フルートのレッスンは…今回は、私ではなく、先生の都合でなくなりました。私の方は、うまくスケジュールをやりくりして、レッスンにイケるように準備万端整えていたのですが、ダメでした。なんかも、フルートのレッスンとは縁が切れてしまったのかしら? 決して、フルートへの情熱が冷めてしまったわけではないのですが、なんか変だな。
とりあえず、今週もレッスンがないので、フルートエッセイ(もどき)でお茶を濁すことにします。
さてさて。日本では、来週になると、消費税が5%から8%に上がります。なので“駆け込み需要”とやらで、皆さん、大きな買い物や、大量の買い物をなさる方が大勢いらっしゃいます。テレビのニュース番組でも、カートにいっぱいの商品を詰め込んでいる買い物客が取材されていたりします。
でもね、家とか土地とかマンションとかの本当の高額商品を買うなら分かるけれど、日常雑貨程度なら、たくさん買って、買いだめをして、部屋を狭くするくらいなら、必要なモノを必要な時に必要なだけ買う方を選びます。
そうでなくても、物に埋もれた生活をしているんだから、できるだけ物は買いたくないんです。
それはさておき、フルートは、さすがに高額商品だと思います。フルートを買い換えるつもりがあるなら、消費税が値上がりする前に買ってしまえ!という方の気持ちは分かります。総銀フルート1本、約100万円だとしたら、税金が5万円で済むところが8万円もかかるわけです。差額が3万円もあります。さすがに3万円という金額を無視できるほどの金持ちではありません、私は。
まあ私は、当面、フルートを買い換えるつもりはないので、安穏としていられますが、もしもフルートを買いたい病にかかっていたら、きっと4月前に「えいやー!」と買ってしまっていたことでしょうね。
それにしてもフルートって、なぜか定期的に買い換えたくなりませんか? 私は、最近はそうでもないのですが、やはり何かの拍子で急に「フルートを買い換えたい!」って思います。別に今のフルートに不満はないのにね(笑)。
ゴールドの音はあまり好きではないのに、なぜか「ゴールドフルートが欲しいなあ…」って思ってみたり、大好きなバイノンの音源を聞いて、うっかり「バイノンが使っているPSモデルに買い換えちゃおうかな」とか思ってみたり、ちょっと疲れることが続いて、フルートを吹いていても、アルタスフルートの難しさに辟易しちゃうと「いっそアルタス以外のメーカーに乗り換えてみても面白いかな」なんて浮気心がウズウズしたり、フルート買換えのスイッチなんて、どこでどう入るか分からないものです。
でもなんか、定期的に「フルート、買い換えたいなあ…」って思うんですよ。歌と違ってフルートは楽器の買換えができるんですよ。歌は、好きであれキライであれ、自分の声でしか歌えないので、諦めるしかないのですが、フルートは楽器を買い換えることができるだから、楽器を買い換えなきゃ損だとか思ったりするわけです。
皆さんは、どんなことがきっかけで、フルートを買い換えたくなりますか?
ちなみに、私の場合、H先生に「フルートを買い換えたいのですが…」なんて相談をしたら…きっと「フルートの買換えなんて、まだ早い。もっと練習をする方が先だ!」って絶対言いそう。で、たくさんたくさん練習して、買換えしてもいいですよとなっても、では何に買い換えたら良いでしょうかと尋ねたら「ムラマツの9Kがいいですよ」と絶対言われそう…。まあ、ムラマツの9Kは良いフルートだろうけれど、なんか趣味っぽくないフルートなので、触手が動かないです。9Kに限らず、ムラマツって“道楽の玩具”と言うよりも“きちんとした実用品”って感じがして…なんかねえ、遊び心が見えないんだよね。。
だって、私は道楽でフルートを吹いているんだから、買い換えるなら、道楽者にふさわしいフルートに買い換えたいですよ。だから、ムラマツじゃないんだよね。
ところで、いったい、どれだけの人が、この1~3月の間にフルートを購入したんでしょうね、きっとたくさんの方が総銀フルートあたりを買われたんじゃないかなって思います。
世間では、駆け込み需要で買い物が増えた分、四月になると、売り上げがガックリ減ってしまうそうで、戦々恐々としているお店もたくさんあるそうですが、フルートに関しては、それはあんまりないでしょうね。
と言うのも、フルートが一年で一番多く売れるのは、何と言っても、4月~6月の春なんだそうです。いわゆる、吹奏楽部のフルートちゃんたちが楽器を新規購入するのが、この時期ですからね。日本全国、この春先がフルートが一番多く売れる時期なんだそうです。だから、消費税の影響で、売り上げが落ちるということは、フルート業界に関しては、あまり無いんじゃないかな?
とまあ、グチグチ書きましたが、要するに「消費税増税には反対です」ってことを、穏やかに言いたかっただけです。
いっそ、消費税を廃止して、昔のように贅沢品にだけ税金をかける“物品税”の復活を望みます。もっとも、そうなったら、フルートってうんと税金がかかってしまい、簡単に買い換えることでできなくなるかもしれませんね。でも、それもまたいいんじゃないかな?って思えるようになったのは、私が年を取ったからかもしれません。
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コメント
えーと、高校入学とともに買ってもらったサンキョウのアーチストというフルートは
25年使いました。
現在も現役です。いまお友達のところに出張に行ってます
その後に自分で買ったのは、どうしても欲しかったムラマツEX(H足)
グレードダウンしてしまいました
これは今使ってる中古のムラマツのADを買った時にEXは売ってしまいました
去年の暮れに道楽で1980年もののヘインズ買っちゃいました
アンサンブルもやるのでアルトフルート(これはパールの一番下のです)も持ってます
相当な道楽ものですね
びーすけさん
いいじゃないですか、グレードダウンしても、ヘインズ買っても。そこが道楽者の楽しみってモンです。道楽は、道楽だと自覚していれば、そんなに大きな罪にはなりません。いけないのは、自覚のない道楽者です、これはうっかりすると身を滅ぼします。びーすけさんも私も、道楽しているという自覚があるのですから、大丈夫大丈夫。
それにしても、高校入学と同時にアーチストですか? 親御さんに感謝ですよ、まったく恵まれているんだから(笑)。
こんばんは。
> それにしてもフルートって、なぜか定期的に買い換えたくなりませんか?
一時期、このパターンにはまっていました。
こちらは免許は持ったことさえないので、車の買い替えもなくて、まあいいっか、という程度の出費とおもっていました。リサイタルに行くと感動してしまい、この楽器を使うとこんな感じになるのか、と妄想ばかり膨らみました。NTT株が14Kフルートになった件は以前コメントした、かもしれません。当時金銭感覚が変わってフルートの価格にはビックリしなくなりました。かみさんには弦楽器でなくてよかった、と言われましたが、まさにその通りです。
今使っている楽器はたまたま店頭で10年くらい前に出会って、使い続けています。
フルートのリサイタルは一時期よく通っていましたが、最近なぜかアンテナ張ることもなく、元師匠のリサイタルさえ見逃してしまいました。
この年になると、今の楽器で十分ですし、週一しか吹かないのに、新しく買い替えて一から全部やり直す気合いがありません。
> “物品税”
消費税になる前は物品税だったはずですが、記憶にありません。
物品税のwikiでは盧溝橋事件からの日中戦争の経費のために1937年設立された北支事件特別税のひとつの物品特別税が前身、ということで源泉徴収と同様、戦費調達の一環だったのでしょう。
消費税があがるのは直間比率がどうこうとかいう議論らしいですが、わかりません。
買い物も10年以上使っていたクーラーの暖房が故障して、3月中に頼んだくらいで他は何も変わりません。地デジのエコポイントのときはエコポイントもらえるように買い替えましたが、その後の暴落はビックリしました。
アベノミクスは2%のリフレを目指す、はずだったと記憶がありますが、いまだに社会科学関連はほとんど理解できません。
tetsuさん
>当時金銭感覚が変わってフルートの価格にはビックリしなくなりました。
そうそう、フルート欲しい病にかかると、金銭感覚が変わるんですよね。100万円程度なんて、端金に感じたりしてね(笑)。本当は100万円だって、結構な大金なのにね。フルートは、洋銀製スクールモデルだって、一般的な感覚で言えば、かなりの高額商品だと思います。頭部管銀のモデルなら、15万円とか20万円とかするでしょ。下手すれば、このくらいの月収の人だってたくさんいるわけだし、ほんと、大金ですよ、でも、これが安く感じるんだから、不思議ですって。
その一点だけを取り上げても、フルートって、道楽なんだと思います。
>地デジのエコポイントのときはエコポイントもらえるように買い替えましたが、その後の暴落はビックリしました。
でしょ? だから私は、買いだめに走らないのです。どうせ、消費税が上がると、反動で売値が下がるはずですからね。何事も、焦らない、慌てない、踊らされない、です。