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歌劇団、始動!

 いよいよ歌劇団の練習が始まりました。創設メンバーは、ソプラノ2名、メゾ2名、テノール1名、バリトン1名、ボーイソプラノ1名の7名に指導者1名の、たった8名の弱小団体ですが、ひとまず立ち上げて、始めてみました。そのうち、おいおいと人数も増やして、色々と整備していきたいと思ってます。

 まずは、記念すべき初回練習の記録&感想を書きます。

 集合して、最初の15分は各自でストレッチ。ストレッチが終わったところで、いよいよ練習開始です。

 最初は筋トレ。歌うために必要な筋肉を作るための筋トレです。呼吸に関する筋肉(背筋、腹筋をはじめ様々な筋肉)を刺激していきます。そのいくつかは、キング先生の指示で毎日やっている運動ですが、それでも結構、キツかったです。

 筋トレでヘトヘトになった後は、歩き方の練習。発表会の直前に教えていただいた、舞台を歩く時の歩き方、って奴を再度教わりました。で、みんなして、練習会場をグルグル歩き待って、体に叩き込みます。

 次は発声練習。最初は声に気をつけて、立ち止まって練習。それが一通り終わると、今度は歩きながらの発声練習。ほら、オペラをやるなら、動きながら歌うことが多いので、そのための練習です。さっき習った「歩き方」を意識しながらの発声練習です。

 散々、歩き回った後は、立ち止まって、カデンツァの練習。ここまでで約1時間。

 休憩時間は、今後の方針ややりたい曲など(つまり“夢”ですね)をザックリと語り合いました。

 後半は、三部合唱版のコンコーネを使って、(各パート2名ずつに分かれて)合唱の練習。これは今後行う、重唱の練習の予備練習みたいなものです。普段は個人レッスンが中心のメンバーばかりなので、ハモる感覚や他人と一緒に歌う感覚を身に付けましょうと言うのが目的です。

 とりあえず、コンコーネの1&2番をやりました。当然、初見大会から始めました。

 私は男声パートという事で、バリトンのメンバーと一緒に一番下のパートを歌ったわけだけれど、このパートは半分以上が五線の下の音で成り立っているので、テノールの私には、あまり歌える箇所がありませんでした。だって、明らかに音域が合わないもの。テノール音域の低音ドだって、まだ低くて厳しいなあと思っているのに、その下のシとかラまで使って歌えと言うわけです。そりゃあ、かなり厳しい。五線下のソなんて、たぶん今までの人生で、そんな低音、出したことすらないんじゃないかと思いました。

 はっきり言って、音域外の低音は、いくらその気になって出そうとしたところで、音程も当たらなければ、声も響かないわけです。

 普段のレッスンでは、先生から「低いところは歌わずに捨てていこう」と言われている私ですが、低いからと言ってドンドン捨てていったら、ほとんど歌うところがなくなっちゃいます。それでは、二人で一つのパートを歌っている意味もなくなるので、当たらないし響かないけれど、それでも低音をちょっと頑張って歌ってみました。

 バスパートを歌うにあたって、先生がおっしゃるには「テノールって、時々低い音を歌わされる事もあるから、たまには低音もいいでしょう」と言われました「でも、低いところは無理をしないでね」とも言われました。捨てないまでも、あんまりしっかり声は出さなくていいですよって感じです…が、こんな低い音、しっかり出そうとしても出ませんって(汗)。

 でもね、いくら出ないと分かっていても、譜面を渡されたら、魂がウズウズして、やっぱりきちんと歌いたくなるでしょう。で、ちょっと無理して、低音を頑張って歌ったら、あっと言う間に高いメロディが歌えなくなりました。これには驚き。練習の途中でパート替え(一応、全部のパートを歌いました)をして、メロディを歌った時、その直前まで低い音を歌い続けたため、完全にポジションが低くなってしまったのでしょうね。五線の上の方(“五線よりも”ではなく“五線の”上の方ね)では、首を絞められるような声になっちゃいました。やばいやばい、練習とは言え、あんまり低いところを歌っていると、途端に高いところは歌えなくなるなあ…。気をつけないと。

 あと、低い音は、普段出さない声という事もあって、無理をしなかったつもりですが、それでもノドに負担がたっぷりかかったみたいです。練習終わった後、ちょっとノドが痛かゆかったです。やっぱり、私は五線より低い音は、真面目に歌うべきではないかもしれないなあ…。

 で、そんなこんなで、初回練習は終わり。後半も練習時間は1時間程度でした。

 宿題が出ました。コンコーネ3番(もちろん合唱版)の譜読み。各自、すべてのパートに目を通しておきましょうとの事です。

 それと、今回はコンコーネだけでしたが、次回からは、普通の合唱曲も練習しましょうというわけで、源田俊一郎さんの「混声合唱のための唱歌メドレー ふるさとの四季」をチマチマとやる事になりました。歌劇団でやるんですから、もちろん、少人数の合唱のような、重唱のような、そんな感じで歌っていく事になります。混声合唱曲ですし、テノールは私しかいないので、私が一人でテノールパートを歌っていくことになります。怖いけど楽しそう。

 そんなわけで、立ち上げたばかりの歌劇団ですが、当面は、歌劇(ミュージカルを含む)をするために、必要な体作り&テクニックの研鑽を中心メニューに置いて地道に練習を重ねていくことになるでしょう。

 でも、少人数で行う合唱も、なかなかおもしろいものです。

コメント

  1. Cecilia より:

    おお~っ!
    ついに始動ですか!
    頑張ってくださいね~。
    筋トレの話を聞くたびに特に何もしてない私は焦ります。
    それと下まで読んで思わずすぐにコメントしたくなったのは(実は更新を先にして午後にコメント・・・と思っていました。)、源田俊一郎さんの「ふるさとの四季」のせいです。
    これ、私は同声(女声)合唱版で持っていますが、幼稚園のPTAコーラスで歌うために買ったものです。
    これ「ふるさと」で始まって春~冬までの歌を挟み、「ふるさと」で終わりますよね。
    四季の歌を全部歌ってもよし、春だけとか秋だけとかでもいけるし、なかなか便利な楽譜だと思っています。
    ・・・で例の少人数アンサンブルで慰問用に使っております。
    12月の慰問では「ふるさと」~「冬景色」「ゆきやこんこ」~「ふるさと」でいきました。
    今度は「朧月夜」から「われは海の子」までの予定です。
    でも慰問ではキーボードを使うしかなく、伴奏がかなり不満です。

  2. すとん より:

    >Ceciliaさん

     ようやく、活動をはじめました。がんばりますよー。

     「ふるさとの四季」はよく見かけるような気がします。以前、ちょっと、メサイアを歌おうかなって思って、見学に行った合唱団でも練習していました。慰問には、良い組曲ですね。

     少人数アンサンブル…今はウチも、歌劇団と名乗っているものの、その実体はまだまだ“少人数アンサンブル”って感じです。いや、歌に特化しているので“少人数合唱団”かもしれません。本番の舞台には、もう少し人数が必要ですが、最初は欲張らずに、まずは仲間意識と結束力を固めていきたいと思ってます。

     合唱曲を少人数で歌うのは、楽しいですね。スリリングですね。合唱なのに、他人に頼ることができませんから、緊張感はソロ並なのに、出来上がりはきちんと合唱ですから。一粒で二度美味しい、なんとか見たいなものです。

  3. すとん より:

    >Ceciliaさん

     追加レスです。

    >でも慰問ではキーボードを使うしかなく、伴奏がかなり不満です。

     楽器店に行って、最近のキーボードを試奏してみてください。値段にもよりますが、なかなか良いものも多いですよ。少なくとも、音質に関しては、素人耳ではピアノにしか聞こえない音を出すものも、いくつかあります。

     あえて難点をあげるなら、音量ですね。特に良いモデルほど音量が小さかったり、アンプ&スピーカーが、いかにもオマケ程度だったりするところでしょうか?。その手の良い音質のキーボードは、PA使用が前提なので、別途アンプが必要なんです。

     良さ気なキーボード&キーボードアンプの組み合わせでいけば、案外使えると思います。問題は…先立つものでしょうね。

     裏技としては、キーボードだけ購入して、その音をマイクで拾って拡声するという方法もあります。

  4. Cecilia より:

    上のコメントしか見ていませんでした。
    他の方のコメントが見たかったのですがもう一度来てみてよかったです。

    先立つものがないので当分無理ですが、いずれ買うつもりです。
    でも普通のピアノのようなペダル(ダンパーペダルの役目を果たすもの。それだけですけれど。)もつけられるものを・・・と思うとハードルが高いのです。
    メンバーは皆その手のキーボードが必要な人ばかりなのですが、誰が先に買うかと思っています。(笑)

    とにかく「ふるさとの四季」にしてもペダルが使えないと結構辛いものがあります。

  5. すとん より:

    >Ceciliaさん

     ダンパーペダル(のようなもの)は、たいていオプション品として用意されていると思いますよ。なので、ダンパペダルの有無ではなく、オプションとして用意されているかどうかで検討すると良いでしょうね。特に、価格の手頃なものほど、必要な機能を切り離して、オプション提供にするものですからね。

    >メンバーは皆その手のキーボードが必要な人ばかりなのですが、誰が先に買うかと思っています。(笑)

     な~るほど…。その団体が半ば恒久的なものなら、みんなでカンパしあって、団体の所有物にすればいいのだけれど、まだ色々と固まっていない団体だと、誰かの個人持ちってした方がすっきり行くんですね。そりゃあ難しいね。

     でもまあ、キーボードなんて、団体持ちが妥当な線じゃないのかな?

  6. みるて より:

    いいですねぇ歌劇団。
    とってもうらやましい環境だなぁと思って拝見いたしました♪
    ゆくゆくはオーケストラとかダンサーとか衣装さんとか衣装さんとか照明さんとか、小規模でもいろんなジャンルの仲間が集うといいですね。
    夢は大きく!劇団も大きく!
    そしてすとんさんのタイトルロール!(なにがあるかしら?)
    こけら落とし公演の告知楽しみに待ってます[E:virgo]

  7. すとん より:

    >みるてさん

     一応、デビュー曲の演目は大雑把に決まってまして、残念ながら私はタイトルロールではないのです。ま、その代わり、ウチの花形プリマ(って、誰?)がタイトルロールを務めますので、私は余裕で敵役などをやるつもりでおります(笑)。

     ま、決まっているのは、演目だけで、どこでやるかとか、いつやるかとかは、まだまだ未定なので、全然告知できませ~ん。

    >ゆくゆくはオーケストラとかダンサーとか衣装さんとか衣装さんとか照明さんとか、小規模でもいろんなジャンルの仲間が集うといいですね。

     いや、ほんと。ゆくゆくの話ですが、そうなってくるといいなあと思います。特に、衣裳さんは切望します! 何が大変って、衣裳と小道具&大道具が大変でしょ。ま、小道具はアリアリのものを使って済ますこともできるし、大道具はナシという荒技もあるけれど、さすがにオペラの類を普段着では…ねえ、ちょっと無理でしょ。やっぱり、せめて衣裳だけは、どうにかしないと。現実問題は、団員たち(一応、歌手です)がお針子仕事をするしかないんだろうけれど…。

     ま、立ち上げたばかりなので、まずは“団の存続”が最初の目的です。最初から、欲張ったり、身の丈に合わないことを始めると、ポシャったり、分裂したりしちゃいますから。

     まずは、無理せず、楽しく、夢見がちに、やっていきたいと思ってます。

  8. はっチャン より:

    新しい団のスタート、おめでとうございます。以前に所属してた吹奏楽団が新たにスタートを切ります。自分はビックバンドで忙しいので、陰の正団員(宴会部長)でという形で団長に納得してもらいました。後、練習時の要望も申し入れをしました。年間4回のイベントのスケジュールを計画しているようです。イヤー良かった![E:happy01]
    自分のビックバンドはモウ9回ライブがあります[E:crying]。

  9. すとん より:

    >はっチャンさん

     ありがとうございます。どんな組織団体であれ、立ち上げと言うのは、色々と大変だと思います。軌道に乗るまではウカウカしていられません。

     それにしても、ビッグバンドで9回、ブラスバンドで4回、合わせて13回もステージがあるんですか? ほど、月に一度の割合ですね。売れっ子ですね。それにしても、そんなにたくさんステージやって、大丈夫ですか? 余計なお世話ですが、疲れませんか?

     あ、そうか、いくら疲れても、本番の数だけ、宴会もあるから、大丈夫か(笑)。

  10. YOSHIE より:

    “ネ兄!!”過激…じゃなかった…歌劇団始動!!ですッ。
    パン、パン、パ〜ン!(あ、クラッカーです)
    なんか、こう…いいですねぇ、春だし…うん、うん

  11. すとん より:

    >YOSHIEさん

     いいでしょ。とにかく海のものとも山のものともつかぬ歌劇団ですが、なんか楽しい事ができそうで、ワクワクしています。

     そういえば、初回練習の時に、クラッカー鳴らすの、忘れてた(笑)。あ、写真も取らなかったな。写真を撮っておけば、よかったな。、ちょっと後悔です。

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