いわゆる医療従事者と呼ばれる方々の働きには感謝しています。
年が明けたあたりから、コロナが流行りだし、あれよあれよと言う間にオオゴトになり、それはなんだかんだ言って、今も続いていたりします。特に春の頃は、コロナ関係の患者さんが増えて、緊急事態宣言も出て、病院は逼迫した状態になり、昼夜分かたずの激務の上に、自分自身も感染する危険性があるなか、本当によく働いてくださったと思ってます。ほんと、感謝感謝です。
で、国(厚生労働省)は、そんな医療従事者に向けて「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」というのを交付する事になりました。一人あたり最大20万円まで支給されるんだそうです。よかったよかった。
ところが世の中、そんなよかった話ばかりではないのです。実は多くの病院で、夏のボーナスが大幅カットなんだそうです。いや、病院によっては夏のボーナスはカットどころか、無しというところも続出しているんだそうです。激務に耐え、感染不安とも戦って、それでボーナス無しとか…ふざけんなよって話です。
一例ですが、東京女子医大病院では、全職員対象で夏のボーナスは全額カットなんだそうです。それと関係するかどうかは定かでは有りませんが、この病院では400人以上の看護師さんが退職を希望しているんだそうです。ボーナスが払えないほど、経営的に逼迫している中、看護婦さんの大量退職は、もしかすると病院にとって一時的に、ありがたいのかもしれないけれど、そんなに大勢の看護婦さんが退職してしまっても、病院って、きちんと回るの? 看護婦さんって一度仕事を辞めてしまうと、なかなか復職しない/できないとも聞きます。それもあってか、看護婦さんって、いつでも人手不足でしょ?
新型コロナが流行り、人々は健康に気をつけるようになり、風邪などの日常的な病気にかかりづらくなり、町医者はめっきり患者さんが減ってしまったようです。また、リモートワークが増え、都会のオフィス街から人が大幅に減りました。オフィス街にある病院は閑古鳥が鳴いています。大きな病院はコロナ対応のために、コロナ以外の患者さんを断っています。その一方、コロナ以外の病気を受け入れている病院に患者があふれかえっているのかと言えば、みんな健康に気をつけているので、患者さんの数は少なめなんだそうです。また、慢性病の患者さんも、病院に行って院内感染になっても怖いので、薬をもらう間隔を広げて、なるべく通院しないで済むように気をつけているそうです。
そういうわけで、どの病院も患者が減っているんだそうです。税金で運営されている公立病院はともかく、民間病院は患者さんが減ると収入が減ります。病院の世界にもコロナ不況の風が吹いているわけで、どこの病院も経営的に厳しいんだそうです。あまりに苦しい病院は、ボーナスカットに踏み切らざるを得ないってだけなのです。
経済は大切です。健全な経営は社会の安全弁です。このコロナ禍で、多くの民間団体(会社・企業・病院等)が経済的な苦境に立たされています。失業者も大勢生まれました。まだ統計は出てませんが、おそらく経済的な理由による自殺者も増えていることだろうと思われます。
ま、病院だけの話じゃないのかもしれません。
Go to キャンペーンも東京が除外になり、国内旅行者の数もググと大幅ダウンだろうと思います。これまでも老舗旅館等が廃業してきましたが、その廃業速度が加速されていくだろうと思われます。小さな旅行会社もつぶれちゃうでしょうね。東京に限らず、全国的に団体旅行は控えて欲しいという話も出てますから、息も絶え絶えな観光バス会社は、これでトドメを刺されてしまうでしょう。
貯金とか節約とかしている場合ではありません。みんなでお金を使い合って、経済を回していきましょう。バンバン浪費をしましょう。それが我々の生きる道であり、勝利への道です。死神に殺される前に貧乏神に殺されていては、まったく世話ありません。このままでは、北朝鮮からのミサイルを待つまでもなく、日本人がバンバン自殺してしまいます。新型コロナによる恐怖反応って、ほんとヤバいって。
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