「ポピュラー音楽はナメられているんじゃねえ?」って書きましたが、ナメていたのは私です。でも、きっと、私だけではなく、多くの人が私同様に、ポピュラー音楽をなめているんじゃないのかなって思ったので、今日はそれについて書いてみます。
ナメる…いい表現ではありませんね。「馬鹿にする」「軽んずる」「軽視する」程度の意味だと思ってください。もちろん、何と比べてと言えば…クラシック音楽と比べて、です。
つまり「ポピュラー音楽は、クラシック音楽と比べて、軽視されやすい」と言いたいのです。
では、どんな面で軽視されやすいのかと言うと、1)曲がくだらない、2)勉強しなくても良い、3)演奏が楽、4)商業主義に流されやすい、の四点で軽視されやすいと思いますが、実はこれ、真っ赤な誤解なんですね。
まず1)の「曲がくだらない」ですが、これはある部分は正解だと思います。と言うのも、ポピュラー音楽は今生まれている音楽ですから、上質な音楽も、どうしようもない音楽も、たくさん生まれて、世に流出しています。それに対して、クラシック音楽は名曲ぞろいです。この現象だけを比べれば「ポピュラー音楽は曲がくだらない」と言われても仕方ないのですが、それはポピュラー音楽が“時のフィルター”を通っていないからだと思います。
クラシック音楽だって、作曲された当時は、玉石混淆だったはずです。それが“時のフィルター”を通過し、くだらない曲、稚拙な曲はドンドン忘却の彼方に押し流されて、結果として名曲だけが残っただけです。
一方、ポピュラー音楽は歴史の浅い音楽です。まだ“時のフィルター”が十分に働いていません。しかし、スタンダードと呼ばれる曲は名曲ぞろいな事からも分かる通り、ポピュラー音楽でも、残るのは名曲ばかりです。ですから、「ポピュラー音楽は曲がくだらない」と言うのは、誤りを含んでいる表現だと思います。正しく言うなら「時間が名曲とそれ以外を仕分けする」というべきなんだと思います。
次に2)の「勉強しなくて良い」ですが、これも誤解だと思います。確かにクラシック音楽を演奏したり、楽しんだりするためには、勉強的な要素が必要なのですが、ポピュラー音楽だって、勉強は必要なんですよ。ただ、ポピュラーの場合は、机にしがみついて行う勉強ではないというだけで、色々と学ばなければならない事は多くあります。ただ、その学ぶ過程が楽しかったりするので、学んでいるという自覚がないんだろうと思います。
しかし一方、クラシック音楽は、音大という存在があります。おそらくは“音大”という存在が、クラシック音楽を権威づけているのだと思いますが、やせても枯れても大学ですから、そこに入学するのは実に大変です。「勉強しなければ音大に入れない」のは事実です。そういう点では確かにポピュラー音楽の方が、勉強勉強していないので、そう思われがちですが……昨今の音大は、ポピュラーミュージック・コースだってあるんだぞ!
3)の「演奏が楽」は嘘です。ポピュラーだって、レコードどおり(と言うのも変ですが…)に演奏しようとすると、とても大変です。ただ、ポピュラー音楽は如何様に演奏してもOKなので、やさしくアレンジした楽譜を使って演奏する人も多く(と言うか、楽譜屋に売っている譜面のほとんどは簡単にアレンジされたものばかり))、そのため「ポピュラーは演奏が楽」と思われているのでしょう。だって、クラシックは基本的に、プロもアマチュアも同じ譜面を使うわけで、あんまりやさしくアレンジした楽譜ってないからね…。
さらに言えば、ポピュラーは楽譜に書かれない要素もたくさんあるし、クラシックとは演奏テクニック的にも違います。だから、実はきちんと演奏しようと思うと、クラシックとはまた別の意味で、難しい側面があると言えると思います。
4)「商業主義に流されやすい」は…ありますね。これは事実。しかし、これを以て、ポピュラー音楽そのものを軽視するのかいかが?と思います。「商業主義うんぬん…」と考えるよりも「より大衆と共にいる音楽」と考えるべきだと思います。
「予言者は生まれ故郷では尊敬されない」という言葉のとおり、我々は身近なものを軽視しがちです。ポピュラー音楽は、あまりに我々に近いところにあります。テレビやラジオからひっきり無しに流れてきます。意識せずとも、耳に届きます。労せずして聞くことができるので、ついつい軽視してしまうだけではないでしょうか?
もちろん、クラシック音楽はすばらしい音楽だと思います。ポピュラー音楽だって、歴史が浅いだけで、すばらしい音楽はたくさんあると思います。玉石混淆だからと言って、音大がないからと言って、流通している楽譜が簡単なものばかりだからと言って、身近にあって親しみやすいからと言って、ポピュラー音楽を軽視しないでください。
ポピュラー音楽には、良い曲がたくさんあります。真面目に演奏しようとすれば、とても難しいです。歴史を積み重ねていけば、やがては大学での研究課題として取り上げられる事でしょう。
ポピュラー音楽は、クラシック音楽とは、ちょっと違いますが、だからと言って軽視されていい音楽ではないので、(私も含めて)みなさん、ポピュラー音楽も愛してやってください。
コメント
初めまして。
タイトルに惹かれて、ブログ村からお邪魔致しました。
よろしくお願いします。
分析面白いですね。
確かにクラシック好きにはポピュラー音楽を軽視する傾向があると思います。
実際、私の父なんかすごいです。
私も多少そういう部分はあると自分で思います。
でも、ポピュラー音楽でも素晴らしい曲があることは知っています。
尊敬している歌手もいます。
そんな曲・歌手を知ることが出来て良かったと思います。
クラシックもポピュラー音楽も音楽に変わりはないですからね。
仰る通り、ポピュラー音楽もこれから時のフィルターで仕分けされていくんだと思います。
さらに、クラシックも今後更に仕分けされていくかもしれませんね。
(時代によって価値観は変動しますから)
50年後にどんな音楽が残っているか・・・楽しみです。
長々と失礼しました。
おはようです。
実のところ、クラッシック、ポピュラー、ジャズ、演歌、等々良い音楽はジャンルを問わず良いものは良いでゲスよ。!
クラシックをジャズ風にアレンジしたのって結構好きです。
で、最近、ライブでジャズ演歌(ビック・バンド用にアレンジ)てのを演奏してますが結構好きです。
正月早々、副大臣の賀詞交換会で美空ひばりの曲、「川の流れのように」の美味しい所をソロで吹きます。(笑)
私にはポピュラーが難しいです。
真剣にやると実に難しいと思います。
最近はクラシックも商業主義に侵されているような気がしますね。
追記です。(書かずに送信してしまいました。)
時のフィルターについて。
意外な曲が長く歌われていると思います。
まあ時のフィルターに濾されてというレベルではないかもしれませんが、うちの娘達はモー娘の初期の歌をよく歌っていますし。
あの頃、私はモー娘などは長く続かないと断言していたのですが。(メンバーが代わったというのはありますけれど。)
つんくの曲は結構パターンがあるように思っているのですが。
なんだかんだ言いながら、私もカラオケでモー娘歌ったりして。(笑)
>りこ。さん、いらっしゃいませ。
私自身、中学生の頃からバンドのまねごとのような事をしながらも、心のどこかで、ポピュラー音楽を軽視するというか、クラシック音楽を祭り上げているというか、そんな気分がありました。今回は、そんな昔の自分宛に記事を書いてみたのですが、多かれ少なかれ、そういう気持ちって、多くの音楽ファンの方々の心の中にあるのでしょうね。ある意味(本文中に書いた誤解などから)仕方のない事だと思いますが…。
でも、真剣に立ち向かうと、ポピュラー音楽も難しいんです。
りこ。さんの「クラシックも今後更に仕分けされていくかも…」って、おもしろいなあと思いました。確かに、音楽の価値観って時代によって異なりますから、クラシック音楽も色々とあると思います。私が子どもの頃は、クラシック音楽と言うと、ベートーヴェン一色でモーツァルトって誰よ?みたいな感じでしたが、現在はむしろ、ベートーヴェンよりもモーツァルトの方がもてはやされているような?いないような?、でしょ。50年後はどんな音楽が残っているでしょうか…って、たぶん、50年後なんて将来には私はいないので、せめてどんなに頑張っても、せいぜいあと20年が限界なので、20年後の音楽を楽しみにすることにします。
>はっチャンさん
ジャズは色々なジャンルの音楽のメロディをジャズ風にアレンジして演奏しますが…ジャズ演歌ですか? ちょっと想像できませんが…きっとなかなか興味深いアレンジなんだろうと思います(でも、どんなんだろ?)。
賀詞交換会で「川の流れのように」のソロを吹かれるんですね。「川の流れのように」は演歌でしょ、これをアレンジして音頭にする事は想像できますが、私の(想像力貧困な)頭では、どうしてもジャズにならない。リズムを後のりにして、4度の和音を2度に置き換えて、1度の和音にテンションノートをくっつけて…とやっても、ジャズになりません(涙)。ああ、実際の演奏を聞いてみたい…。
これちょっと私も気になっていました。
ヤマハの大人のレッスンでも
「クラシックは大変だからポピュラーにしましょうね」
みたいな感じで曲集が配られますが
だからといってジャズやボサノバといった曲をやるの
私にとってはリズムが余計に難しかったです。
なんとなくですが
「下手なポピュラーは許せるが
下手なクラシックは許せない」
という意識が教える側にあるのではないでしょうか。
なーんてことを思いながら学ぶ悪い生徒でした。
>Ceciliaさん
そうですよね、真剣にやると、ポピュラーも難しいと思います。
クラシックが商業主義に傾いてきた事について、私は実は良いことだと思ってます。と言うのも、クラシックと言えども、音楽は音楽。やはり人々に愛されてナンボだと思ってます。まずは間口を広げないと…ね。その間口を広げる一つの手段が商業化なら、ドンドン商業化されてしまえ! と思ってます。間口を広げ、すそ野を広くしないと、頂上は高いままではいられませんからね。頂上が高くないと、声楽やオペラは存在できませんよ(笑)。だから、クラシック音楽はドンドン商業化しないといけません。
モーニング娘。は、4~5期メンバーが中心だった頃までは、色々な意味でパワーがあって、曲もいい感じのものが多いと思います。私はさすがにモー娘はカラオケで歌いませんが、その頃のモー娘の曲大好きです。「ピース!」とか、時々、意味なく頭の中を回りますよ(笑)。
>うぉぉんさん
>「クラシックは大変だからポピュラーにしましょうね」
うほっ、出た! “クラシック原理主義者”! こういう人がいるから、ポピュラーをナメる人が生まれるんです。
どうせ言うなら「まだ習い始めですから、簡単にアレンジされたポピュラーの曲から始めましょうね」くらい言ってほしいです。うぉぉんさんのおっしゃるとおり、リズムに関して言うなら、たぶんクラシックの方がジャズやボサノバよりも(簡単とは言わないけど)取り掛かりやすいと思います。
>「下手なポピュラーは許せるが、下手なクラシックは許せない」
ううむ、きっとある、あるに違いないです。だって私の中にもあるもん、こういう気持ち(笑)。ポピュラーは例え下手であっても、その人の魅力なりが表現されていればOKな部分ってあるでしょ。でもクラシックでは下手くそはやはり言い訳しづらいよね。そこは(ちょっとステレオタイプ的な言い方しちゃいますが)創造音楽と再現音楽の違いなのかなって思います。
>>「クラシックは大変だからポピュラーにしましょうね」
な空気(というか制度!?)はありますね。フルート教室を選ぶとき、ポピュラーな曲を『手軽に』楽しむコースか、教本で基礎を『しっかり』進めて小曲(クラシック)へと続けていくコースかを選べる様になっている所もありますから。
自分はフルートを始めるまで、クラシックそのものがほとんど眼中にありませんでしたが、フルートを習い始めてから初めて、クラシックとそれ以外の音楽の敷居みたいなものを感じ(感じさせられ)ました。
クラシックの世界の中の人たちに、そういう意識があるのかなと感じます。
>ムラマツEXⅢさん
>クラシックの世界の中の人たちに、そういう意識があるのかなと感じます。
若い世代の演奏家の方々にはそういう意識はあまりなさそうですが、ちょっと年配の方々には、そういう意識が見える人がまだまだいますね…。いや、演奏家の方はまだ良いです。音楽ファン(と言うよりもクラオタ)とか、教育関係者の方に、ポピュラー音楽を見下す人が多いような気がします(統計を取ったわけではないので断言はしませんが、でもすごく多いですよ)。
>フルート教室を選ぶとき、ポピュラーな曲を『手軽に』楽しむコースか、教本で基礎を『しっかり』進めて小曲(クラシック)へと続けていくコースかを選べる様になっている所もありますから。
でも、これは仕方ないかなって思います。と言うのも、フルートに限らず、楽器を習いたいという人、いやもっと言うと、習い事を始めたいと言う人の中には、かなり多くの割合で「上達はあまり望まない人」っているんですよ。いや、正確に言うと「上達はしたくないわけではないけれど、練習はしたくないし、面倒な事はイヤ。どっちかと言うと、手っとり早く楽しみたい」って人です。大人の音楽教室だと、むしろこっちの方が主流派でしょうね。先生用語で言うところの『お客さん』です。そういうお客さんには、少ない手間でたっぷり楽しんでいただかないと、お教室を辞めてしまいますから、お手軽コースのようなものはどうしても必要です。
ちなみに、マジメにコツコツやる人の事は『生徒さん』、生徒さんの中でも優秀な人は『お弟子さん』って言うみたいですね。こっちの人向けには、基礎基本から始めてじっくりと音楽を学べるコースを用意するものです。
ですから、“生徒さんコース”と“お客さんコース”は分けないとね。生徒さんをお客さん扱いすると「もっとちゃんと教えてほしい」と言って辞めちゃうし、お客さんを生徒さん扱いすると「こんな大変なのはイヤ」と言ってやっぱり辞めちゃうし…、先生稼業もなかなかに難しいみたいです。
>先生稼業もなかなかに難しいみたいです。
そうですね。。。音楽教室ですと経営者の意向もベースにありますし。ある楽器屋さんのフルート教室では、厳しくしすぎて生徒さんが全員いなくなってしまい、クビになってしまった先生もいましたし・・・。
今習っている先生は自宅教室なのですが、上達向けのレッスン一本でやってらっしゃいます。口コミで、上達の意志がある人が自然と集まってくるので、楽しみたいだけの人はほとんどいません。お月謝がとてもお高いので、自分で身銭を払う社会人の方が真剣だったりして。(笑)
自分のポリシーや指導に地元で定評が出て、自然に生徒さんが集まるようになるまで、きっと大変だったと思います。
ちなみに私の先生はジャズも守備範囲です。
>ムラマツEXⅢさん
>ある楽器屋さんのフルート教室では、厳しくしすぎて生徒さんが全員いなくなってしまい、クビになってしまった先生もいましたし…。
うわ、これは厳しい。楽器店のフルート教室の先生だって、おそらく音大出てもなかなか就けない職業だと思うんですよ。やっと、音楽関係の仕事に就職できたろうに、そこをお払い箱というのは、泣くに泣けないでしょうね。
音大を出ても、音楽関係の仕事につくどころか、就職そのものが厳しい時代ですから、これは実に厳しい話だと思います。その先生、今頃どうしているんでしょうね。
ムラマツEXⅢさんの先生のように、ある程度のポジションを固め、自分の好きなように教室運営ができるようになった先生は良いのですが、そこに行くまでは、色々と大変だろうと思います。所詮は自営業ですから、自分で歩んでいくしかないわけです。習い事の先生って、職業としては、相当にハードな仕事だと思います。
おはようございます。
最初はそれほど思わなかったのですが、コメントを読んでいくと、なかなか深いお話だなあと思わされました。
クラシック系の先生や、コツコツやっている人から見ると、「初心者です。1、2曲の簡単にアレンジされたメロディーをできるようになればOKです」の「お客さん」というのは、軽く見ているというか、逆に「ナメんなよ」って思ってるんでしょうね。顔に出さなくても。
逆に、そのようなクラシック系の方の演奏で気になる時もあります。
ホテルのロビーとか病院等で、おそらく音大出の方が無料で演奏することがありますよね。
聴く方も特にクラシックファンというわけではないと見て、選曲にポピュラー曲をいれることがあります。
その演奏がつまらない時に、すとんさんと同じような気持ちになります。
そういう時、聴いている人達は「高尚」という言葉を使うことがありますが、おそらく褒め言葉ではないだろうと思っています。
>アリサさん
人はよく分かんない時に「祭り上げる」のですよ。「高尚」と言うのは、よく分かんないけれど、腐すわけにはいかないので、とりあえず「祭り上げ」とこって感じで使う時の言葉なんだと思います。だから「クラシックって高尚で、私なんかにはよく分かりませんわ、ホホホ…」ってのは、絶対にほめ言葉ではないと思います。
本当は、クラシックだろうが、ジャズだろうが、演歌だろうが、音楽は音楽。多少のアプローチの違いやテクニックの違いはあっても、音楽は音楽。音楽である以上、演奏する人とそれを楽しむ人がいるわけで、楽しむべき人がきちんと楽しめるように、演奏する側が演奏すればいいんだけれど、そこに徹しきれないから、色々な事が起こるし、齟齬が生じるんだと思う。
結局は、相互理解が不足しているというか、天上天下唯我独尊になっちゃっているというか、愛はコミュニケーションだよとか、まあそんなところでしょうか?
私の場合、ポピュラーをなめてかかってるのは生徒さん側だったりします(笑)
どうも「知っている曲だから弾けちゃうんじゃないの」と思っているらしいですね~。違うんだけどな。実際、やってみると、「せ、せんせい、ムズイです」と音を上げますね。
ジャズなんか難しいなぁと思うもんね。ジャズの方は、「頭で考えないほうがいいよ~」とおっしゃるのですが、考えてないつもりでも考えているのかなぁ。
それにしても、クラシックをやってますというと、「へーすごいわね。私そんな難しいのわかんないわ」みたいな態度を取られるのはちょっとなぁと思います。クラシックをそんなに難しくしているのは誰なのでしょうね。
>ことなりままっちさん
噴き出しました(笑)。確かに、生徒側もポピュラーなめてる人います。知っている曲って演奏できそうな気がするんですよね。『知っている』と『演奏できる』の間には、深くて広い河が流れているんですよね。
ジャズは難しいと思います。でも笛先生は何も考えずに息を吐く様にジャズってます。
あれってたぶん、英語のようなものなのだと思います。日本生まれの日本育ちで学校でしか英語を習わなかった私のような人は、英語を読み書きするのに、頭をフル回転して、エッチラオッチラやりますが、アメリカ生まれのヤンキーはもちろん、日本生まれの日本人であっても、アメリカに移住して、向こうで10年も生活していれば、あまり考えずに英語が話せる様になる(と推測します:笑)のと一緒で、ジャズもどっぷり漬かれば、何も考えずにジャズれるようになるのだと思いますが、そうでない人は、頭をフル回転させないとジャズれません。
だから、やっぱりジャズは難しいと思います。
>クラシックをそんなに難しくしているのは誰なのでしょうね。
音大並びにクラシック業界関係者だと思いま~す。自分たちを権威付けるためには難しい方がいいし、難しくないと学校で勉強する理由にならないでしょう。違う?
>>クラシックをそんなに
難しくしているのは誰なのでしょうね。
> 音大並びにクラシック業界関係者
だと思いま~す。
三線譜を提唱しているところで、
同じこと言っていたような。
音の間隔が掴みやすく、
合理的な記譜法なんだけどね。
ムトウ記譜法
http://chromatic-system.com/index.php?%A5%E0%A5%C8%A5%A6%B5%AD%C9%E8%CB%A1%281%29
ジャズ、ポピュラーに関しては、
別の機会に。
とっても長くなるので。
>ひょっとこさん
あっけらかんと言ってしまえば「商売のために、クラシック音楽はわざわざ難しくしている」という事で、私も同意見です。で、それが“けしからん”とは思いません。だって、商売は大切だもの。ただ、無駄に難しいと、これからそれを学ぶ子どもたちがかわいそうだなという気はします。
三線記譜法のムトウ記譜法…おもしろそうだけれど、普及しないだろうなあ…。と言うのも、いかに素晴らしいものでも、普及しないとダメだよね」という事があります。私は『親指シフト』愛好者で、実は今でも親指シフトで入力しています。これはとても素晴らしい入力方法だと思いますが、全然普及してない(笑)。普及していないどころか絶滅の危機にあります。世の中は、案外、そんなものです。
記譜法には、私も色々と言いたいことはありますが、これも長くなるので、また別の機会に(笑)。
ナメるってなんか嫌ですね。
先日、高校生と中学生とふれあう機会があり、自分のフルート経験歴などを話し、先輩コワいと思われないようニコニコしてたら、一部の生徒に軽くみられてる?ナメられてるかも?って態度とられました。
ほとんどは素直ないい子だったんですけどね。
記事とだいぶずれましたね。すみません。教育実習とかで生徒に教えたことのある友達に慰めてもらったり、アドバイスもらったりしたけど、まだスッキリしません。私も音大とか出てたらなぁ。もう少し敬ってもらえたかしら。
すとんさんは先生でしたよね。尊敬します。私にとっては、中高生は難しかったです。
>有さん
>すとんさんは先生でしたよね。
いいえ、違います。以前はセンセでしたが、今はちょっと違います。だから、尊敬しなくてもいいです(笑)。
今どきに限らず、いつの時代でも、若い子と言うのは、言葉の使い方が下手ですし、対人関係も概ね下手です。だから、有さんをナメたというよりも、どういう態度で接するべきだったのかが分からなかったのでしょうね。そういう場合、そばにいる大人が、子どもたちに「この人にはこういう態度で接しなさい。決して失礼な態度をとってはいけませんよ」と教えるべきなのですが、教える人がいなかったり、教える立場の人に常識がなかったりすると、ちょっと大変になります。
人間色々です。いちいち凹んでいたら、身が持たないよ。元気出していきましょう。
ブログの中で威張る人って、ここですかー!?
音楽業界(?)の話は興味深いです。
偶然にも、今日これから「ポピュラー曲」の演奏の依頼をうけたので、行ってきます。
演奏の場があるのはありがたいことですよね。
練習は辛くとも本番はめっちゃ楽しく!というのがモットーですので、がんばってきます。
今、ビートルズを聴きながらパソコンをしています。
ずーーと残っていくんだろうな…
この曲。
あ、カーペンターズもね。
あんなに熱狂したタータンチェックのあのグループは残念ながら…(^^;)
>アリサさん
もう、今日もほとんど終わりなので、アリサさんの演奏も終わっただろうと思います。首尾はいかがだったでしょうか?
>練習は辛くとも本番はめっちゃ楽しく!
そうですとも、本番は楽しくないとね。のだめちゃんの「楽しく演奏するので、頑張って聞いてください」は極端にしても、やっぱり演奏は楽しくないとね。
「知ってる曲なら吹きやすいでしょ」
てな感じで差し出される曲って
吹いてみるとけっこう難しいんですよね。
それで苦しんでいるうちに
(歌えば簡単な曲をなんであえて吹くの?)
なんて疑問がわいて上達を阻みます。
だからだから、クラシック曲を
自分なりのレベルで吹くのが好みです。
先生方たち、どうかお許しをー。
>まきりんさん
ビートルズとカーペンターズは、確実に残っていくでしょうね。私が持っているスタンダードの楽譜集に、すでにたくさん入ってますよ。タータン・チェックのあのグループは、我が家では妻がまだ好きなので、たまに家庭内でかかりますが、町中やテレビで見かけることは、めっきり減りましたね。
今日行った箱根の温泉ホテルでは、館内放送として、オルゴール演奏の「デスペラード」がかかってました。この曲も残るんだろうなあ…。それにしても、意外とオルゴール演奏が似合ってました。
>うぉぉんさん
でも、知っている曲は「譜読みが楽」というアドヴァンテージは確かにあると思いますよ。私は時折、セッションレッスンの時に「さすがに知っている曲だけあって、譜読みが早いわね」と感心される事があります。でも、譜読みが早い事で、上手に演奏できるかはまた別の話だったりするのが、悲しいですが(笑)。
>だからだから、クラシック曲を自分なりのレベルで吹くのが好みです。
最近の私は、デタラメ吹きがお好みかも。心の赴くままに、デタラメにメロディーを吹いていく遊びです。吹きながら「うん、今のフレーズはいい感じ」とか「そこの半音階はグーだね」とか思いながら遊んでます。端で聞いていたら、単なる騒音かもしれませんが、でも本人は楽しいんですよね。