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弾き語りなら、歌は下手でもいいのか?

 弾き語りとは、ギターを演奏しながら歌う事を言います。

 そもそも“弾き歌い”ではなく“弾き語り”という言葉が示しように(ギターを)弾く事に主眼が置かれているようで、歌を歌うのではなく(謡を)語るという言葉である点に、私は少々納得がいってません。

 実際、アマチュアさんの場合、本当にギターを弾くのに全精力を傾けすぎていて、歌がおざなり…って人も多くて、残念です。プロの方の場合は、歌が下手という事はあまりありませんが、プロの方はギター以外の伴奏もしっかりと付いている事も多く、ギターを弾いている必然性をあまり感じない事もあります。

 サザンの桑田さんが(前回ではなく)前々回の茅ヶ崎ライブの少し前に、フジの深夜でユースケさんと音楽番組(音楽寅さん)をレギュラーでやっていましたが、その時は、毎週のように(他の楽器の伴奏なしで)ギターの弾き語りで歌っていましたが、それが抜群にカッコよくて、これだけ歌もギターも上手な方が弾き語りをした時の破壊力の凄さに参りました。

 やはり、弾き語りであっても、歌は上手くないといけませんね。

 ただ、日本では「歌が歌えないから楽器をやる」という風潮があって、だからギターを始めたような人は、なかなか歌まで手が回っていないという現実があります。逆に、歌が好き!って人は、歌ばっかり(カラオケとかで)歌っているので、楽器(特にギター)が弾けなかったりして、そんなわけで、素人さんの弾き語りって残念になりがちなんだよなあ…って、思っている私は、独断と偏見にまみれているんのかもしれません。いや、きっとまみれているんだよぉ。

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