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独学の薦め

 オトナが趣味で何かを始めようとした場合。例えば、私のように、歌を上達させたいとか、笛を吹きたいとか…他にも、絵を書いてみたいとか、小説を書きたいとか、ダンスをしたいとか…あるいは、ダイエットをするとか、ヨガとかエアロビをするとか…。とにかく、何か思い立って、それを行動に移そうと思った時にどうするのかと言うと…最近なら、まずはネットにアクセスして、それらのテーマに関するウェブページを読んで、見よう見まねから始めるんじゃないかな? ちょっと前だったら、本屋に行って、実用書のコーナーを漁って、自分の興味を満たしてくれそうな本を購入して、とりあえず本に書いてある通りの事をしてみるとか…そんな感じではないでしょうか?

 実際に自分も似たようなモノでした。中学生の時に(オトナじゃないけど勘弁)ギターを始めたのだけれど、楽器屋で適当な教則本を買ってきて、根性で最初から最後までやってみたら、ギターが弾けるようになっていました。

 私はコンピューターを、結構自由自在に取り扱っていますが、これだって誰かに習ったわけでなく、ひたすら、パソコン雑誌とソフトウェアの解説書とネットの情報だけを頼りに、ここまで上達してきたわけで、ある意味、私のコンピューター力は独学なんです。

 おそらく、多くのオトナが、学校や仕事以外で、何か趣味的なモノを始めようと思った時、まずはネットや実用書に当たって、そこに書いてあることを参考に、見よう見まねでマネをして始めてみるのではないかしら? そして、それって、実は“独学の第一歩”なんだと思います。

 最初は記述通りに見よう見まねで行って、面白ければ、更に前に進み、思ったほど面白くなかったり、大変だったりしたら、そこで辞めてしまう…学習の第一歩が独学であれば、始めるハードルも低く、途中で辞めるのも簡単です。簡単どころか、「ちょっとお試し」的な気分で、最初っから長々とやるつもりがないから、ハードルは低ければ低いほど良いわけで、そういう点でも、まずは独学で始めると言うのは、気楽で良いのです。

 何事も、見ると聞くでは大違いなわけで、外から見れば楽しそうでも、実際に楽しいかどうかは、やってみなければ分からないわけだし、他人には簡単でも自分には合わないことや、自分の隠れた才能を引き出せる事もあるわけだから、気楽な気持ちで、新しい事にチャレンジできるのは大切な事です。

 そこで、周囲に気を使わずに始められて恥ずかしくない独学は、本当にもう、ベストなチョイスなわけです。

 だから、きっかけなんて、何でも良いのです。「ちょっと面白そうだ」「なんとなく楽しそうだ」「自分でもできたらいいなあ」といった程度の興味関心で良いのです。とにかく、一歩を踏み出してみましょう。そこで新しい自分を発見できるかもしれません。そのために、独学でちょこっとだけお試しでやってみる…というのは、とっても良い事だと思いますよ。

 さあ、何でもいいから、レッツトライ!

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。

    > 独学の薦め

    小中高大学で教わったことで今でも気にしていることって何があるんだろうっていうくらいです。
    義務教育の教科書は今は手元には全くなく、記憶もほとんどありません。高校の先生の話で記憶にあるのは、R.ファインマンの名前くらいです。
    こちらが亡くなるまでには古典となっているR.ファインマンの論文あたりは一通り理解したいとおもう程度の理系落ちこぼれです。

    フルートはブランクもありましたが会社勤めより長くなりました。
    フルートの練習は平日カラオケでさらおうかと考えても予定も立てられず、結局土日の数時間です。レッスン通っていた時期もありますが、いろいろありすぎて再開しようとしても準備さえ大変で予約の連絡さえとれません。
    これで現状維持できているのかかなり厳しいです。公開レッスンとかコンクールとかで纏めて聴けたのでレッスンも含めて参考にはなっていますが。

    自分で受け止めたことをどこまで消化するか、消化するところに重点を置けばほぼ独学の世界になってしまいそうです。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     そうですね…忙しい人が何かを学ぼうと考えると、どうしても独学になってしまうかもしれません。学ぶという事は、突き詰めて考えると孤独な作業になりかねませんからね。実際、私もあれこれ独学で身に付けた事って…たくさんあるなあ。特に仕事関係の事は『習うより慣れろ』という部分があり、自分で試行錯誤しながら身に付けた事なんて、独学を実践していただけなのかもしれません。

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