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一度合格した曲でレッスンを受けました

 昨年最後の声楽レッスンの続きです。まずはハミング練習からです。腹圧を高めて、声を上に突き抜けさせてから、前に出していく事を意識しながら発声をします。その際に、腹圧は高めるのだけれど、息の出し過ぎに注意をします。とは言え、支えはしっかりです。これが私には難しいのです。
 発声練習では、上アゴを意識的に開いていきます。クチは縦に開いていきます。常に声声よりも息を先行して流します。いつも言われている事ですが、その度毎に言われないとできないのが私です。
 シューベルト作曲は 7番「Ungeduld/苛立ち」です。この曲は前々回合格をいただき、前回のレッスンから 8番「Morgengruss/朝の挨拶」に取り組んでいたはずなのですが、先生がそれを忘れてしまわれた事と、私もうっかりしていた事などもあって、今回のレッスンでは7番を歌いました。
 私も自宅ではしっかりと8番の予習をしていたのに…ううむ、ぼやっとしているにも程がある、と後で思いました。
 7番は、さすがに一度合格しているので、1番から4番まで、途中、ちょこちょこ指導は入りましたが、通しで2回歌って、再度合格をいただきました。次回から8番です(汗)。
 とにかく、息を出しすぎないように歌う事。特にピアニッシモの部分をきれいに歌えるように心がける事などが注意されました。
 “ewig”の“e”は長母音なので「エ」ではなく「イー」で歌うべきなのですが、だから言って「イーヴィヒ」って感じで歌うのだけれど「イー」を日本語的な狭い母音ではなく、ヨーロッパ語の幅の広い声で「イー」と歌わないといけないので、クチビルではなく舌で構音しないといけないので、ちょっと面倒だなって思いました(コラッ!)。
 それにしても、前日まで自宅で熱心に復習していたのに、レッスンで違う曲になっても、何の違和感も感じなかった私は…それはそれで、どうしたもんだろうと思うわけでありました。
 さてアリアはヘンデルです。「セメレ」の「Where’er you walk/あなたがどこを歩くとも」です。今回でこのアリアは終わりになります。
 注意点は、子音を高めに歌う事。語尾の子音は、特に、上向きに発音する事。それらを行う事で、全体の音程が(驚くほど)良くなるのです。これは英語もドイツ語も同様です。
 カデンツァ…と言うか、アドリブは、ちょっとばかり大胆にやってやろうと思って、2回ばかり失敗しました。気持ちがメロディーから離れよう離れようとし過ぎて、現代的な和音になってしまいました。うむ、経験不足による失敗です。少し反省…と言うか、この曲を人前で歌うのは、私にとって、まだまだ難しいと思った次第です。

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