今年最初のフルートのレッスンに行ってきました。先生からのお年玉として、特別にレッスンを1時間に拡大延長していただきました。
まず、初っ端は、アルトフルートで遊びました。先生がおっしゃるには『おもちゃのようなフルート』との事でしたが、なかなかどうして、おもしろかったですよ。出ない音がいくつかある事(たぶんタンポがイカれているのだと思う)と、音程のコントロールがかなり面倒くさそうなのがマイナスですが、フルートアンサンブルなどで、低音の味付けみたいな使い方をする分には、お釣りが来るでしょうね。何といっても、野太い音が魅力です。
特殊管っておもしろいね。でも、私は、アルトよりも、バスの方が、好きかな?
さて、練習は音出しからです。最近、第三オクターブの音程のコントロールのコツのようなモノが分かってきたような気がするようなしないような感じです。経験を積んでいくことは大切なことです。
音出しが終われば、アルテです。今日はたっぷりアルテです。結論を言えば、アルテ11課の11番は不合格、一歩も進まず、でした。11番の右側のページの上段部分(33~60小節)に、たくさん注意をいただいたので、列記しておきます。
・休符が重い。休符はもっと軽やかに吹く(つもりで)。
・休符明けの音符が強すぎるので、譜面どおりに吹いても、そのように聞こえない。
・タンギングはもっとしっかりと。スラーは確実に。
・スラー後のタンギングは強すぎないように。もっと丁寧に。
・急がない、もっとゆったりと吹く。テンポが早くても、そのテンポに追われない。
・リズムを大きく感じる事。
・フルートではなく、歌のつもりで軽やかに、演奏する。
・「楽譜どおりの演奏」は横に置いて「音楽を奏でる」事に重点を置く。
まあ、とにかく、課題山積なわけです。特にアーティキュレーションに関する注意は山盛りでこぼれそうなくらいです。
今後の自宅練習の方法としては、ゆっくりしたテンポでしっかりと音楽にノって、スラーやタンギングに注意しながら、確実に演奏できるようにする事。テンポは45くらい(おっそーい)にして、一小節を一拍に感じて練習をしてくるように言われました。しかし、実はこれが、意外と難しいのだ。とにかく、運指とアーティクレーションの見直しからやらないとダメみたいです。
ひとまずこんなところです。実はまだまだ注意点と課題はあるそうですが、今日のところはかんべんしたろ、って感じです。
ここまでやって、まだレッスン時間が余っていましたので、先に進む(12課に突入する)か、別のことをするかと尋ねられたので、11課の11番を攻略せずに12課に突入するのは、なんとなくイヤンなので、別のことをお願いしました。
で、別の事です。
1625(クラシック的に書くと、I-VI-II-Vの和音進行ですね)の勉強をしました。具体的には、シド-♯ソラ-♯ドレ-♯ファソを体が覚えるまで練習すること。で、このフレーズはハ長調なので、これを全部の調性で練習して、1625の進行を体に入れるように言われました。
で、この1625の進行を延々とやったところで、この進行の上で、ハ長調のスケールを使ったアドリブをかまして遊ぶことにしました。
ううむ、とにかくノリが悪い私です。先生と同じフレーズを合わせて吹いてみても、明らかに私の方がノリが悪いです。その理由はタンギングが甘いからと、体の中でスウィングしていないから。
タンギングは要練習。スウィングはたくさんジャズを聴いて、体の中にジャズを溜め込まないとダメなんですよね。「クラシックとはノリが違うからね。そこは分けて演奏しないと…」との事です。
ああ、人生は勉強です。あ、次回はセッションレッスンです。楽しみ楽しみ。
蛇足。新年早々、先生のライブ(フルートとギターのデュエット、ジャンル的にはモダンジャズ)に行きました。知っている曲は一つもなかったし、何をやっているのかも皆目見当がつかなかったけれど、楽しかった。ほんの一年前だったら、きっと退屈しきっていたと思うけれど、分からないながらも退屈せずにジャズが聞けるようになった自分に驚き。少しずつ、耳がジャズ仕様になってきているのが、うれしいです。曲を知らないのは仕方ないけれど、せめて何をやっているのか分かるようになりたいです。
コメント
>ゆっくりしたテンポでしっかりと……
うん、練習では、これが大切ですよね。
つい、できるところは走りますもんね?(あ、人によるか…?)
“善福寺手帳”さんが2009/11/27付で“タレントコード”というのを書いてらっしゃるんですが、
「なるほど納得…」で、本当は書き出して目の前にでも貼っておくといいな、と思うくらいで。
いえ、私はもちろん超レイトさんなんで早くは弾けないですが、
娘のピアノ…ほんと聞いてて精神衛生上悪いですわ。
昨日も口ゲンカになってしまった…むぅ…
あ、別にピアニストに、なわけではないですが、
なにか、すべてに通じるじゃないですか?
できる問題じゃなくて
できない問題を丁寧に数こなしなさいよね〜!まったく〜!!!…みたいな…
>>ゆっくりとしたテンポでしっかりと……
あ、これもしかして人生に於いても大事??
オハーです。
>フルートとギターのデュエット、ジャンル的にはモダンジャズ。
凄く聴いてみたい。遠方だから無理か!まだ、相棒(ギター)が見つからずです。(悲)
ライブを聴きにいくより、演奏と飲み会が多くて無理か。
で、Hubert Lawsの「ALL SOUL」という曲を耳コピして、譜面に起こして(Finaleで)暗譜中ですけど、現在格闘中。(笑)
>うぉぉんさん
ううむ、私の場合“走る”と言うよりも“転ぶ”です。レッスンがあるからと言って、ムリムリに曲を規定速度で練習していくと、その速さに追いつけず、ポロポロとこぼしたり転んだり…です。もちろん“走る”ときもありますが、これもやっぱり練習不足の時で、これは指が動かないではなく、テンポをきちんとつかんでいないとなりがちです。落としたり転んだりは自覚症状で分かりますが、走るは自分ではなかなか分かりづらいので、メトロノームなどが必要ですね。
>“善福寺手帳”さんが2009/11/27付で“タレントコード”というのを書いてらっしゃるんですが、
さっそくググってみました( http://ze.blog2.fc2.com/blog-entry-1394.html )。チェロ愛好家の“善福寺手帳”さんが、「タレントコード」という洋書のご紹介をしていました。
>つっかえながら、間違えながら、注意深く、繰り返し練習すれば、一ヶ月掛かってできなかったことが一日でできることがある。そういう練習をたくさんする。
そうかもしれない。とにかく弱点を発見したら、その場で徹底的に弱点克服をする…というのは、学習の基本ですね。私は苦手の個所(1~4小節くらいの長さ)は、できる速さまで速度を落とし、そこできちんと5回連続してできるまで何度も繰り返し、5回連続してできたら、一段階速度をあげて同じことの繰り返しをし、元の速度まで戻る…というのをやってます。それでもなかなかレッスンまでにできるようにはなりません。
できる所を練習するのは楽しいけれど、できない所を練習するのは苦痛なものです。だから、子どもって「できないところを練習したがらない」んだと思いますよ。子どもは大人ほど、我慢強くないからね…。
>はっチャンさん
聞いてみたいですか…分かりました。では、メールしますので、よろしく。
>Hubert Lawsの「ALL SOUL」という曲を耳コピして、譜面に起こして(Finaleで)暗譜中ですけど
うわぁ、何気にすごいことをやってらっしゃいますねえ。私は「ALL SOUL」という曲を知らない(不勉強です)ので、さっそくググっしてみましたら、なかなか良い曲ですね。でも、これを耳コピーですか…、すごいなあ。私なら先生に「ALL SOULの譜面を見たいです」って頼んじゃいます。だって先生は大抵の曲の譜面持っているから(笑)。
Hubert Lawsは、オフィシャルサイトで、
楽譜販売してますよ。
残念ながら「All Soul」はないようですけどね。
http://www.hubertlaws.com/
販売
http://www.hubertlaws.com/store.php
> 1625(クラシック的に書くと、I-VI-II-Vの和音進行ですね)の
> 勉強をしました。具体的には、シド-♯ソラ-♯ドレ-♯ファソを
> 体が覚えるまで練習すること。で、このフレーズはハ長調なので
Rootへの音がmaj7ですね。
キーがCのダイアトニックコードの時は、
BC-(G)A-(C)D-(F)Gで
()の音がただのセブンスでもいいのかもしれません。
経過音的なクロマチックは良く使うので
AbA-DbD-GbGってのも
全然問題ないんですけどね。
ノリはスキャットができるタンギングを見つけるといいと思う。
前にちらっと話した分。
>ひょっとこさん
たぶん、半音上昇でやっているのは、ロマンチックという事もありますが、ただいま私、日々、クロマチックの練習をしておりますので、そこからの応用技ってことなんだと思います。たしかにスケールでやっても、良いかもしれませんね。そこは曲想に応じてって事なのかもしれません。
>ノリはスキャットができるタンギングを見つけるといいと思う。
おぉ、目ウロコです、感謝! 実は昨日の自宅練習であれこれタンギングの試行錯誤というのをしたのですが、その中で、割と調子の良いのがありまして、でもそれをうまく言語化できなくてイライラしていたのですが、言われると“スキャット”っぽいかもしれないです。
『タンギングはスキャットのノリで練習!』 しばらくポップス系の時は、この言葉を胸に秘めてやってみます。しかし…スキャットって、舌がベラボウに速く動かないとできないんだよ…って、そこはタンギングと通じるか(笑)。
レッスンお疲れさまでした。
私も一時間のはずでしたが、私の練習不足及び先生のネタ切れで30分どまりでした、あはは(^^;)
>一小節を一拍に感じて練習をしてくるように
これ、私も言われました。
でも私の場合、まずは指使いをしっかり覚えなくてはです(^^;)
>smilekumiさん
ちょうど同じところをやっているんですよね~。
11-11(旋律練習)は難しくないですか? 指を覚えてイザとやっても、リズムでこけて、リズムに乗れるようにする、次の指使いでコケて、終わりまでいくと、最初の方でコケて…。 指もリズムもOKって感じになったなあと思ったら、アーテキュレーションがダメダメで、それを修正したら、指もリズムもダメになって…。
一つやっつけても、すぐに別の問題が浮上して、まるでモグラ叩きのようです(笑)。
この11課、実は結構、大きな壁になっております。でもまあ、焦らずちょっとずつ、この壁をよじ登っていこうと思ってます。別に音大入試を受けるわけじゃないので、ユックリコツコツで行きますよ。お互い、頑張ってゆきましょうね。
はじめまして。フルートを始めて半年になります。今だに左の人差し指が立ってきて、ささえにならずフルートがずりおちそうになり、安定しません。汗でもささえられなくなって、今度発表会があるのですが、無謀だったかなとあせってます…。とにかく練習あるのみですね。賃貸でおもいきりできないのが難点ですが…ブログ楽しみにしています。
>ちーさん、いらっしゃいませ。
始めて半年ですか…まだまだ色々と大変ですよね。でも、楽しいでしょ。
>今だに左の人差し指が立ってきて、ささえにならずフルートがずりおちそうになり、安定しません。
老婆心で書きますと、左の人指し指は、フルートの支えには使いませんよ。フルートの支えは、基本形は三点支持なので、右親指・左人指し指の根元、アゴの三つで支えます。だから、左人指し指が立っていようと寝ていようと、フルートの支えには関係ありませんが…それが簡単にできないから、苦労しているんですよね。
フルートの構えは、根気よくやっていくうちに身につくのではないかと思います。実はフルート始めて1年半の私ですが、だいぶマシになったものの、まだフルートの構えがきちんとできているかどうか、不安な時がありますよ。最近、ようやくフルートの構えが安定してきたのを自覚し始めたところです。
私は他人よりも進歩が遅いでしょうから、あまり参考にならないかもしれませんが、フルートの構え、ひとつ取っても、そうそう簡単にできないと思います。一つ一つの技術を、ゆっくりと焦らずに習得するようにしてください。焦りは禁物ですよ。
ご自身でもおっしゃるとおり、練習あるのみです。私も頑張ります、ちーさんも頑張っていきましょう。
前回11-7と11-10が宿題となってしまった
まきりん。です(T_T)
11-10にいたっては、3つずつスラーをかけるという宿題をいただき、
ついには、楽譜にタンキングする音を赤丸でかこみ、
ひたすら練習しました。
なんとか形になってきたので、マルもらえるかな。
11-11、一年前の書き込みを読みながら予習しています。
すとんさんもがんばっているんだな~と思うと
励みになります(^o^)
…って11-11まで進むことができるんだろうか…
>まきりん。さん
あ、そうか。まきりん。さんも、私とほぼ同じ個所ですね。それは理由もなくうれしいです。
ううむ、でも、まきりん。さんのところは、一つの練習課題を複数のアーティキュレーションで吹き分けられないと合格がもらえないんでしたよね。それって、結構、ハードル高いと思います。
それぞれの先生のもと、お互い頑張っていきましょう。