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掘っちゃダメ

 声楽のレッスンに行ってきました。
 新型コロナもだいぶ下火になってきたようで、Y先生の仕事もコロナで中止中止となっていたものが、どんどん復活してきたようで、それはとても良いことだなと思ってますが、先生ご自身は増えてきた仕事に振り回されているようで、ちょっと忙しさにカラダがついていけてないとグチってました。グチれるうちが華なんだよね。
 コロナが収まってきたのはうれしい事ですが、今度は世界中でサル痘が流行りだしてきたようです。ううむ、サル痘って何なんでしょうか? またあれこれ自粛生活が始まるのかしら? いやだなあ…。
 閑話休題。まず最初は例によって、ハミング練習からです。とにかく、響きを高く保つ事が大切です。響きは鼻の上へ、可能ならデコチンで響けばグーッ!です。大きな声は要りません。しっかり支えて発声する事と、息の通り道を確認する事が大事なのです。
 発声練習では、フレーズの出だしの音を掘らないように言われました。これは私の悪い癖なのです。フレーズの出だしをついつい掘ってしまうのです。
 それを防ぐには、声の前に息を先行して出す事とか、腹筋の支えを声に先行しておくとか、自分が天国にいるかのような気分で歌うとか、まあ色々な手段があるわけで、それらをしっかりと行っていく事が大切です。
 クチは決して横に開かない事…と何度も言われてますが、ついつい高音に行くほどに横に開いてしまう私なのでした。でも、横に開くと、声も開いてしまうし、高い音も出づらくなってしまうので、横開きは厳禁なのです。クチとノドは常に縦開きなのです。いや、縦に開くというよりも、感覚的には上に開く感じの方が良いと思われます。
 ついでに書くと、私はクチを横に開きながら上を向いて歌ってしまいがちですが、目線はやや下向きの方がクチもノドも上に開きやすいように感じます。結局、あれこれダメな私です。
 ノドを上に開くというのは、上に引っ張り上げると考えても良いのだけれど、あくまでも真上に引っ張った方が良いみたいです。私は真上というよりも、やや後方に引っ張っている感じに聞こえるようなので、もっと真上を意識するべきなのです。後ろに引っ張りすぎちゃダメなのよ。
 高い音に行けば行くほどに、ノドは脱力し、声は出るにまかせます。声を出そうと思っちゃなりません。

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