前回の金魚記事で「タニシがデカくなりました」と書いたけれど、あれから数日たって、水槽を観察してみると、大きかったタニシがさらに大きく育っていました。
あの時は“ほぼ3cm”だった貝が、今では4cmオーバーですよ。もはや、カタツモリ並の大きさです。それも“大きめな”カタツムリぐらいの大きさがあります。
水槽内の全部のタニシがこうなっているのではなく、大半のタニシは1cm程度しかなく(ヒメタニシとしては標準的な大きさ)、最初に我が家にやってきた時と比べて、同じかほんの少しだけ大きく育った…程度なのですが、その中の2匹だけが、唐突に巨大化しています。
もしかすると、この2匹だけ、ヒメタニシじゃないのかもしれません。要観察です。
そんなわけで、でっかいタニシを観察して気付いたことは、この2匹だけ、なんか妙に貝の巻き方が違うんじゃない?ってことです。
例えば、貝が3段巻いていたとします。大抵の子は、その3段が均等感覚で巻いているのだけれど、あの2匹だけは、最初の1段目で全体の7割を占め、次の山もほとんどが2段目で、3段目はほんのちょこんとだけ付いているのです。
明らかに違うよね…。
なので、ググってみたら、あの2匹の特徴に当てはまる貝がいました。それは“ジャンボタニシ”です。まあ、ジャンボタニシというのは俗名で、正式名称はスクミリンゴガイなので、あの大きな子たちは、つまりタニシではなくリンゴガイって事になります。
ううむ、本当にそうなのかな? 確かにあの2匹は、大きいし、貝の巻き方はタニシっぽくないし、触角だって長くて、確かにリンゴガイっぽいんだけれど…。
ちなみに、あの2匹がジャンボタニシだとしたら…ちょっと心配です。と言うのも、ジャンボタニシには寄生虫がいるし、卵には猛毒があるからね。つまりペット向きではないのです。寄生虫に関しては、触らなければいいんだし、卵は見事なピンク色なので、それを見つけたら排除すればいいだけなんだけれど…ねえ。
ただ、見ていて面白いですよ。あの子たちは、タニシよりも活発だし、移動速度は速いし、可愛いです。まあ、縁があって我が家にやってきたので、最後まで飼ってやっても良いとは思ってます。
で、このジャンボタニシたちですが、見ていて分かったのは、タニシとは違って、カタツムリのような頭があるね。球体のようなパーツに、長い触覚が2本(1対)と大きなクチが一つあります。案外、可愛いです。そして泳ぎます。魚のようにスイスイとは泳ぎませんが、漂っているのか泳いでいるのかの厳密な判別は難しいのですが、フワフワと水中を移動していますので、私は泳いでいると判定しています。
一応、本体には神経毒があるようですが、焼けば無毒化できるそうだし、そもそもは食用貝として日本にやってきたようなので、直接触らないこと、生食さえしなければ、特別な危険はないと思われます。
ただ、死んだ時に、その死体を金魚が間違って食べたら…金魚も死んじゃうかもしれないけれど、そうなったらそれはそれまでと考えるべきだろうなあ。
まあ、確定ではないけれど、あの大きな2匹のタニシっぽい子は、たぶんジャンボタニシこと、スクミリンゴガイなんだろうと思います。
ひとまず、ウェルカムだよ。
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