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コントラバスの頭にピッコロ載せて…(「親亀の背中に子亀をのせて~」のフシで)

 昨日、地元の市政施行60周年記念事業とやらで「神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会」というのをやっていたので、行ってきました。なにしろ入場料1000円という破格の値段だったので、妻と息子も連れて行きました。

 地元のオーケストラに若手の地元出身の声楽家(桐山望さん)とピアニスト(青島陽子さん)を加えたコンサートで、肩の凝らない楽しいコンサートでした。曲目は以下の通りでした。

ビゼー 「カルメン」組曲から「トレアドール」
プッチーニ トスカより「歌に生き、恋に生き」
プッチーニ 蝶々夫人より「ある晴れた日に」
グリーク ピアノ協奏曲イ短調作品16
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」

 で、実は私、演奏の開始前から、すご~く気になっていたことがあるのです。それはコントラバス隊の中に変わったコントラバスがあって、それが演奏中、ずっと気になっていたのです。

 どれくらい変わっているのかと言うと、他のコントラバスがみな5弦なのに、そのコントラバスだけが4弦。さらにヘッドの部分に何やら金属製の部品が付いているのです。その部品が、私の目にはピッコロに見えて「まさか、あのコントラバス奏者さん、曲の途中でピッコロを吹くのかな…」という妄想が頭の中を渦巻いて、コンサートの最初から最後まで、そのコントラバスから目が離せませんでした。

 そのピッコロ、いつ吹くんだ
 コントラバスが小休止だ、いよいよピッコロか?
 腕がピッコロに触ったぞ、今度こそ笛の出番か?

 結局、そのコントラバスさんはピッコロを吹きませんでした。

 家に帰ってから調べてみたところ、あれはピッコロではなくCマシン(機械式)というものだそうで、4弦のコントラバスに5弦のコントラバスと同様の音域を加えるための装置なんだそうです。ああ、だからあの楽器だけ4弦で、他のは5弦だったのね、納得。

 でも、初めて見ました、4弦のコントラバス。人生長く生きていると、おもしろいものを見れますね。あと、妻がサックスと勘違いしたバスクラリネットも、なかなか見れない楽器のひとつですね。

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