上坂学先生主宰のフルート・クライス「フルートを楽しもう! in 東京 Vol.8」に行ってきました。とても、楽しかったですよ。あ、「2009年春 フルート試奏の旅」の記事は、都合により、来週アップします。今週の残りの日々は、レッスンの事をアップしないとマズい事に気づいたからです。というわけで、試奏の話は来週まわしにします。楽しみにしていた方々、申し訳ない。
さて、フルート・クライスのイベントの話です。公式サイトはこちらですよ。
イベントと言っても、まあ、一種の公開講座のようなものでした。でも全然堅苦しい感じではなく、むしろフレンドリーで楽しく学べるというものですね。特に実演を交えてのお話は、書籍やインターネットでは触れられない様な事まで分かりやすく解説されるので、とてもためになりました。
場所は西新宿のムラマツさん。イベントの最初はミニコンサートでしたが、その部分の感想は割愛(笑)。録音をしたので、その録音から演奏の部分を切り出して、iPodに入れて、ヘビーローテーションかけるんだ(はぁと)。
さて、最初のコーナーは「集まれ!大いなる初心者の皆さん!!」という、初心者さん対象なのに、なぜか生徒さんは初心者ではないという不思議なコーナーでした。
最初の生徒さんは、我らがテツさんでした(パチパチパチ~)。実は私、テツさんとお会いしたのは、今回が始めて。だから『テツさんってどんな人だろう』と思ってました。会場に入ってからも「きっとあの、いかつい人がテツさんじゃなかろうか」とか目星をつけてワクワクしながら待っていたら、舞台にあがったのは、全然別のノーマークの人でした。ネットの書き込みの雰囲気と、リアルな風貌って、全然関係ないんだな。なんか、フルートの人というよりも、マラソンの人って感じでした。
テツさん、コーナーご出演ご苦労さまでした。テツさんのコーナーの内容は、テツさんご自身が日記に書かれているので、ここでは省略(笑)します。ミクシィの人は読みに行ってあげてください。
二人目の生徒さんは、キャリア10年の初心者さんでした。10年やっていても、苦労は絶えないのだなあ、フルートの道は細くて険しいものなのだなあと思いました。結局、問題は、姿勢なんですね。特にフルートの持ち方とアンブシュア。この二つを解決するだけで、かなりの悩みが解決するようです。
と言うか、ここに問題を抱えている人って、多いんですね。私、びっくり。そして、笛先生に感謝です。
ここを入門時にしっかりやるかやらないかで、その後のフルート人生の道の険しさを決めてしまうような…そんな感想を持ちました。フルートの持ち方とかアンブシュアなんて、教則本には書いてあるけれど、初心者の頃はその意味も分からず、ある程度慣れてきちゃうと読み返すこともなく、おそらく学校の吹奏楽部では、その辺の指導もなされないのでしょうね。自己流で長年やっていて、自己流のまま固まってしまったのでしょうね。そこがドツボという奴なんでしょう。
なんてエラそうな事を書いている私も、演奏姿勢はかなり悪い事は自覚してます。直さないとなあ…。でも、フルートの持ち方は最初にきちんと仕込まれたので、問題なく過ごせてます。先生に感謝感謝です。
二番目のコーナーが「驚くくらい楽に音が出せて、おまけに音程も良くなる当て方とアンブシュア」です。生徒はお二人とも若い女性の方。いいね、女性は、舞台に上がっても、華がある。良いです、良いです。
実は、アンブシュアに関しては、上坂先生がご自身のホームページで書かれている内容、そのままでした。でも、読むとやるでは全然違いました。私もフルートを構えていたら、上坂先生にグイッと下げられ「えっ!」というくらいの場所にフルートを構えさせられました。実に下です。クチビルではなく、アゴにフルートを当てるのよ。でも、そこを出発点にして、先生の教えどおりにフルートを構えていくと、確かに先生のおっしゃるとおりになります。実に納得です。
私、アンブシュアに関しては、笛先生から習っていないんです。と言うよりも「正解はあるけれど、そこに至る道は一人一人違うから」と言うわけで、自分流に工夫してきたものを、先生が機会ある事にチェックして修正していくというやり方でアンブシュアを自分のものにしてきました。このやり方は個人レッスンならでのベストなやり方だと思ってます。ただ、欠点はノウハウ的なものは一切ないので、時々、忘れてしまうのと、迷った時に分からなくなることです。
だから私のアンブシュアの作り方は、YouTubeで見た、ゴールウェイがマスタークラスで指導していたアンブシュアの作り方がベースです(ザッピングしていてたまたま見つけたので、今となっては、どのファイルか分からない 笑)。で、今は、そのゴールウェイもどきのアンブシュアでスランプのドツボに落ちてます。
そんな時に出会えた上坂流のアンブシュアの作り方。フルートの神様は私に何を教えたいのでしょうね。
そんなわけで、私の中で、上坂流とゴールウェイもどきが葛藤してます。両者とも、基本的には、クチビルの下のアゴのくぼみにフルートを置いて、グイとクチビルに持ってくるやり方です。上坂流が円運動で手前からこちらに持ってくるのに対して、ゴールウェイは直線運動で下から上に持ってきます。今まではゴールウェイ風に直線運動でフルートを持ってきた私ですが、ちょっと上坂流に円運動で持ってくるようにしてみようかな…。
ああ、女性がフルートを持つと、より美しくかわいく見えるのはなぜ? フルートって、大きな大きなアクセサリーなんでしょうか?
それにしても、ブラバンの生徒さんって、すごいね。譜読みは早いし、指動く。若さの勝利だな。フォーレのシチリアーノくらいなら、舞台の上で緊張しながらも、初見で吹いちゃえるもんなんですね。すごいですねえ。
私もちょびっとチャレンジ…と思って、楽譜をひっぱり出して吹いてみたら、案外、初見で吹けちゃうね、でも、リラックスした自宅だし、誰に聞かせるわけでもない穴だらけの演奏だし、人前で吹いているわけじゃないから、比較対象にはなりませんね。やっぱりブラバンの生徒さんってすごいわ。
ここで心に沁みたのは、すべての練習は音楽のために行なうということ。指の練習も音階の練習もロングトーンの練習も、みんなみんな音楽のために行いましょうってこと。それを実演を交えてながら、先生が具体的に教えてくださいました。笛先生もよく同じことをおっしゃってますが、余所の先生が教えてくださると、また肝への命じ方が変わりますね(先生、ごめんなさい)。
休憩をはさんで、ムラマツフルートの吹き比べをして(この話は「2009年春 フルート試奏の旅」の中で書きます)、次のコーナー「美しい音程を奏でよう!」になりました。今回のメインコーナーです。
やったことは、笛先生とのレッスンの中で時々やるハモりの練習そのもの。笛先生は「フルートの音を覚えましょう」とよく言いますが、まさにそれ。要は、純正律の美しいハーモニーを自分の中に入れていきましょうという趣旨の話です。
生徒さんのFisの上に先生が色々な音をきれいに載せて、二度、三度、四度、五度の和音を作りました。また生徒さんの音に五度の音をキレイに載せたり、汚く載せたりもしました。これらの感覚が分かるかどうか、分からない人は暗記しなさいってことなんだろうと思いました。笛先生がよくおっしゃる「耳を開きなさい」ということだね。音程をいつも楽器任せ(あるいはチューナー任せ)にしている人は、ああいうのは苦手なのかもしれない。そう思いました。
フルート同士の音がキレイにハモると、基音のオクターブ下で天使が笛を吹くんですね。これはおもしろいと思いました。人の声がハモると、天使が天井の高いところで歌うんですよ。だから、教会の天井には天使の絵が書かれているのだと思う。でも、フルート同士だと、床下で天使がバスフルートを吹くんですねえ。こういう経験は始めてだったので、新鮮でした。歌の世界の常識とフルートの世界の常識の違いを発見するたびに、ちょっとずつうれしくなる私でした。
そうそう、先生が会場を回られて、会場の生徒さん一人一人のFisの音の上にCisの音を載せて、キレイなハーモニーと汚いハーモニーの違いを個別に教えてくださっていたけれど、アレ、私はやってもらえなかった! 私以外にも数名抜かしていたけれど、抜かした人たちは、みんなお弟子さんだよね。お弟子さんは普段のレッスンでやってもらえるから、別にいいだろうけれどサ。…お客さんはみんなやってもらっていたような気がする。私の被害妄想かな? ドキドキしながら待っていたのに、肩すかしでした。「あ、飛ばされた」そう思った時、心の中では号泣してました。ああ、とても残念。とても無念。
テツさんなんて、舞台の上にあがって教えてもらった上に、きちんと個別の場面では、FisとCisの指導まで受けたんだよ。ああ、ああ、ああ。
コーナーの後半では、お弟子さんたちのフルートアンサンブルの演奏に先生がちょっとしたアドバイスをして、音程というか、ハーモニーを磨いていました。先生の指導でみるみるハーモニーが磨かれていって、最後はとてもきれいなハーモニーになってましたね。
私はどうやらフルートアンサンブルというものに、偏見を持っていたらしいです。フルートアンサンブルなんて、雑音製造マシーンだと、実は、思っていました。でもそれは偏見で、単純に下手くそなフルートアンサンブルが雑音製造マシーンなだけで、上手にアンサンブルをすると、フルートだってキレイな音楽を奏でられるのだと知りました。下手くそは人間の責任であって、楽器の責任ではないというわけですな。
フルートアンサンブルもなかなか捨てたものじゃないと思いました(上手な団体に限るけれど)。
全部のコーナーが終わったあとは、フルート診断にも行かず(直前にフルート調整をしたから)、フルート試奏もせず(中休みでたっぷりやったから)、上坂先生にも質問に行かず(Fisのハモリの件で飛ばされたので、ちょっとヘソを曲げていたから 笑)、ずっとテツさんとおしゃべりをしてました。もしかすると、テツさんの楽しみを奪ってしまったかもしれないと、後で反省しました、申し訳なかったです。
結局、色々あったけれど、おもしろいイベントでした。
全体を通しての感想を書いてみます。
まず、上坂先生はいい人で、正直者。当たり前だけどプロの自覚をもっている人。ファンになってしまいそう。来年もイベントをやるそうだから、なるべくまた参加したいなあと思いました。でも、私は嫌われているかもしれない(笑)。
4時間近くに渡って、上坂先生がおっしゃっていたことの大半は、普段、笛先生が私にする注意とほぼ同じ。違うのはアンブシュアの件(上坂流ですよね、アレ)と、フルートの組み立て方(上坂先生は内向き派、笛先生は外向き派です)の注意くらいで、他はほぼ同じ。と言うことは、私は笛先生のところで、まだまだみっちりフルートの勉強をしないといけないということですね。がんばります。
ああいうところに入ると、私のアゲハじゃ全然音量不足だね。先生がせっかく「みなさんそれぞれでご自由に(練習を)」と言われても、あそこじゃアゲハの音は全然聞こえない。練習なんて全然できましぇん。前後をムラマツフルートユーザーに、脇をヤマハフルートユーザーで囲まれると、アルタスなアゲハの音は、奏者にも聞こえません。音色じゃ勝っているけど、音量じゃあ、明らかに負けてる…確かにアルタスは大音量なフルートではないから仕方ないと言えば仕方ないね。なんか負けた気がして、ちょっぴり悔しい。
会場に来ている人のフルートをさりげなく観察してみたけれど、実にピンキリ。先生のお弟子さんとおぼしき方々は、皆、お高そうなフルートでしたが、そうでないお客さんたちはメーカーもフルートのランクも様々。でもみな一様にカバード式でしたね。やはりアマチュアにとって、フルートってカバードが主流みたいですね。
参加者の中には、当然だけれど、上手な方もいらっしゃれば、そうでもない人もいて、おもしろかった。で、フルートの腕前って、不思議なことに、たった一つのFisのロングトーンで分かるものですね。聞いた瞬間に「あ、この人、絶対フルートが上手」って分かりますもの。逆もそうだけれど…。
上手な人は、ただのFisのロングトーンにも音楽が感じられたもの。その一つの音から、今にも次の音が、そして音楽が奏でられそうなオーラがむんむんなんだよ。ありゃ、すごいなあって思いました。
一方、単なるロングトーンなのに、騒音にしか感じられない人も少なからずいました。私はなんでもすぐに顔に出てしまうタイプなので、おそらくゲロゲロって表情をしてしまったことでしょう。ああ、年を取ると、耳が肥えるのでやっかいです。
ああいうイベントに参加し、様々なキャリアの笛吹きさんと一緒にいて、そんな中で自分の立ち位置がなんとなく分かったような気がする。それだけでも、あのイベントに行ってよかったと思います。
最後にひと言、苦言。一部のお弟子さんたちのマナーがちょっと…。自分の先生のイベントで誇らしいのは分かるけれどサ。大人なんだから、もう少し自粛しようよ。
さあ、頑張って、フルートの練習をしましょう。
コメント
クライスイベント、行かれたのですね~。
羨ましいです(^^)
私も楽しみにしていたのに、日程的に無理だった。。。
いや、その日は何も予定が無く、ヒマだったのすが…子育て中の主婦って自由に外出できなくてストレス溜まります(^^;
来年は絶対行くぞー!!
>小夜子さん
確かに幼児を抱えていると、外出は色々と難しいですね。ま、そういう時は『最初からそんなものはなかった』と割り切るのが肝心かと。
私は幼児こと抱えていませんが、それでも「あそこに行きたい」「あれを見たい」なんてイベントはメジロ押しですが、お財布の都合だったり、仕事の都合だったり、まあ色々な都合で行けないことがあります。そんな時は『行けなくて残念』とか『悔しい』とか思わないで、最初から『そんなイベントは開催されていなかった』と自分を言いくるめる事にしてます。
別に開催されていないなら、行きたくても行けないわけだし、雑誌などで報告(今ならブログの記事かな)を読んでも、最初から行けなかったわけだから、すがすがしい気分で読めます。
ま、一種の“逃げ”かもしれませんが~「ああ行きたいのに行けないー!」と思うよりも、精神衛生上、安全です。
って、それほど「行きたーい」と思い詰めないか(笑)。
お久しぶりです。お元気ですか?ですよね(笑)
ここ2週間ほど体調がすぐれず、フルートに触れない日々を過ごしていました。日曜日ようやく練習再開しました(わーい♪)すとんさんのところにおじゃまして、また沸々と意欲が沸いているところです!
イベント楽しそうですね。他の先生のレッスンっていつもとは違う切り口で目から鱗なことがありますよね。
都会はいいなあ(田舎者のつぶやき・・^^;)
かまってもらえなかった件は、
「ああこの人は出来ている大丈夫」
or
「流派の違う先生についているからなまじいじらないほうが良いナ」
のどちらかだと思いますよ。
私はそのようにとらえています。
…とか言いつつも、自分も教えてもらう側に回ると、「もっと構ってよ~」の気持ちはよくわかりますけどね。[E:wink]
お疲れ様でした。
昨年は、前に出た人は単に音を出すだけだったので何も考えないでいたのですが、何か吹いてみてくださいと言われて困っちゃいました。
スケールでもと言われて吹いたのですが、間違えちゃいましたぁ。スケール練習もいつも楽譜を見ながらやっているのがいけないんでしょうね。
スケールぐらい楽譜を見ないで吹けないとなぁと痛感しました。
いろんな笛吹きの方がいらっしゃいますが、悩むところは結構共通しているんだなと勇気付けられます。
イベントに参加すると、新たな気持ちになるのが嬉しいです。
Fisのハモリでは、すとんさんの音が聞けると思っていたのですが、飛ばされちゃって残念でした。
すとんさんが来られるということだったので、私も探していました。
体格的にこの人かなと思っていた方がすとんさんでしたが、想像よりも若い方だなという感想でした。
また先生が、私の知っている方だというのをお聞きしてビックリしました。
>smilekumiさん
私の住んでいるところは都会ではなく観光地です、間違えちゃイヤだよ、だって湘南だもん(笑)。オン・シーズンになれば、有象無象で町中に人があふれ返る場所です。それでも、電車乗れば、すぐに都会に出れるアドバンテージは確かにあるでしょう。
>他の先生のレッスンっていつもとは違う切り口で目から鱗なことがありますよね。
はい、おもしろいですよ。でもね、大切なことは、あくまで参考意見であって、メインは自分の先生だって事ね。あくまでも他流試合だから、余所の先生のいうことを鵜呑みにしてはいけないって事が肝心。そういう意味では、余所の先生のイベントに出席するってのは、参考書を読んだり、DVD教材を見て「へー」と言ったりするのと、同じレベルの経験なんです。特に私のような“聴講”の場合は、DVD教材を見るのと、あまり変わりがないと思います。
一番大切な教えは、自分の先生の教えであり、きちんと面倒を見てくれるのは、自分の先生であるという、ごくごく常識的な事さえ踏まえていれば、こういうイベントも、とても楽しいものです。
それにね、あのイベントに行って思ったのは、おそらく、参加者の少なからぬ方々が、現在、師を持たない方々ではないかな?ってこと。私にとっては、単に「楽しかった時間」なんですが、そういう方々には、あの手のイベントは「貴重な学びの時」だったと思います。
お体大切に。フルートは体力使うからね。
>sigmaさん
>かまってもらえなかった件は、
たぶん、単純に「忘れられた」または「見落とされた」だけでしょう(笑)。先生に悪意があるはずもないのですが、ちょっと言ってみたかっただけです。だけど、本当に本当に本当に、先生とFisの音でハモりたかったんです(涙)。
それと、上坂先生と笛先生は、たぶん根っこのところが一緒じゃないかなって思います。同門…ではないでしょうが、先生の先生あたりが同じ流派ではないかなって思います。それくらい、おもしろいほど、同じ事を言ってます。
笛先生はジャズの人なんですが、こうまでクラシックの上坂先生と言ってることが同じなので、笛先生の元で、クラシックの勉強をしても、全然OKだろうなあと確信しました。
ま、そんなところです。
上坂先生にかまってもらえませんでしたが、私は今日も元気に生きてます(なんのこっちゃ)。
>テツさん
そうそう、先生の「何か吹いてみてください」で、私はてっきり、テツさんの演奏が聴けると思って、ワクテカな気分で待ってました。そしたら“ボーっ”だったので、ちょっと残念でした。ううむ、私だったら、なんか曲をやるよ。いつも試奏の時に吹いている「イエスタディ・ワンス・モア」か、最近ハマっている「さくらさくら」か、サンサーンスの「白鳥」の一節だな。って、舞台にあがらない奴は、なんとでも好きなことが言えるものです(笑)。
>想像よりも若い方だなという感想でした。
お誉めいただいて(だよね)、ありがとうございます。若く見られることが多い私ですが、中身はテツさんとほとんど同じ、オジサンですので、仲間外れにしないでくださいな。
>また先生が、私の知っている方だというのをお聞きしてビックリしました。
ぐふ、ぐふぐふ。案外、世界は狭いんだと思いまーす。
フルート・クライスに参加されたのですね、羨ましいです。私も行きたいと思いつつ、おちびさん優先です(泣)
アンブッシュアは、私も同じであごに当てています。下唇を自由に動かす&あごを使う事によって、音程等変化させやすいからです。
下唇を半分隠すやり方もありますが、なんとなく不安定で私は苦手です・・・。
今回いっぱい勉強された&楽しまれたということで、充実された事と思います。
なにげに、すとんさんって私の顔知っているんだなと思うと不思議です(笑)
昼食休憩中の携帯から失礼します。
アルタスの音量は、ムラマツやヤマハに負けますか…。そういえば、どこかの販売店のHPに、そんなことが掲載されていましたっけ。
ただ、自分の音量と、他人の音量は客観的に判断するのは、難しいです。遠鳴りする楽器は、近くだと、そんなに大きい音でなかったりしますから、なおさらです。
すとんさんのアゲハの音は、すごく魅力的ですので、しっかり吹き込めば、トータルで負けないでしょう。
ところで、自分の音を録音したものを、ブログにアップするには、どうしたらいいのでしょう。
後で教えてください。
私も上坂学先生のホームページはフルートを始めた数ヶ月間、しっかり読ませて頂きました。アンブシュアに関するQ&Aがとてもたくさんあり、やはり皆さんも悩まれてるのかなと励みにしておりました。私の先生は、他の先生の指導を受けるなら自分の所を辞めてから行ってください。とはっきり言われていますので、あまり積極的にこういったイベントには出て行くことができません。羨ましいです。。。
ゴールウェイさんの動画も、どこかのフルート関連のホームページで紹介されていたのを見ました。この『どこかのホームページ』ではレッスンの内容の和訳が大筋でされていて、しっかり真似させて頂きました。
・・・が!これがけっこう長~くて浅いスランプのはじまりでした(笑)。半年くらいでしょうか。。。長かったです(涙)。今思えばこのときの試行錯誤でアンブシュアのレパートリーが増えたと言いますか、今に至る大きな段階のうちの一つを越えたと思います。アンブシュアにとっていくつかのとても大切なことに気づけました(まだまだ鍛錬は怠れませんが)。
やり方は正しいけどまだできていなくて、練習の先に正解が待っているのか、はたまたアプローチの方向そのものが間違っているのかを見分けるには、一つの『これだ!』とする形をある程度の時間続けてみないと分からないのではないかな?とアンブシュアの場合は感じております。私の先生は、『生徒の音の出方がこういう方向になってきたら、一つステップを上がったな』というものがあるみたいで、それはネットではちょっと書けない先生と私の秘密です。。。
あ、しかし最近またちょっと迷いが出てきてます。先生の先生が先日サロンコンサートをされ、最前列で聞いてきました。もちろん、一番口元が見やすい至近距離の席です。
違うんですね~。ゴールウェイさんとも、私の先生とも。驚いたのは試行錯誤してた頃の私のアンブシュアそっくりなんです。確かに『自分の正解はこれかな!?』と思い、けっこう長い間固定していたタイプです。
やっぱり人それぞれに答えがあって、必ずしも人の真似だけでは自分の正解は出せない、というのが答えなのかな。と感じています。
私もアルタスの音量が気になっています。ムラマツは音が大きいですが、そんなに差があるのでしょうか?
一度他人が吹いているのを聞き比べてみたいです。
>橘さん
>なにげに、すとんさんって私の顔知っているんだなと思うと不思議です(笑)
ん? たぶん知らないよ。おそらく、橘さんの師匠の話の流れで、そう思われているのだろうれど、あれはネットに落ちている色々な情報を私の頭の中で再構築すると「橘さんの師匠は十中八九、あの方に違いない」と確信しただけの話で、橘さんの師匠の顔は写真で拝見しておりますが、橘さんの美貌はたぶん知りません。
もっとも、私がその気になって、探し始めると、橘さんの写真の一枚や二枚は見つけられるとは思いますが…私はストーカーではありませんので、そんなことはしませんので、ご安心を。
でも、きっと、いつか、どこかで、橘さんとはリアルに顔を合わせそうな気がします。その日を今から楽しみにしています。
>たかさん
>アルタスの音量は、ムラマツやヤマハに負けますか…。
少なくとも私レベルの腕前では完敗です。実は、アゲハはテツさんにも吹いてもらったのですが、テツさんでも完敗でした。本当に、ナーンにも聞こえないのよ。
実際問題、ムラマツは私が吹いても、最初から大音量でしょ。ヤマハも大音量とまでいかなくても、大きな音が最初から出る。でもアルタスは、私レベルでは、きれいに音を出すところで精一杯。だから、初学者レベルの話では「ムラマツやヤマハは大音量フルート。アルタスは音量よりも音色で勝負のフルート」とは言えます。某販売店のHPの記述も、初学者を念頭においた記述なんでしょうね。
でもね、もっと腕のいい人が吹くと、話は変わると思います。明日あたりのアップになるかな? 実は前回のレッスンで、アゲハを笛先生が吹いたのですが、その時はもう、驚きの大音量になりましたので、アルタスのフルートは、奏者の腕次第でその音色も音量も激変するフルートです。
>ところで、自分の音を録音したものを、ブログにアップするには、どうしたらいいのでしょう。
ええと、ココログ固有の話になりますので、ブログで話しても詮ないので、夕方あたり、落ち着いたら、メールをしますので、お待ちください。
>ムラマツEXⅢさん
>私の先生は、他の先生の指導を受けるなら自分の所を辞めてから行ってください。とはっきり言われています
ムラマツEXⅢさんの先生の対応は、ごく普通の対応だと思いますよ。私も今回のイベント参加は聴講のみと言うことで許可をいただいてます。
一応、先生は私の腹黒い性格をご存じなので、私が、余所の先生の話を聴いても盲信せず、必要なところは学び、そうでないところは簡単に捨てる人間であることをご存じですから、今回のイベント参加も許可をいただけたのだと思ってます。
ウチの先生も、真面目で純粋まっすぐな生徒さん(だけとは限りません)が、余所の先生のイベントに参加すると言ったら、ダメって言うかもしれません。そんなもんです。自分の先生は大切にしないと。
アンブシュアに関しては、難しいですね。上坂先生は、上坂流ともいうべき『日本人向けのアンブシュアの形』というのをご提案なされてます。今回のイベントでもそこを強調されていました。
一方、私の先生は『人間一人一人の顔や声が違うように、アンブシュアも一人一人違うのが当然。ただし、やり方は人それぞれで違っていても、その人にとって、正しいアンブシュアというものは、必ずあります。だから試行錯誤をしながら、正しいアンブシュアを探しましょう』という御立場です。もちろん私は、自分の先生の意見を是としてます。今回の上坂流も取り入れつつ、私なりのアンブシュアを作っていこうと思ってます。
>やっぱり人それぞれに答えがあって、必ずしも人の真似だけでは自分の正解は出せない、というのが答えなのかな。
私と私の先生は、そう信じてます。
>野鳥さん
上にある、タカさん宛のコメントにも、似たような事を書きましたが…、ムラマツは、おそらく誰が吹いても音が大きいと思います。私も最初、ムラマツを吹いた時は、びっくりしました。サンキョウやヤマハも音は大きめだと思います。一方、アルタスやパールはそれほど大きな音はしません。
初心者レベルでは、そんなものです。
ただ、野鳥さんの緑音君と同じモデルのフルートを、オーケストラで使用されているプロ奏者だっていらっしゃいます。本当に音量が小さなフルートなら、オーケストラで使用されるはずがありません。腕をあげれば、アルタスでも大音量が得られるようです。
ですから、お互い、手持ちのフルートをきっちり鳴らせるように、精進していきましょう。
あと、一種の逃げですが、フルートの音量(と音色)は頭部管に大きく依存してますので、音量に不満を感じるなら、頭部管を取り替えるという手もあります。パールは実際に、オプション品で大音量の頭部管を用意してます。アルタスの場合は、オプションの頭部管はありませんが、他のメーカーの大音量な頭部管を購入して指せばいいのだと思いますよ。
>一度他人が吹いているのを聞き比べてみたいです。
フルートが吹けるお友達と一緒に「試奏の旅」をすると良いですね。あと、サークルとかに遊びに行ってもいいと思いますよ。
>でも、私の事を手袋オヤジと見抜いたsugarさんは、私の前に座られていた、プラチナフルート(でしょ)の方ですか?
はい、それは私です。が、フルートはプラチナではありません。PTP(メッキ)です、も・ち・ろ・ん。
それもsecond handで購入しました。
7年ほど前、銀座をブラブラしていて山野楽器の前を通りかかったら、「フルートフェア」の文字が。時間もあったし、ふらふらとはいって行って「銀のフルート吹きたいんですけど」とお願いしました。アンサンブルレッスンのメンバーが立て続けに二人ほど総銀製に買い換えたのですが、私は自分は腕もないし、今ので十分(高校の時に買った古ーい頭部管銀の村松)と思っていたから、その時は完全「冷やかし」気分。
で、店の方が次々に持ってきてくださったのを、(色々国産メーカーのカバードC管モデル)どれがどれだかわからなくなったまま、どんどん吹いてみました。そしたら、どれも「すんごくいい音がする!私の楽器とは段違いだ!(という気がした)」音は太いし重いし、低音部もずずーっと響く。その中でも一番音色も気に入ったのが村松だったのです。でも種明かしされたら、村松だけPTPモデルで20-30万位高い・・・・。「総銀製ほしくなっちゃったなー。どうせなら村松よかったなあー。でもただでさえ分不相応なのに、ほかのより20万以上もも高いしなあー」とまあ即断することでもないから、当然そのまま帰ってきました。
そしたら、1週間もしないうちに山野楽器からTELがあって、「お客様、とてもよいお知らせです。あのPTPモデルの中古が入荷しました。インラインのリングキーですが、中古といってもとても新しく、お客様が吹いたカバードより製造番号新しいくらいで、元の持ち主の方がセミプロの方なのですが、急にまた次の楽器が欲しくなって手放されたのです。」という。でも「リングキーじゃとても無理」という私に、「詰め物すれば全然平気。ぜひ一度試してください」という。でもそんなに買ったばかりの楽器を手放すなんて、やはりどこか楽器に問題ありかも、と疑心暗鬼の私。で、先生にご相談したら「私が一緒に行って吹いてあげるわ」ということに。(その時妊娠中で体調もあんまりよくなかったのに)
で、結果が「いちばん上のCだけかなり出にくいけど、ほかは全然問題ないと思う。アマチュアがあのCの音出すことはそうないだろうし、このお値段なら、かなりお買い得だと思う。」ということ。
ほら、女は(私は?)「お買い得」という言葉に極端にに弱いでしょ。
それで、あれよあれよという間に、購入してしまったのです。
でも、それからずっと「ごめんね。私みたいなへたっぴいのところへ貰われてきちゃって」という思いがありました。
その後も、個人レッスン受けてきたといっても、時に仕事が増えたり、時に親の具合が悪くなったり(これは現在もろ進行形ですが)、とぎれとぎれだったし、何より、心構えが全然なくて、家でほとんど触らないままレッスンに行ったり、という日々が長く続いたわけですよ。(だから経験10年以上と紹介されてもねえ・・という思いが)
でも、今年に入ったくらいから、「もう少しまともな音で吹けるようになりたいし、難しい曲も吹きこなしたい」と思い、個人レッスン再開。でもこれは「親の介護からの現実逃避かも」という気もしているのですが。
で、その熱意(いつまでもつか…ですが)のままにフルートブログ探したり、先日のイベント参加したり、の流れになっているわけ。
でも、私も例にもれず、「弱小ブラバン」出身で、アンブシュアなんてことばもろくにしらなかったほど。
すとんさんの言われるとおり、今頃になって「姿勢」「アンブシュア」等、基本の基本がすごく大事と痛感しているところです。
地道に頑張ろうっと。
あと、あの日の「音程の」コーナーのことですが、悲しいことに、年とともに感覚が鈍くなってくるのを感じています。
若いころはもっと敏感に「合ってる、合ってない」わかってたような気がするんだけど(年のせいじゃなくて単に音に真面目に触れてこなかったからかもだけど…)
なんだかだらだら長くなって、すみません・・・。
>sugarさん
やはりあの方がsugarさんでしたか。これでもう顔見知りですね(笑)。住んでいる地域も同じですから、また顔を合わせることもあるでしょうが、その時は、よろしくお願いします。
PTPでしたか。しかし、プラチナ(メッキ)って独特の輝きですね。見れば一発で分かります。
フルートとの出会いの話を読みました。山野でご購入ですか、私も実はそうなんですよ。しかし、楽器屋さんの思い通りに見事に転がされてましたね(笑)。でも、後悔してないでしょう。うれしかったでしょう。なら、それで良かったのだと思います。こういうものは、出会いのものですからね。
>あの日の「音程の」コーナーのことですが、悲しいことに、年とともに感覚が鈍くなってくるのを感じています。
音程の感覚って、記憶なんだそうです。だから、感覚が鈍くなったのではなく、単純に「忘れた」のだと思います。忘れたなら、思い出すなり、改めて覚え直せばいいだけの話なんだそうです。と、言葉で書けば、簡単ですが、実際はなかなかうまくはいきませんね。私も音程に関しては難がある人間なので、色々な場面で四苦八苦しております。
すとんさんの声楽の発表会のチラシとやらを拝見したく、メール送りましたので、よろしくお願いします。
イベントでもPTP結構人気ありましたよね。
私のは引き上げ(Drawn)で、確か人気投票一位もPTPだったけど、それはSolderedモデルでしたよね。DrawnのPTPって今村松のカタログに載っていない?
でもその後の打ち上げにもちょっとだけ参加したのですが、先生のお言葉によると、SolderedとDrawn、そんなに変わらん、と。値段はずいぶん違うけどね。そういう意味からも私のDrawnは「お買い得?」(って「お買い得」にこだわりすぎか。あの頃、そんな2つの違いも全く知らないまま購入したのですが)
あの日、「こんな機会またとない」と随分図々しく、いろんなモデル吹いてみましたが、個人的には、14金、18金あたり、よかったなあ(24金は物理的に重すぎてどうにもならなかったし)。音に重みもあるけど輝いていて。残念ながら、私には指の問題あり、リングキーの場合、右手の中指、薬指は詰め物ないと多少問題あり、になってしまうので、低音部はそこまで体験できなかったけど、高音部は「金」よかったですよー。
でも、自分の結論としては「私の楽器は、良い楽器だったんだ」(つまり中古で買って先生からも、一音だけだけど、「出にくい」って言われていて、どっかで引っかかっていたのですが)、滅多に触れないような高価なもの吹いた後でも、
「ん、私のでいいじゃん」と思えた、それが収穫かな。今の楽器を買う前に、試奏で総銀製いろいろ吹きまくった時には、それよりランク下の自分の楽器との差を、まじまじと感じたけど、今回は「よしよしmy 楽器、頑張ってるじゃん。あとは私の問題ね。」という感じだったので。
>sugarさん
そのあたりの話は、来週アップするつもりです。何しろ私、ブログの記事は一日一つと決めているし、今週はどうしてもアップしなければならない記事が並んでいる(!)ので、後にまわせるものは、あとまわしにしてます。
>DrawnのPTPって今村松のカタログに載っていない?
PTPモデルって、基本的にドゥローンですよ。と言うよりも、ムラマツフルートは基本的にみんなドゥローンです。ソルダードはSRモデルだけでしょう。ムラマツはドゥローンにこだわりがありますからね。
先生がおっしゃるとおり、ドゥローンとソルダードは『そんなに変わらない』と私も思いますが、逆に言うと『小さな違いだけれど確実に違う』と言い換えることも可能です。そこは趣味の品ですから、こだわる人はこだわればよろしいし、気にしない人は気にしなければいいだけです。
私自身は、違いを感じますし、気にもなります。ただし、一般的な感覚と違って、ソルダードではなく、ドゥローンの方を私は選びます。これは値段ではなく、いわゆる吹奏感って奴ですね。ドゥローンの方が吹き心地がさわやかで良いと思ってます。
>14金、18金あたり、よかったなあ
私もそう思いました。
>自分の結論としては「私の楽器は、良い楽器だったんだ」
まだこの世界の新参者なので、口幅ったい事を申し上げますが、買った直後ならともかく、フルートって数年吹き続けていると、自分色に染まってくるのだそうです。なんでもそうですが、道具って手に馴染んでくると、何モノにもかえられなくなってくるじゃないですか。きっと長年使い込んだフルートは、そんな感じになるのでしょうね。
フルートは値段じゃないです。奏者との相性と、一緒に過ごした時間の積み重ね、それで良いフルートかどうか決まるそうです。つまり、自分の楽器を愛する事。これが何よりも大切なことなんだと思います。
>PTPモデルって、基本的にドゥローンですよ。と言うよりも、ムラマツフルートは基本的にみんなドゥローンです。
私もそう思っていたのですが、あの日の試奏モデルで確かPTP(SolderedとDrwanの)2種類あったように記憶しているのだけど、記憶違いかな。
まあ金色フルートいっぱい吹こうと目の色変えていたから、それほどちゃんと確認したわけじゃないけど。
>逆に言うと『小さな違いだけれど確実に違う』と言い換えることも可能です。 私自身は、違いを感じますし、気にもなります。
すとんさんをはじめ、皆さん音に敏感だし、それを表わす表現力も豊か。感服します。
どなかかが言ってらしたFisのボールを空中に浮かす・・・はあ、っです。
私なぞ音色の違いを、そこまで感じられてないような気がするし、それを文字に表すなんて、とてもとても、って感じです。
>フルートって数年吹き続けていると、自分色に染まってくるのだそうです。
吹き続けてはいましたが、とにかく何度かお話ししたように、これまではちっともまじめに練習していなくて、ちょっと音出ししたら、もう曲、っていう接し方しかしていなかったのです。
でも今年初めくらいから、「これじゃあいかん」と思うようになり、とにかく、姿勢、アンブシュア、を意識して、音づくりに神経使うようになったら、本当に音が変わってきました。先生にもそう言っていただけるようになってきたし。その上で、いい楽器を吹いて…ということです。ちなみに自分でも(多少)進歩したかな、というところで、昔のC管の楽器を吹いても(今あのイベントのあとそのまま調整に出しているので、手元になく、ここのところ毎日そっちを吹くしかないのですが)、そこまでいい音しない。つまりその辺は、楽器によるものなんだろうな、と。
早く戻ってきてもらって、また吹きこまなくちゃね。(上坂流アンブシュアはどうしよう・・・)
>sugarさん
>あの日の試奏モデルで確かPTP(SolderedとDrwanの)2種類あったように記憶しているのだけど
はい、ありました。通常のPTPモデルと、SRモデルにプラチナ・メッキをした特注品の二つですね。ムラマツでは、SRモデルとアルトフルートとプラチナモデルには、プラチナメッキのオプションが用意されている(ということは、本来のプラチナモデルは無垢のプラチナなんですね)ので、SRモデルの購入時に「プラチナメッキをしてください」と言って購入すると、あのような特注品ができあがるというわけです。
あの場には、もう一つ、特注品がありました。気がつれましたか? それは24Kゴールドモデルですね。アレ、立派な彫刻がされていたでしょう。あれもオプションなんです。あと、私は未確認ですが、上坂先生のセリフから、おそらくEメカもオプションで搭載されていたと思います。それらのオプション加工代も含めて「これは1000万円はするねえ」と上坂先生がおっしゃったのだと思います(し、たぶん1000万円前後になるはずです)。
フルートの調整の件ですが、多少お金がかかっても、即日調整をしてくださるところの方が便利ですよ。実は私、あのイベントの少し前に楽器屋さんに行って、調整してもらってから、イベントに臨みました。ちなみに、調整している間(一時間程度です)は、高額高級フルートを何本も試奏して遊んでいるわけですね。
フルートを手元から離すこともなく、なおかつフルートの試奏もできるので、可能なら、即日調整がお薦めです。だって、一週間もフルートが手元になかったら(預けると短くても一週間くらいの時間がかかるでしょ)、気が狂っちゃいますよ。きっとフルートのない寂しさに耐えかねて、新しいフルートを購入して、さらにローンを増やして、どうにもならなくなるんだよ、きっと。
>(上坂流アンブシュアはどうしよう・・・)
人それぞれ、体の形も大きさも体力も違うのだから、必ずしも上坂流がベストな方法とは限らないと思います。でもね「管体をまわして、下唇を巻き込んで、フルートをつける」というテクニックそのものは、使えると思います。ですので、今の私は、元々、笛先生にチェックしてもらって作ったアンブシュアの最後のシメのところで、上坂流の「管体まわしてグイ」を加えています。で、これが定着すればよし、定着しなくても、そういうメソッドがあるという事を知っただけでもよし。そう思ってます。
>フルートの調整の件ですが、多少お金がかかっても、即日調整をしてくださるところの方が便利ですよ。実は私、あのイベントの少し前に楽器屋さんに行って、調整してもらってから、イベントに臨みました。
私も事前に4Fに出向き、上坂先生がブログで推薦なさっていた方を一面識もないのに図々しく指名させていただき、調整お願いしたのです。が、私は、7年前に買って以来、記憶で2度、ここ3年ほどは確実に、調整していないので、その場ですぐはちょっとキツイ、と言われたのです(まあこれは予想していたことでした)。で、その場でざっくりとだけやっていただき、後日取りに、ということになったわけ。まあ過去、(練習ばかりでなく)調整もさぼっていたので仕方ないかな。でも、調整するとまた随分よくなるとも聞いているのでひそかに、おおいに期待しているのです。
>「管体まわしてグイ」
そうそう、これは使えるかも、と思っています。あの日、実際に先生に宛てていただいた位置だと、あまりに下過ぎて違和感ありすぎ、なので、まあ自分なりに試行錯誤かな。
私は日本人にしたら、かなり唇薄いほうなので、上坂理論がそのまま当てはまらないような気もするし。
でも、本当に「管体まわしてグイ」を体験できただけでも良かったと思っています。
>sugarさん
7年で2回の調整ですか? 今の私では意外な感じがしますが、一般常識で言ったら、そんなものですね。そう、フルートって、一般常識の斜め上を行くくらい、ベストな状況を保つためには、調整が必要みたいです。私も、無料調整期間が終わったら、どうしようと、今から頭を悩ませています。
「管体まわしてグイ」はいいテクニックだと思いました。あと、フルートのハモりね。この二つだけでも、十分、参加費のもとは取れたと思います。
>あの場には、もう一つ、特注品がありました。気がつれましたか? それは24Kゴールドモデルですね。
特注品だったのですね。All24Kだったのかしら。すごい値段でしたものね。
わけわからず、とにかく金色の楽器を次々吹いてみましたが、あの24金は他の金と比べても、とにかく重かったです。
私の楽器も、総銀製のプラチナメッキのH管なので、その前のモデルから変えた時は結構重くて、慣れるのに苦労しましたが、全然その比じゃありませんでした。
ああいうのを吹きこなすのは、相当体格いい人じゃないと無理なんじゃないかしらねえ。
きゃしゃな日本人女性じゃ、手に余りそう。
>sugarさん
あの24Kは、All24Kモデルの特注品でしたね。先生は1000万円以上だって言ってましたね。もう、あのクラスになると、値段もあってないようなものですね。
確かに重い楽器でしたが、逆に私にはあの重さが心地よかったですよ。多少なりとも重い方が持っていて安定します。好きだなあ、あのくらいのフルート。
24Kだと購入は現実的ではないけれど、世の中にはヘビー管と言って、管体を厚くして重くするというやり方がありますから、そういう手口でフルートを重くするのもいいなあと思いました。
銀のヘビー管なんて、ずっしり来て、手になじんで、とてもよさそう。問題は、管厚が厚めになると、途端にフルートが鳴らなくそうです。キレイな音色なら、管厚は薄い方が良いそうですから。でも管厚が薄くなると、華奢になるし、製作も難しくなるそうです。まさに痛し痒しだね。
さっそく訂正です。
直前のコメントで私が
>あの24Kは、All24Kモデルの特注品でしたね。
と書いちゃいましたが、上坂先生のブログによれば、あれは「24K-14K-RHE-Engrave」だそうです。日本語に訳すと「管体24K金+メカ14K金のリング式H管Eメカ付き彫刻フルート」という奴です。
謹んで訂正しておきます。
ちなみに、その事が載っている上坂先生のブログはこちらです。
http://angel-diary.flutekreis.com/?eid=1196854