体重:104.5kg[-0.1kg:-1.3kg]
体脂肪率:31.8%[+0.3%:-0.5%]
BMI:33.0[+-0.0:+0.1]
体脂肪質量:33.2kg[+0.3kg:-0.7kg]
腹囲:103.0cm[-0.7cm:-3.2cm]
[先週との差:2009年当初との差]
そふくしダイエット第37週目。ついに妻に言われてしまいました。「最近、太ったんじゃない」 先日も職場で言われました。「すとんさん、太ったわねー」 心が、かき氷用の長めのスプーンでサクっと、削られたような気がしました。
い、痛い。薄々は自分でもそう思っていたけれど、面と向かって言われると…(涙)。さあ、気を取り直して、今週のエッセイに行きましょう(苦)。
ある日、ふと思いました。「なぜ、マシューとマリラは兄妹なのか?」
マシュー? マリラ? はい「赤毛のアン」に出てくる、アンの両親代わりの兄妹です。グリーンゲイブルズの人たちですね。
なぜ、マシューとマリラは兄妹という設定なのか? おそらく、モンゴメリー研究家の間では決着済みの話題かもしれませんが、私は全然、門外漢なので、自分勝手に考えてみました。定説があったら、どなたか教えてください。
本題に入る前に言い訳します。私は、アニメを子どもの時に一回、大人になってからもう一回。それと「赤毛のアン(第一巻)」の日本語訳(たぶん掛川恭子訳)を大人になって一回、読んだきり(それも10年以上前)の、その程度の知識で話をしてます(汗)。
さてさて、マシューとマリラはなぜ兄妹? 普通に考えるなら、この二人は夫婦であって、おかしくないはずです。ですが、物語では、夫婦ではなく兄妹という設定です。それはなぜ? この問いに対する答えは、物語の外側からの答えと、物語の内側からの答えの二つがあると思います。
まず一つ目、物語の外側からの答え。それは、マシューとマリラが、もしも夫婦であったなら、二人の間に新たな子どもが生まれたりして、家庭の状況が変わってしまう事もあるでしょう。夫婦の危機もあれば倦怠もあるでしょう。そういう可能性を物語から排除し、ひたすら“アンの保護者”であるために、本来は夫婦の設定でもおかしくない二人から、性的な役割を取り除いた結果が、兄妹による家庭だったのだと思います。そういう意味では、桃太郎の両親がお爺さんとお婆さんに設定されているのと同じ理由です。
そして、ある意味、欠損家庭であるグリーンゲーブルズに、同じく欠けのある子(孤児)が加わることで、欠けのある者同士の家庭によって、反面的に家庭の存在感を際立たせるという、ちょっと込み入った物語の舞台装置を作者は用意したのだと思います。
もう一つは、物語の内側からの答え。なぜ、彼らは兄妹で暮らしているのか? そのためには、物語の中では語られない、彼らの両親や親戚について考えてしまいます。
グリーンゲイブルズの話には、マシューとマリラの両親の話は(たぶん)出てきません。親戚の話もなかったと思います。物語世界なので、言及されないものは、無しと判断していいと思います。、つまり、マシューとマリラは両親もなく親戚もいない家庭で、大人になったと考えられます。
親戚がいない事は、まあ良しとして、両親がいつの段階でいなくなったかは、大切な話なのかもしれません。
おそらく、二人の両親はマシューが一人前になるかならないかの時期に、いなくなったのだと思います。それはマシューが職業人としては自立しながら(おそらく父親から農夫として学べる事は学んだ後だと思います)も、人として多感な青年期に大きな出来事(両親の喪失)に出会い、その結果作られたのが、彼の非社交的な性格なのではないかと推測されるからです。そして、その性格と、まだ若い妹(マリラ)の養育と、保護者の不在とが、彼を結婚生活から遠ざけてしまったのだと思います。
一方、マリラは、そんな兄に恩を感じ、兄の生活を支えているうちに、婚期を逃してしまったのだと思います。
そんな、未来のない二人が人生の終盤を迎えるあたって考えたのが、自分たちの仕事を引き継いでくれる子どもの存在。だからこそ、最初に二人が望んだのが男の子であった事は無理のない事だったのでしょう。
そこへ、男の子ではなく、女の子…家を継ぐには不向きな女の子…がやってくる。だから物語として成立する。そういう事なんじゃないでしょうか?
なあ~んて事を、ふと考えちゃいました。乏しい知識を元にした、ほぼ、私一人の妄想なので、定説や異説があったら教えてください。
コメント
私、赤毛のアンもモンゴメリもダイスキでしたので、よく読みました。
昔は「大人になったらカナダに旅行しよう」って思ってましたから(笑)
とはいえ研究家ではないので、私の勝手な解釈ですけど、
アンは結果ギルバート・ブライスと結婚しますが、子供の頃はギルバートが赤毛をからかったことで犬猿の仲になりますよね。
友達から恋人同士になって結婚するって時に、本ではマリラの独白が入るんですけど、マリラはその昔ギルバートのお父さんのことが好きだったのに(しかも両思いぽかった)つまらないプライドが邪魔して結ばれなかったというようなくだりがありました。だからここで二人が結ばれてくれて、自分の昔の思いも成就したのだというような解釈だったと思います。
だとすると、マリラのギルバートの父への思いを貫かせるために、結婚させなかった、またはアンの父にあたる夫を作らなかった、という解釈もできますよね。
マシューが兄である必要、なんて考えもしませんでしたけど、まるで推理小説のようで楽しかったです^^)
久しぶりに読みたくなりました。
アンシリーズ、文庫で大人買いしようかな~。
でも文庫って字が小さくて(笑)だんだんキツくて^^;
>シラスマさん
>だとすると、マリラのギルバートの父への思いを貫かせるために、結婚させなかった、またはアンの父にあたる夫を作らなかった、という解釈もできますよね
ああ、そうですね。そういう事は思い至りませんでした。うん、これももちろんアリな解釈ですね。
私がシラスマさんのこの発言を読んで、おおっと思ったのは、シラスマさんは、アンとマリラの関係を主軸にして読まれているのかなって事です。「アンの父にあたる夫」という表現を使われているところを見ると、シラスマさんには、アンの母としてのマリラなんですよね。
私は実は、マシューとアンの関係を主軸にして読んでます。だから「アンの父」はマシューであって、マリラは母? 私にはマリラはあくまでオバサンであって、“口うるさい姑”兼“[家事関係の]家庭教師”のような存在かなって感じてました。
どちらにしても、マシューもマリラも孤児のような存在で、だから兄妹で力を合わせて生活してきたんだと思います。そこへ孤児であるアンが加わることで、お互いの欠けを補いつつ、一つの家庭を作る。これがグリーンゲイブルズの物語なんでしょうね。
>でも文庫って字が小さくて(笑)だんだんキツくて^^;
ははは、私はだいぶ前から、書店の文庫本のコーナーは素通りする習慣が付きました。
マシュー、マリラ、兄妹。
このキーワードで [E:flair] と来るくらいには、
赤毛のアンを読み込んでいます。
でも私も、余り専門的には読んでいません(笑)
シラスマさんとすとんさん、話の人物関係の主軸の捉え方が違うらしいというのが
とても興味を引きました。
私にとっての赤毛のアンの主軸は、アン自身が中心ですので…
孤児のアンが、同じく孤児? の大人2人の家庭に引き取られることで、
ありきたりな両親と子供…と揃った普通の家庭の幸せの中で生きるのではなく。
各自の立場を尊重しつつお互いに過度に寄りかかる事の無い
精神的に自立した暮らしを学んでいく中で、
一風変わった性格のアンが社会とうまく関わって行くようになる
成長物語、って感じです [E:coldsweats01]
うわ~、私の読み方って変??? [E:sweat01]
でもでも、私もアンほどではありませんが
子供の頃はかなりの空想好きでして…ちょっと変わった子
と言われたりもしていたので、つい自分に重ねてしまう点があって。
私自身はアンのような真面目な勉強家ではありませんでしたので、
結局正規の教師にはなりませんでしたけれど(笑)
こうして自分の知っている物語について
他の方のお話を伺うのって、とっても面白いですね [E:heart04]
私ももう一度、アンを読みなおそうかなぁ [E:happy01]
(ちなみに、私も最近は小さな字がちと辛いです・笑)
すとんさんたら私のプライベートを
ご存じであるかのような話題ですね。
赤毛のアンは去年が出版100周年だったので
ちんたらと読み始めてまして現在4巻目です。
10巻まであるのにー。
遠縁である双生児を引き取ることになりますが
この二人の子供がどういう間柄なのか
明らかにされず進行しているのが気になっています。
マシューはとてもシャイなので
あの性格では女性がゲットできなかったのかもなあ
となんとなく納得しておりました。
>はむはむさん
優れたストーリーと言うのものは、いかような読み方にも堪え得る物なのです。それゆえに名作と呼ばれるのでしょう。アンの物語は、読み手の数だけ、色々な読み方があるのだと思います。
おそらく世界中の少女はみな、アン・シャーリーなんだと思います。
>私ももう一度、アンを読みなおそうかなぁ
いいですねえ…私もかつては活字中毒者だったのですが、今はめっきり本が読めなくなってしまいました。これは視力と言うよりも、体力の問題かもしれません。読書は若いうちにしておかないといけませんね。
>うぉぉんさん
>赤毛のアンは去年が出版100周年だったので
え? それは知りませんでした。知っていたら、きっと自分の中ですごく盛り上がっていただろうなあ…。私は男ですが、一応、アンは好きですから(でも、一巻しか読んだことない:汗)。
マシューは確かにシャイですが、それだけなら、彼の事を気に入ってくれる女性も一人くらいはいるだろうから、そういう人と結婚しているだろうに、なぜ?…と思っていました。 地味で恥ずかしがり屋であっても、日常をマジメに生きている男なら、決して女性にモテないという事はないと思います。ですから、そんなマシューが独身でいるというのは、何か深いわけがあったに違いないと、物語を読んでいた当時からいぶかしく思っていました。
なるほどなるほど。
そうするとやっぱあれですかね。
男の孤児が欲しかったのにアンを連れて
帰ってきてしまったくだりでもわかるように
マシュウはお人よしなんですよ。
だから失恋してがっかりしている妹(マリラ)に
気兼ねして自分だけ幸せになって
なおかつ長男の権利を振りかざして
妹を家から追い出すなんてできなかったんですよ。
すとんさんがおっしゃるように
両親が早く亡くなったのは
背景にあるかもしれないですね。
ああ、なぜか俄かにマシュウ研究ですなあ。
>うぉぉんさん
私は「赤毛のアン」は大好きですが、やはり自分が男という事もあり、アンにしてもマリラにしても、その他の登場人物たちにしても、その大半が女性じゃないですか? その中で男と言うと、マシューとギルバートぐらいしかいないので、どうしても私の視点は「マシュー視点」とか「ギルバート視点」とかになりがちなんですよ。
と言うか、そうでないと、物語が分からんちんなんですよ。だってアンって、まるで女の子なんだもの(笑)。あれは、我々には全く理解のできない生き物ですから…。
マシューは、お人好しで、優しい、好男子なんですよ。マシューは“見守る男”なんだと思います。
西尾維新の小説(ラノベ?)でもマシューとマリラの関係は言及されてましたね
いわく、大好きな妹と二人きりで暮らし、赤毛の少女を養子にした勝ち組っていう解釈でしたよ。まあ、なかば冗談のような文脈で語られていたのですがそういう見方もあるんですね。
通りすがりさん
確かに、西尾維新の小説にも、マシューとマリラに触れている雑談がありましたね。あの小説の世界観だと、マシューとマリラは勝ち組なんでしょうね。
まあ、あの小説は、ジュビナイルですから、エロはあっても、セックスはないでしょ? セックスが無ければ、マシューとマリラは勝ち組って事です。まあ『赤毛のアン』自体もジュビナイルでしょうから、あれでいいんだと思います。
つまり、川から流れてきた桃太郎を拾ったのが、若夫婦ではなく、おじいさんとおばあさんだったと言うのと、同じ事なんだと思います。
いやなんで兄妹だと子供産まないとか未来が無いとか言ってんの
差別主義者の思想って本当気持ち悪いわ
前回は「ハンドルをコロコロ変える」と私に言われたので、今回は名前をわざと入れずにコメントしたようですね。ハンドルをコロコロ変えるあなたにとっては、名前が無いのも、一つのハンドルのつもりでしょうが、それではコメント整理上、不都合が生じますし、かと言って“通りすがり”さんと書くと、善意の通りすがりさんに失礼なので“××××”とさせていただきました。×が四つですよ、なんて、あなたにふさわしい名前なんでしょ(くすっ)。
それにしても、今回も見苦しいコメントですね。あなたの心の中の黒さが浮き上がるような××××なコメントです(くすっ)。
人間って、自分の中にあるものしか表現できないんですよ。“差別主義者”ですか? よほどあなたは差別をするのが、お好きなようですね(くすっ)。
それにしても、そんなに私がお嫌いなら、ここのブログを読まなければよろしいのに…。それなのに、毎日毎日、熱心に読んでいただいて結構なことです。立派なストーカーですね(くすっ)。私の事が愛しくて愛しくて、目が離せないのですね。私が何を書いているのか、毎日毎日チェックしてくださって、本当にありがとう(くすっ)。
なんで、あなたがストーカー行為に走るのか、私には理解できませんでした。まあ、日本人である私とあなたとでは、属してる文化圏が違うのですから、私に分かるわけないですね。
でも、ちょっぴり最近分かったので、ご忠告申し上げておきます。
あなたは、こうやって汚い発言を繰り返す事で、自分が目立ちたいのですね。某国の女性大統領のようにね。いつまでも「あいつが悪いんだ」と言い続けて被害者ぶりたいのですね。
そういうのって、日本人、キライですから。ここの読者の大半は日本人ですよ。あとは、日本にシンパシーを感じている外国籍の方ね。日本人と日本にシンパシーを感じている人は、あなたとはメンタリティが違います。あなたのそういう行動は、あなたのカブを下げ、悪いムシに取りつかれている私のカブが上がるだけです。
不愉快なだけの発言を繰り返していると、迷惑発言として、非公開にしますよ。
それに、しつこいオッサンは、私のようなオッサンばかりでなく、女性にも嫌われますよ、ほら、見に覚え…ないとは言わせないよ(くすっ)。