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映画「サロゲート」を見て思ったこと…身代わりロボットってどうよ?[2010年1月第5週・通算3週]

体重:106.7kg[+0.2kg:-1.2kg]
体脂肪率:32.4%[+-0.0%:-0.4%]
BMI:33.7[+0.1:-0.3]
体脂肪質量:34.6kg[+0.1kg:-0.9kg]
腹囲:104.5cm[-0.2cm:-0.8cm]
     [先週との差:2010年当初との差]

 ええっと、お正月太りから回帰しません。普段の生活に戻って、それなりの時間が経ってしまったのに、この体重であるとは、今年はこの体重で落ち着いてしまうのでしょうか? 昨日の夜も、寝る前に、ポテチ2袋とキャラメルポップコーン1袋とぜんざい1杯食べたし…。ああ、ダイエットって難しいなあ(笑)。

 ダイエットに真剣に取り組もうと思う一方で、食欲に勝てない私です(涙)。時々「死んでもいいから、お菓子をたっぷり食べたい!」って思っちゃうんだよね。困ったものです。

 さて、今週のエッセイです。

 先日、フラッと「サロゲート」という映画を見てきました。ほら、家から映画館が近い(徒歩10分)ので、フラっと映画を見に行っちゃうという生活習慣が、私にあります。

 ええと、映画のあらすじは…

 近未来、人類の98%は自らの身代わりとなる“サロゲート”というロボットを日常生活に使用していた。ある深夜、青年と若い女性がクラブ前で殺された。その二人は実はサロゲートで、眼球を破壊され、IDチップも黒こげになっている。FBI捜査官のグリアーとピータースが女性のサロゲートの持ち主を訪ねると、太った男が目から血を流し死んでいた…。サロゲートの破壊により持ち主まで死んでしまうという、未曾有の事件が発生した。(「goo映画」より 元のサイトはこちら

 ま、本体である自分は自宅のベッドルームにいて、五感や運動神経をサロゲートというロボットとシンクロさせて、ロボットの方で社会生活を営むという、ちょっと濃いめのSF設定の映画です。

 つまり、人々は自分の好みのサロゲートを自分の身代わりに使えるわけで、それはまるで、アメブロのピグのリアル社会版のようなもので、ひとこと言っちゃうと「遠隔式身代わりロボット」って奴ですね。

 映画「アバター」で主人公が青い皮膚の異星人のアバターを使用していましたが、あのアバターが地球人型のロボットで、余所の星を侵略するためではなく、自分の日々の生活のために活用している話、って言うと、映画「サロゲート」を見ていなくても、分かるかな?

 おもしろいのは、その映画の中では、誰もが、サロゲートの外見をリアルな自分そっくりではなく、リアルな自分よりも、多少若くて、多少美化された、それなりに自分に似た感じのサロゲートにして使う人が多いという設定。さらに言うと、現実の自分とは全く違った容姿をもつサロゲート(年齢が違ったり、性別が違ったりって事)を使う人もいたりする。つまり、誰一人、自分そっくりのサロゲートを使う人がいないという事。

 つまり、誰もが外見を変えたいと願っているし、若々しい容姿を手に入れたいと思っているという前提で映画の世界が作られているわけだ。でもまあ、その話は全く分からないでもない設定です。つまりこれって、一種の不老不死(少なくとも“不老”だよね)の世界の話でしょ。

 で、もしも、こんな社会が現実となって、自分がその中で暮らしていたら、どんなサロゲートを使っているかなって想像してみました。

 私の事だから、パターンは二つ考えられる。一つは今とは何もかも全く違う容姿を持つパターン。人間の外見すらしていなかったりして(笑)。もう一つは、リアルな自分と性別も変えないし、年齢も変えない。肥満体な体躯も変えずに、現実の自分にそっくりのサロゲートにするというパターン。そりゃあ、リアルな私は、100点満点な容姿じゃないけれど、割とこの容姿は気に入っているので、変更する必要はありませぬ。あえて言えば、内容を変えるかな。現実の私よりも、パワフルでスピーディーで細やかな運動神経を持つサロゲートにするかもしれない。

 そういう点で言えば、私には不老願望って、あんまりないんだな。若いなら若いでいいし、年をとるならとればいいと思ってます。むしろ不老であることよりも、元気で御達者であれば、ジイサンの方がいいかなって思っているくらいです。

 じゃあ、私の場合はどんな願望を持っているかと言えば、まずは変身願望かな? 自分ではない存在になってみたいと言う好奇心はあります。それが最初のパターンです。もう一つあるのが、超人願望って奴で、それが二番目のパターンで、圧倒的な運動能力が欲しいです、たぶん社会生活をするには全く無駄な性能だろうけれど(笑)。

 そう考えてくると、身代わりロボットを使用して生活するというのも、そんなに悪くないかもしれません。なんか、楽しそう。

 みなさんは、サロゲート(身代わりロボット)を使用してみたいですか? 使用するとなると、どんな容姿や能力がお望みですか? 自分そっくりのサロゲートを使用しますか? それとも、リアルな自分よりも、若くてきれいでたくましいサロゲートでしょうか? いっそ別の性別のサロゲートにしますか? 映画には出てきませんでしたが、動物型のサロゲートとか、アニメのキャラとかゲームのキャラとかのサロゲートを使用しますか?

 あ、サロゲートが現実化すると、有名芸能人そっくりのサロゲートを利用する人も多いだろうなあ。それに、成り済まし事件とかも、本格的に増えるだろうね。

 つまるところ、これって、容姿の匿名化って事で、ネット社会がリアル社会に顕在化することなのかもしれない。今でもインターネットには、偽名を使う事で気が大きくなって、犯罪まがいの事をする人が大勢います(自律精神の全く欠けた、奴隷気質の人がそれほど多いという事ですね))が、サロゲートが使用される世の中では、犯罪利用にもサロゲートがたくさん使われるだろうね。それはそれで、暮らしづらい世の中になりそうでイヤだな。

 でもその反面、障害や病気を持っている人でも普通の健常者として暮らせるようになるし(アバターはそういう話だよね)、健常者でも年をとって寝たきりになった時に、サロゲートを使って、自分自身を介護することもできるわけだし、在宅勤務のまま外で働けたり(言葉の使い方が変ですか?)と、使い方によってはおもしろいモノになるかもしれません。

 こんな映画が作られるくらいだから、もうすでに、その手のものを研究開発している人がいるんだろうなあ。私が死ぬ前に、サロゲートを使用できる日が来るかな? もし使用できたら、それはそれで楽しそうだな。

コメント

  1. とと より:

    1.あるとしたら変身願望かな?
     ただ、精神年齢+精神能力に見合った外見・性別・体力がいいなw (リアルそのままの姿だったら変身する意味無いけど・・)
    2.アバターでリアルと「ごったぁ~ぃめぇ~ん」も、したくないな・・;
     だって、自分が2りいて、お互いを見詰め合って何を思うのだろう。。。。。
     想像できない@@?
    3.やっぱり、自分は自分です ボディは1つきりです・w・

  2. アリサ より:

    話がずれるのですが、ハリウッド映画って、日本の漫画を題材にしたようなのが多くないですか?
    SFでよくあるんですが、この話、どこかで読んだぞ、と思うことがあるのです。

    アバターもサロゲートも見てませんが、おもしろそうですね。

    新聞の本の紹介で読んでおもしろそうだなあと思ったのは「脳移植」の話題。
    ここまで話がおよぶと、一体人間ってなんだろう?と混乱してきますね。
    その本の内容は、人格が変わるというよりも、例えばある脳内神経伝達物質のレセプタの異常(専門的なことはわかりませんが、そんな感じの言葉でした)で、鬱状態になって生活が困難になる障害を負った人の治療に役立てるということでした。

    どんな技術も需要があるから成立するのですが、それを悪用する人もいるので、映画の題材になるんだろうなあと思います。
    平和だと映画になりませんよね。

    ピグは、芸能人のそっくりさんがウロウロしているのでおもしろいですよ。
    パターンが限られた中で、そっくりさんを作るのはすごいなあと感心します。

  3. すとん より:

    >ととさん

     やっぱり変身願望はありますよね。たとえ自分自身に満足していたとしても「もしも、別の人間に生まれていたら…」という思いはあってとうぜんだと思います。

    >ただ、精神年齢+精神能力に見合った外見・性別・体力がいいなw 

     謙虚ですね。「身の丈にあったサロゲートを使いたい」というわけですね。人間はそうあるべきです。ととさんには、超人願望は薄いのかな?

    >アバターでリアルと「ごったぁ~ぃめぇ~ん」も、したくないな・・;

     アバターにはそういうシーンは(確か)ありませんでしたが、サロゲートにはありましたね。若くて美しい容姿のサロゲートが老いて干からびた自分を見つめているというシーンが…。サロゲートはロボットなので、充電する必要があるんですね。それで、その充電装置が、個人使用の場合は、自分本体がいる寝室に備えつけてあったりするんですよ。

     なんか自分を見つめている自分って、最初のうちは慣れなくて、変な気分でしょうね。だって、それって、一種の幽体離脱ですからね(笑)。

    >だって、自分が二人いて、お互いを見詰め合って何を思うのだろう。。。。。

     お互い見つめ合うのは…ないと思いますよ。体は二つあっても、人としての意識は一つしかないんだから、同時に本体とサロゲートの二つの視覚を得るというのは、ナシです。

     もし、一つの意識のまま、二つの体を操作できるのだとしたら、絶対に変態行為に走る奴がいると思う(ぐふふ…)。

  4. すとん より:

    >アリサさん

    >話がずれるのですが、ハリウッド映画って、日本の漫画を題材にしたようなのが多くないですか?

     監督にもよりますが、ありますね。「アバター」のキャメロン監督とか「キル・ビル」のタランティーノ監督とか、「スター・ウォーズ」のスピルバーグ監督などは、日本オタクだと公言していますから、もちろんですし、アニメ映画のピクサーなどは、若手の監督やスタッフを日本のアニメ製作会社であるジブリに留学させて宮崎駿監督のところでアニメ修行をさせていますから、日本っぽい映画がハリウッドで量産されても不思議じゃないです。

     あと、公言しているかどうか、私は知らないけれど、あんなセンスだし、きっと、ティム・バートン監督は日本オタクだ思う(笑)。宣伝のためと称して、何度も来日してくる映画監督は、大半が日本オタクないしは日本大好き監督だと思います。で、なんでもそうだけれど、好きなものには影響を受けるし、似てくるわけだね。

     ちなみに「サロゲート」では日本の影響ってちょっと分からなかったですけれど、「アバター」は、まるでジブリアニメのようでしたよ。キャメロン監督作品だと知らずに見たら「おお、ついに、ピクサーが実写とアニメの融合を始めたか!」と思ってしまうくらいです。あと、ジブリ以外にも「エヴァンゲリオン」と「ガンダム」は確実にたっぷり入っていますね(笑)。

     「脳移植」はよく分かりませんが、なんかおもしろそう(不謹慎でゴメン)。楳図かずおが「洗礼」で脳移植の話を取り上げてましたね。映画化もされたのかな? 映画は見ていないから、よく分からないけれど…どっちにしてもホラーだよね。

     ホラーと言えば、ホラーもアニメ同様、日本製品が映画界でブイブイ言わせてますね。

     話を戻すと、今研究中の脳移植って、脳全体の移植ではなく、脳の部分移植なのかな? おそらく大脳に手を加えない限りは、人格は保たれるのでしょうが…簡単に想像はつきませんね。それで鬱が治るのなら、素晴らしいのですが、ロボトミー手術(鬱治療のためと称して、前頭葉の一部を切除するという手術)の件もありますから、脳を手術するというのは、抵抗あるなあ。

    >ピグは、芸能人のそっくりさんがウロウロしているのでおもしろいですよ。

     あ、やっぱり。いるんだ~。いるよね~、そりゃあ(笑)。

  5. とと より:

    この場合(コメント)の「アバター」は、映画のアバターではなく、言葉の意味どおりのアバター:化身のことです。。 見つめた先に自身があり、さらに、見つめられた自身が見つめている自身を見ている 合わせ鏡の中で自分を見つめて精神異常を起こしてしまいそうです・・ よくあるじゃないですか「動物を自身を鏡に写して見せる」と混乱するってお話です

    > もし、一つの意識のまま、二つの体を操作できるのだとしたら、絶対に変態行為に走る奴がいると思う(ぐふふ…)。

     変身願望のひとつかもしれないけれど@@;  身半分は生身じゃないですよ。。。。。。そうなると人格壊れてますよ><
     どんなになっても、いつまでも自分の心(精神?それとも魂?)は自分のままでありたい」と思っています

  6. すとん より:

    >ととさん

    >この場合(コメント)の「アバター」は、映画のアバターではなく、言葉の意味どおりのアバター:化身のことです。。

     失礼しました。

     ちなみに、私は、アバターな自分がリアルな自分を見ていても、全然OKだと思うよ。そこのところは、感覚の違いなのか、あるいは人間のタイプの違いなのかもしれないけれど、

    >見つめた先に自身があり、さらに、見つめられた自身が見つめている自身を見ている

     これはナシね。一つの心が二つの肉体を同時に動かすというのは、あったら素敵だけれど、まず無いから。だから“合わせ鏡”状態もナシ。我々の心はシングルタスクでしかないから、これはさすがに、いくら科学が進歩しても、人間が人間を辞めない限り無理ですね。でも、できたら楽しいと思う。

     もし、一つの心で二つの体を操作できるなら、私は喜んじゃうよ。それこそ「見つめた先に自身があり、さらに、見つめられた自身が見つめている自身を見ている」なんて、ワクワクものだよね。

     だってさあ、ステージで演奏していながら、同時に、もう一人の自分を客席に置いて、演者と観客の両方が同時に体験できるなんて、素晴らしいでしょう。もちろん、年老いたリアルな我が身を、若々しいアバターな自分が介護するなんて、良いね。他人の世話にならずに、自分の老年期をサポートできるなんて、最高だと思うよ。で、自分で自分の介護をしながら、自分の最後を自分で看取るなんて、ああ、最高だよね。そういう、人生の終幕を迎えられたらいいなあと、心の底から思います。…無理なんだけど。

     動物に鏡を見せる…というのは、よくやりますよ、私。過去に、犬とインコ(小鳥)と金魚にやってみせた事があります。

     金魚は何も起こりません。見事なくらいスルーです。動揺すらしませんね。

     インコは楽しそうですよ。たぶん同類がそこにいるってな感じで、たいていのインコが鏡で遊んでます。だいたい、ペット屋に行けば、小鳥用の鏡って売ってますし。たぶん、インコに限らず、たいていの小鳥が鏡が好きなんだと思いますよ。

     犬はあまり関心を示しません。たぶん犬は、視覚よりも聴覚や嗅覚が優先する生き物なんだと思います。だから、鏡には興味がなさそうです。

     ネコとかサルとかに鏡を見せたら、どんな反応をするでしょうね。たぶん、動物の種類によって、反応が違うんだろうと思います。

    >どんなになっても、いつまでも自分の心(精神?それとも魂?)は自分のままでありたい」と思っています

     そうですね、だからこそ、自分の心が他人に支配されないように、自分の心が誤った情報に操られないように、つねに知性をフル回転させて、情報の仕分けをしながら生きていかないと、他人に良いように操られ誤魔化され支配されてしまうと思います。

     この問題は、映画の話でなく、現実社会では頻繁に行われている事ですから、なおさら、注意していかないといけないと思います。

  7. とと より:

    > だってさあ、ステージで演奏していながら、同時に、もう一人の自分を客席に置いて、演者と観客の両方が同時に体験できるなんて、素晴らしいでしょう

    あはは、これは音速の遅延があるので、多少気持ち悪いかもしれないが、「あり」ですねw

  8. すとん より:

    >ととさん

     でしょ、でしょ。舞台と客席はアリでしょ。

     あと、思ったんだけれど、もしも同時に二つの体をコントロールできたら、それって単純に“人生の時間が二倍になる”って事でしょ。例えば、今は体が一つしかないから、日常生活が忙しくて、フルート吹いたり、歌を歌ったりという時間がきちんと取れないけれど、体が二つあれば、一つの体は日常生活を送り(こっちがアバターな自分だな)、もう一つの体で趣味三昧をおくる(当然、こっちがリアルね)なんてのが、できる。それは、人生を二倍楽しめて、超ラッキーだな。違う?

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