏では、その標準の吹き方の音を基準にして、音を曲げていくようにしましょう、って事です。
で、チューニングをして、音出しをしたら、次はいよいよアルテです。懸案の11課の11番です。
私は、今回、頑張りましたよ。来る日も来る日も、馬鹿になったように11課の11番を練習してレッスンに臨みました。レッスンでは、多少は危なっかしかったところもあったけれど、楽譜どおりの速度で、一度も落ちずに止まらずに、11番を最初から最後まで通しました。それも2回も(驚)! 完璧ではないし、稚拙だけれど、何とか11課の11番を形にしてきました。先生も「色々とあるにはあるけれど、この速度にきちんとついてきたのは立派なので、合格です」とおっしゃって下さいました。やったね。これで11課終了です。次は12課です。
で、12課を先生と確認。12課には、にはソノリテの1番が入っているので「さすがに、これはやらなくてもいいでしょう」と確認したら「ソノリテ、毎日やってますか?」と逆に尋ねられました。「ソノリテそのものはやっていないけれど、毎日音出しでロングトーンみたいなのをやってます」と答えて、日頃の音出しでやっている事を、先生の目の前でやってみせたところ、それでは不十分と言うことで、急遽、今やっている音出しは辞めて、代わりに日課練習にソノリテが入ることになりました。それもメトロノームは40にして、1+3拍ではなく、1+7拍にしてやるように言われました。なので、ソノリテは12課の課題としてではなく、毎日の日課練習に組み入れられることになりました。ここまでやったところで、次の生徒さんがやって来たので、今回のレッスンは終了となりました。
レッスンが終わって、先生が「本当にそのフルートは良い音がしますね」と誉めてくださいました。「ま、私よりももっと上手な人が、このフルートを吹けば、もっともっと良い音で奏でてくれるでしょう」と答えましたが、いや、実にうれしかったです。
なんででしょう、自分の楽器(アゲハ)を誉められると、なんか我が事のようにうれしいし、照れます。別に良い音がするのは、アゲハであって、私自身ではないのにね。それにだいたい、アゲハが良い音なのは、アゲハが良い楽器だからであって、私が良い奏者だからという理由ではないわけで、そんな事は百も承知だけれど、それでも誉められると、うれしいです。なんでもアゲハの音は、太くて落ち着いた音色なんだそうです。自分の愛笛が誉められてうれしくないわけがありません。うっほほ~っという気分です。
それはともかく、やっと11課が終わったので、私はうれしいです。
コメント
11課修了おめでとうございます!☆
規定のテンポで一度も落ちずに2回も成功だなんて、私にとってはまさに神業!!夢のような話です。すごいです~~~~。私もがんばります~~~(力こぶ)
>「本当にそのフルートは良い音がしますね」
もしそう言われたら、私なら嬉しいのは嬉しいけど、「ちっ、やっぱりフルートか」と思ってしまうでしょう。歪んだ性格なのかもしれません、あはは・・
>smilekumiさん
11課は私にとっては鬼門でした。いやあ、難しい難しい。でも、アルテもドンドン難しくなって行くので、そんなものかと半ば諦めています。後は、それに伴って、実力も向上していれば文句はないのですが…。どうなんでしょ?
フルートの音色については、購入する時に、散々、試奏しまくって良い音色のフルートを購入したという経緯があるので、自分の中では「世界で一番良い音のフルート(当社比&当時の暫定順位)」のはずなのですが、私の感覚とその他の人の感覚が違っていたりすることもあるのですが、少なくとも、笛先生の感覚とはそんなに大きく違っていなかったのが、うれしいわけです。
フルートのレッスンは今だ再開ならず、て言うか再開しても行けるかどうか不明です。すとんさんみたいなカテゴリーでレッスンを受けるといいですどね。(笑)
吹奏楽フェスティバルも無事終了しました。プログとマイフォトを見てください。(笑)
で、次は2月14日の世代間交流イベント・ライブに向けてバンドの練習です。(汗)
フルートの練習が殆ど出来ません。なので、暗譜した曲も忘れてしもた。(泣)
>はっチャンさん
泣かない泣かない、だって、はっチャンさんは、フルートをやっていなくても、テナーサックスを頑張っているわけだし、ビッグバンドや吹奏楽でブイブイ言わせているんだから、立派なものです。むしろ、レッスンだけで雌伏している私などと比べて、十分に楽しんでらっしゃるように見えますよ。
>フルートの練習が殆ど出来ません。なので、暗譜した曲も忘れてしもた。(泣)
一度覚えたものは、すぐに思い出せますって、大丈夫。
すとんさんのように耳の良い人や、長く吹いている人は無意識に周りの音に寄り添っちゃうんですよ。
同族で演奏する場合、歩み寄ってしまうので問題を感じない(隠れちゃう)のですが、それをやっちゃうと、ばよりんの開放弦やピアノの様な固定楽器とやる時は大変です。
こんな時は、先ず自分がニュートラルで吹いて、それから相方に音を出してもらって判断した方が確実ですよん。(^^)v
>めいぷるさん
私が耳が良いかどうかはともかくとして(でも歌とか合唱とかやっていたから、ハモる感覚は無条件で分かります:ただし、精度はそれほど良くないです:笑)、無意識に音が寄っていっちゃうというのは、大正解ですね。私の場合、それなんですね。
確かに、弦楽器の開放弦とか、ある意味常に開放弦のピアノとか、オルガンやらシンセサイザーやらハモニカやら木琴鉄琴やらのの音程固定型の楽器と遊ぶ場合、アッチが歩み寄ってくれるはずもないので、そういう時は、バッチリ音合わせができてないと、楽しく遊べませんものね。
うん、きちんとチューニングできるようになるためにも、ニュートラルな吹き方をきちんと身に付けないといけませんわ。
>先ず自分がニュートラルで吹いて、それから相方に音を出してもらって判断した方が確実ですよん
そうそう、相手が先に音出しちゃうと、無意識に合わせちゃうんですよね。確かに、こっちが先に音出ししないと、ダメですね。アドヴァイス、感謝です。
ソノリテ7拍はキツいですね。私はかつてのフルートレッスンでは5拍でしたが、それでもキツかった。男性なら大丈夫なのかな。ソノリテのロングトーン(Bb~Cの下がる音階とその上の上がる方の音階)はそれぞれを2回ずつ繰り返す方法をレッスンではとっていました。結構時間かかかりますよね。それだけで疲れちゃうし。
ロングトーン、最近やってないなぁ。いかんいかん。オーボーはロングトーン得意になるはずなのに息が続かないのは息、出し過ぎ、っていわれました。ロングトーンやって、鍛えなきゃダメですね。
アルテの11課終了、おめでとうございます。オケが近づいてきたかな?!
>みーむさん
ソノリテ7拍はキツいですが、私の目の前で、女性である先生がラクラクとやっちゃってますから、私は弱音を吐けません。やるしかないです。ちなみに、クロマチックも2オクターブ上昇&下降も、私は片道で息継ぎをしますが、これも2往復を息継ぎなしで行き帰りするのが最終目的なので、ロングトーンに関して言えば、私はまだまだです。
ロングトーンに限らず、基礎練習というのは、うっかりすると、すごく時間が掛かってしまいます。いくら基礎練習が大切だからと言って、練習が基礎練習だけで終わってしまって、肝心のその日のノルマに入れなかったら本末転倒なので、時間のバランスと言うか、練習配分というのも、きちんと考えないといけません。
>オケが近づいてきたかな?!
近づいてきているでしょうが、まだまだってところでしょうね。当面の目標は「アルテ2巻終了」です。入るつもりはありませんが、地元では「アルテ2巻終了」がどこの市民吹奏楽団でも最低入団条件になってますから、まずは条件クリアが先決ですし、アマオケはさらにハードルが高いので、よっぽど頑張っていかないと、そういう芽が出てきませんからね。
今は、死んじゃう前にアルテがどこまでいけるかが、楽しみになりつつあります。