タイトル通り、最近、プラ管フルートのプラ子の調子が悪いのです。プラ子は、ヌーボ社製の廉価なプラスチックフルートです。製品名は“NUVO ヌーボ プラスチック製 フルート Student Flute FGSFBLK”と言い、価格は約1万5千円で、基本的にはメンテフリーな楽器で、いわゆるスチューデントモデルの楽器です。
見た目は安っぽいですし、実際廉価な製品なのですが、性能は値段の割にはしっかりしています。音程も操作性も合格ラインです。ただし、鳴らすポイントが狭い上に、息をうわばみのように飲み込んでしまうので、スチューデントモデルでありながら、本当の初心者には吹きこなせないかもしれません。そういう意味では、遊びで吹くためのフルートではなく、向上心あふれる上昇志向の学習者向けのフルートであり、ある意味、手強いコーチのような楽器です。
なので、私はこいつを練習用フルートとして愛用しています。ほんと、練習用としては、なかなか手強くて良いですよ。ですから、ほぼ、毎日のように吹いています。本妻であるアゲハ(アルタスの総銀フルート)は、自宅練習では、週に1回あるいは2回も吹けば良い方で、吹いている時間は、アゲハよりもプラ子の方が多いくらいです。
なにしろ、こいつで練習しておくと、レッスンなどでアゲハを吹くと、楽で楽で…。アゲハだって、他のフルート較べると、ツンデレ度が極めて高い、吹くのが難しいフルートなんですが、それ以上にプラ子を吹くのは難しく、こいつで鍛えられると、どんな楽器でも吹けそうな気がするくらいです。プラ子は、良い練習楽器として活用しています。
私は、こいつを書斎のフルートスタンドにいつでも差してあります。で、気が向いたら、すぐに手に取って吹いて、吹き終えたら、そのままフルートスタンドに差します。
片付けませんし、手入れもしません。気楽なものてすし、扱いはかなり雑です。それでも良いのが、この子の特徴です。
声楽が2ヶ月連続で本番だったため、その間、ちょっとフルートの練習時間が減り気味でしたが、声楽の本番も終わり、今までの分も含めて、少しフルートの練習時間を増やしているのが最近の私です。
で、フルートの使用量が増えたせいでしょうか…最近、プラ子の調子が悪いのです。
原因ははっきり分かっています。Aisキーにトラブルが発生しているからです。Aisキーですよ、Aisレバーじゃなくて、Aisキーね。
で、どんなトラブルが起こったのかと言うと、このキーの動きがとても鈍くなったのです。押えるのは良いのですが、そこから開放しずらくなった…と言うか、一度塞ぐと、キーが開くのに時間が掛かると言うか、もっさりしか動かなくなったって感じなのです。おそらく、Aisキーのタンポがキーホールのエッジに張り付くようになったみたいです。実際、ペタペタという音がしますしね…。張り付くというか粘着する? それですばやく開かなくなったようです。で、よく見ると、このAisキーだけが、他のキーと較べて、デフォルトの位置がトーンホールにやけに近づいているのですよ。つまり調整をして、もう少しキーとトーンホールの距離を開けてやれば良いのかもしれませんし、少し練習間隔をあけて、キータンポを乾かしてやれば、張り付きもしなくなるかもしれません。
…って原因は分かっているけれど、プラ子は毎日吹いているから乾かす暇がないし、キーの調整は自分でやるんだけれど、そのための精密ドライバーをどこにやったのか思い出せないし…。
という訳で、調子が悪い調子が悪いと言いながら、毎日吹いてます。あんまりAisキーの戻りが悪くてイライラする日は、Aisキーレバーを操作して、無理にAisキーを開いていたりします(ああ、乱暴だ!)
まあ、調子が悪いと書きながらも、このフルート、購入して以来、もう5年も経つんだよね。5年間、何のメンテナンスもせずに、毎日毎日の酷使に耐えてきたわけで、もうすでに減価償却はとっくに終えていると思うんだよね。ほんと、ご苦労様って感じです。新品に買い換えてもいいのだけれど、なんとなく愛着もあるので、まだ使い続けています。
まあ、本格的に調子の悪さに耐えられなくなったら、新品に買い換えると思います。これだけ安価な楽器なので、別に修理する必要ないよね。
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