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相棒が入院しました

 私の仕事の相棒が入院しました。今日はその話。

 私のお仕事は、いわゆる“研究職”という奴で、日々、世間様にはとても言えないような、あんな事やこんな事をグフフフ…とニヤケながらやっております。傍目には、働いているいだか遊んでいるだか分からない事をして、日々の生活費を稼いでおります(本人的には「どっちかと言うと…遊びに近いかな~」なんて思っていたりします)。

 そんな私の相棒と言えば…パソコン君です。何しろ、私の職場での一日は、パソコン君のスイッチを入れて始まり、パソコン君をシャットダウンさせて終わるという、私が働いているんだか、パソコンが働いているだか、よく分からないような毎日を過ごしております。ま、いわゆる“パソコン使い”または“職場でヒッキー”しているようなものです。

 先週の私と相棒はよく働きましたよ。年末進行も何のその、もう、あっちこっちから届いたデータとやらを、縦横無尽になでくりまわして、一丁あがり!って感じで納品(笑)の嵐です。

 「仕事の山も片づいて、今日から、平常運転だねえ…」なんて思いながら、パソコン君のスイッチを入れたのが、月曜日の朝でございました。

 いつもと変わらぬ、月曜日の朝だったのに、スイッチオンと同時に、パソコン君が、けたたましい音で悲鳴をあげました。ビー!、ビー!、ビー!…ってなもんです。

 ひとまず、そんな悲鳴は聞かなかった事にして、一度スイッチをオフにして、再度、電源投入。…やっぱり悲鳴です。それも聞かなかった事にして…と何度かくり返したものの、やっぱり悲鳴なので、仕方ないので、聞いたことにしました(笑)。

 まず、現状を確認。1)パソコン君は、スイッチオンと同時に悲鳴をあげるだけで起動しない。2)急ぎの仕事は特にない、一番近い締め切りでも、来月の中旬だ(ビバ、年始年末!) 3)いくつかの関係部署と連絡を取らないといけないけれど、それは仕方がないので、オールドメディア(電話)を活用することにしよう。 4)パソコンのバックアップは…やべえ、最近サボってたじゃん。

 とにかく、事務部門と上司に連絡。事務には「さっさと私のパソコンを直してちょんまげ」と依頼。上司にはもちろん「パソコン修理の許可をサクっと下さいな」ってなもんです。

 とにかく事務部門を通じて、保守業者に連絡。明日の午後、パソコン君を運び出して、工場に入院させることが決定。上司からは「チャッチャッとパソコン直しなよ」と許可が降りる。関係各部署には「パソコンが壊れたので、連絡はお電話またはFAXでね」とお願いしまくる。てんやわんやの中で、一通りの用事を済ませたら、グッタリしちゃったので、お昼で早退しちゃいました。だって、パソコン君がいないと、何の仕事もできないんだもん。

 翌日の火曜日は、ひとまず午前中いっぱいかけて、データのサルベージ。サボっていたので、ロクにバックアップがないんです(汗)。仕事が全くないと言うわけではないので、仕方なく、サブマシン(普段は別の人が使ってま~す)で仕事を始めるも、すぐに挫折。だって、普通のパソコンだと、あまりに遅すぎて仕事にならないんですもの(涙)。私のパソコン君、スペックはよく知らない(笑)けれど、かなり豪勢にチューンしてあって、ネット管理者さん(彼が私のパソコン君を発注してくれた)が「これはすごいよ」と言ってた言葉の意味がよく分かりました。確かにパソコン君はすごいマシンです。

 午後になって、ようやく保守契約をしている業者さんがやってきたので、現状を説明。「マザーボードが飛んだ」という結論に落ち着きました。マザーボードを交換するだけなので、本当なら2~3日で直る程度の故障なんだけれど、ただ今、年末進行の真っ最中だし、この不況なので、工場は例年よりも早めにお休みに突入しちゃうし…というわけで、私のパソコン君、実際の修理作業はお正月明けになりそうな雰囲気。なので、退院は…なんと、1月第3週の見込みよ。うへー。

 さっそく、その事を上司に話したら「すとんさん、パソコンないと、仕事にならないでしょ。明日から、パソコンが帰ってくるまで、休んでいいよ」ってなもんです。ウッキー、これでも一応、普通に28日までは働くつもりだったんです。もちろん、お正月だって、世間並みに5日あたりから出勤してボツボツと働くつもりだったのですが、クリスマス前に冬休み突入、そのまま成人の日くらいまでお休みよ。まるで、大学生みたい(笑)。

 なので、私は一足先に、お休みになっちゃいました。ビバ、冬休み。一応これでも、給料はきちんと契約しているので、たっぷり休んでも、ちゃんと決まった分だけ出るんだよね。ははは、いいのか、来月の給料日まで、ほとんど働かない私だぞ。

 というわけで、師匠が走り回るほど忙しい年始年末ですが、思わぬ相棒の入院で、期せず長期休暇をゲットした私でした。うらやましいでしょ~(笑)。

 こんなにたくさん休んだら、働くのがイヤになっちゃうね。まったく。でも、根が貧乏性なので、働くのがイヤになる前に、休むのがイヤになってしまいそう(笑)。きっと、1月の中旬まで休んでもいいよと言われながらも、松が明けたら、すぐにでも出勤しちゃいそうな私です。ああ、休める時に、ドドンと休んでおかないといけないのに…。

 果たして私は、成人の日まで休みを満喫しちゃうでしょうか、それともパソコン君が帰って来なくても、仕事しに出勤しちゃうでしょうか? 自分でもハラハラしちゃうくらい、自分が分かりません。

 勤労大好きな日本人の血が騒ぎだしそう…。

コメント

  1. うぉぉん より:

    えー!
    すっごいうらうやましいです。
    歌い放題、吹き放題の日々じゃないですか。
    でもねでもね、年が明けたら、
    怒涛の忙しさではないですか?
    ほほほ、なんて小さくリベンジ。

  2. すとん より:

    >うぉぉんさん

     うらやましいでしょう。私もうれしい反面、ちょっと持て余してます(汗)。でも、せっかく時間ができたので、歌やフルートではなく、読書をしようかなって思ってます。歌やフルートは、とりあえず毎日コンスタントに練習できているので、それはそれでいつもどおりやって、実は最近、本が全然読めていないので、そっちに時間とエネルギーを使おうと思ってます。

     私は昔は本の虫というか、活字中毒人間だったのですが、30代後半で老眼になったあたりから、めっきり読書量が減ってしまい、若い頃は、週に2~3冊読んでいたのに、それがやがて、月に2~3冊、そして年に2~3冊、最近はほとんど本を読まない生活になってしまいました。それくらい、本を読むのが億劫になってしまったんです。

     そんなんじゃ、知的生命体としてダメだと思うので、この年始年末は、せっかくの時間を使って、本を数冊(たぶん2~3冊が限界だろうけれど)読んでみようかなって思ってます。

    >年が明けたら、怒涛の忙しさではないですか?

     冗談抜きで、それは恐れています。だから、きっと、休みをもらっても、休みきれずに、出勤して、チマチマと働いちゃうような気がします。

  3. ひょっとこ より:

    PC休暇ですね。でも、
    世の中、仕事よりPCに振り回されることが結構ある。
    (本末転倒だけど)

    HDDがダメ(論理・物理的どちらでも)で、
    でもデータサルベージが必要な時は
    http://www.drivedata.jp/

    故障のこと考えたら、
    PCはスリープ、スタンバイの方が良いと思いますよ、
    (コールドスタートの故障は多いのでね。)
    エコでないけど。どのみちCO2ビジネスも胡散臭いですからね。

    そう言えば、先日のアニメで名前出してた「ビッグオー」に
    シュバルツバルト(黒い森)って、
    善とも悪ともいえない役が出てました。
    本当はダメなんだけど、YouTubeに第一シリーズ分が
    丸々ありますね、探しきれれば。

  4. すとん より:

    >ひょっとこさん

     はい、PC休暇です。私の仕事は、PCがないと手も足も出ない事と、その事を上司がちゃんと分かっていてくれる事の、二つの事が重なり合ってのPC休暇です。PCの故障はともかく、上司に恵まれている事には感謝です。

    >世の中、仕事よりPCに振り回されることが結構ある。

     はい、よくありますね(汗)。今回の私は、マシンは起動しませんでしたが、ハードディスクの故障ではないので、SATAケーブルを他のマシンのマザーボードに直結するという、かなり原始的な方法でサルベージしました。もちろん、受け入れ側のマシンのBIOSはいじりましたが。

    >故障のこと考えたら、PCはスリープ、スタンバイの方が良いと思いますよ、

     そうなんですか? 最近のPC事情にはトント詳しくないので、てっきりコールドスタートの方が、マシンも休めていいのかなあ…って思ってましたが、知らないうちに常識が変わる世界だからなあ…。オジサンも勉強しないと(汗)。

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