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最近の発声練習について

 そう言えば、以前はちょくちょく書いていたけれど、最近はさっぱり書いていなかったのが、自宅練習の現状と言うか、どんな練習をやっているのかという話。別に隠しているつもりもなければ、口止めされているわけでもなく、何となく書いていなかった事に気づいたので、久しぶりに書いてみる事にしました。

 あくまでも自分のため、記録のため、ですけれどね。

 フルートの練習については、特筆するような事はありませんねえ。C-durの音階練習と半音進行の全音階練習をしたら、すぐさま曲練習。最初にプチ・エチュードをやって、それからエルステ・ユーブンゲンをやって…って感じです。これだけでも、真面目にやると1時間かかるから、他のことは何もできません。

 歌の方は、発声練習のやり方が、以前とは変わってきました。

 最初の発声練習は、以前はハミング練習から始めていましたが、今はハミングをやめて、ファルセット練習に切り替えました。理由は…ハミングもファルセットも、腹式で息を送らないと出せない声なので、だったら苦手なファルセットで練習した方がいいかなって考えるようになったからです。

 ほんと、私、ファルセットが苦手なんですよ。この練習を始めるまでは、ファルセットって、全然出せませんでした。でも、塵も積もればなんとやら…で、最近はそれなりに出せるようになりました。まだ弱々しい声ですが、練習していけば、やがて強い声になっていくでしょうから、気長に頑張ります。

 で、そのファルセットの発声練習のやり方ですが、以前なら、キーボードを叩きながら、キーボードに合わせて発声していたと思いますが、今の私はちょっと違います。キーボードを使用せずに、チューナーをオンにして、それを見ながら発声するようにしています。つまり、音をキーボードで確かめながら発声するのではなく、まずは自分の記憶で発声して、チューナーを見ながら修正をかけていくやり方に変えたわけです。

 その具体的なやり方ですが、チューナーをオンにしたら、まずは基準音であるAを「アー」と発声します。当然、正しいAを一発で発声するのは困難ですから、チューナーを見ながら修正していきます。毎日これをやっていると、だんだん最初の発声がAに近づいてくるものです。最終目標は、無意識に「アー」と発声すると、それがAの音である…というところに行けたら、いいなあと思ってます。

 で、Aの音が取れたら、そこから「ラー、シー、ドー」と上がって、Cの音を発声します。もちろん、チューナーだけを頼りにしてね。最初のAの音は苦労しますが、一度Aを取ってしまうと、後はだいぶ楽に音が取れるようになりました。

 基準音さえ取れれば、後は楽に音が取れるようになっていないと、このチューナーだけを使った発声練習は無理なんですね。ですので、以前から思い立っていても、なかなかこの練習方法に踏み出せず、やむなくキーボードを頼りに発声練習をしていたわけです。

 で、Cの音が取れたら、そこからハ長調の音階練習です。Cから下降音階で下っていきます。目標は1オクターブ下のCまでファルセットで発声できる事ですが、それはなかなか難しいです。かなりきちんと息を送らないとCまでファルセットで行くのは難しいです…が、頑張っていますよ。

 CからCまでの1オクターブの音をファルセットで発声したら、次は高いCより上の音にチャレンジです。これもまたきちんと息を送っていかないと難しいです。現状としてはFまでかな? ここまでファルセットで発声できるようになりました。このFの音って、実音で言えば、合唱ソプラノさんのほぼ上限ですから、テノールの私がファルセットとは言え、ここまで出せれば立派なモンです。このままファルセットを鍛えていけば、メールアルトになれるかも…なんちてね。

 ファルセット練習が終わったら、次は実声での発音練習です。やり方はファルセットの時と同じで、まずは無伴奏で基準音Aを発声し、チューナーで音程を確認です。確認できたら、そこから「ラー、シー、ドー」と上がってCの音を発声します。そこから下降音形で1オクターブの音を何度か上下します。ここはいわば中音域ですから、丁寧に丁寧に発声していきます。

 そうやって中音域の発声練習を終えたら、次は低音域の発声練習です。低いCから下がっていきますが…下の音はせいぜいFまで出せれば御の字としています。だって、私はテノールだから、下はA、あるいはGまで出れば、問題ないですからね。Fまで出れば、余裕余裕。

 低音域の発声練習が終わったら、再び中音域を経て、今度は高音域の発声練習に移ります。

 高音域は、脱力だとか音色を変えないとか、声を後ろに引っ張るとか色々な事に気をつけながら行います。まずはハ長調の音階で練習します。Gまでは楽に発声できますので、ポイントになるのがAですね。Aの音を頑張らずに出せるように練習するわけです。

 で、その次に高音域だけ半音階でも練習します。この時に、体調が良いと、Aまで発声できますが、体調が悪くなると、A♭でも声が詰まるし、風邪をひいたりすると、それすらあやうくなって、声って体調の影響をモロに受けるものだなあって感じます。

 Aよりも高い音は、今のところはチャレンジしていません。自分的には、A♭がGのように安定してきたら、B♭へのチャレンジを開始しようと思ってます。つまり、高音へのチャレンジは、安定して出せる音の全音上までにして、あまり無理はしないように心がけているからです。あまりに無理をしすぎて、変な癖をつけてもイヤですからね。

 まあ、最近はこんな感じで発声練習をしています。

 ちなみに、使うチューナーは何を使ってもいいし、フルートで使っているチューナーと兼用したり、iPhoneのチューナーソフトを使ってもいいのだけれど、今はローランド社のVT-12を使っています。

 これ、チューナーとしては高価ですが、実に見やすくて使いやすいんです。“ボーカル専用チューナー”と銘打ってますが、どのあたりがボーカルに特化しているのか、正直私には分かりませんが、他のチューナーよりもなんかいいです。このチューナーだと音が取りやすいんですね。まあ、気のせいかもしれませんが。

 で、発声練習が終わると、歌の練習をしていますが、こちらは歌詞だけを朗読してみたり、リズム読みをしてみたり、全体を通して歌ったり、部分的に取り出して歌ったりと、特筆するような練習はしていないなあ。

 こんな感じで、歌の練習はきちんとやると、2時間ぐらいかかります。

 ですから、歌とフルート、毎日きちんと練習しようと思うと3時間かかる事になります。以前は、頑張って毎日3時間練習していましたが、最近は仕事が忙しくて、3時間どころか30分の練習時間を確保するのがやっとだったりします。

 基本的には、筋肉を作らないといけないので、発声練習はできるだけ毎日行うようにしています。残りの時間で声楽をチャチャッと、その残りの時間でフルートを…という感じにしていますが、それでも週のうち3日は声楽を、2日はフルートを優先して自宅練習をするようにしています。残りの2日は…ブログを始め、その他の事を優先してます(笑)。でないと、何も前に進みませんからね。

 時間って限られているから、何を優先していくか、その都度その都度考えていかないといけないのです。

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