今日の記事は夜希さんの「Yaki’s Diary」の記事「別冊きたー」に触発されて書いてます。夜希さんの記事はこちらです。
私も夜希さん同様、ザ・フルートの別冊23号を買いました(今日の段階ではまだアマゾンでは取り扱いが始まってませんね。おそらくすぐに買えるようになると思いますが、待ちきれない方は、地元の楽器店か、版元のアルソ出版でお買い求めくださいませ)。
さっそく付録のCDを聞きました。今回は「憧れのフランス近代作品 美しきフルートの調べ」という号で、フルートの比較的ポピュラーな名曲を含んだフランス系の曲を、二人のフルート奏者が演奏していらっしゃるのですが、おもしろいですね。付録CDの楽しみ方としては邪道かもしれませんが、見事なくらい音が違うので、期せず『フルート聞き比べCD』になってます。
フルート奏者は、金のフルートの平山恵さんと、銀のフルートの前田綾子さんのお二人。
平山さんはムラマツの人だから、たぶんムラマツのゴールドフルートを使ってらっしゃるのでしょう。表紙の写真の色合いから判断すると24K(または18K?)のようです。写真の色合いなんて、いくらでも変わりますので、見た目での判断は難しいです。
一方、銀のフルートの前田綾子さんはYFL-884BJ(ヤマハの銀のビジュー)です。
金のフルートと銀のフルート、ムラマツとヤマハの聞き比べができるわけです。
さっそく聞いてみました。
いやあ、平山さんの金のフルートは音色がまろやかですなあ。6曲目の「アダージョ・ノーブル」では、それを強く感じました。これぞ金のフルートって感じの音色。まろやかで太くて密度が高くて…そして金独特のあの質感のある音色、ゴールド好きな方にはたまらないでしょうね。
一方、前田さんの銀のフルートは艶やかですねえ。私は10曲目のゴダールの「子守唄」が特に気に入りました。ツヤがあって開放的で伸びやかな音色。ああ、銀のフルートっていいなあって感じです。最近のプロのフルート奏者の方は、ゴールドとか木管とかの使用者が多いので、レコーディングアーチストでシルバーの方って、貴重ですよね。銀独特のあのしっとりした音色はたまらんです。
金のフルートと銀のフルート、やっぱり材質が違うだけで、だいぶ音が違います。あと、これに木のフルートの奏者さんが加わっていたら、もっと『フルート聞き比べCD』としては完璧だったなあと思います(って、趣旨が違う?)。もっとも、音の違いは、フルートの材質だけでなく、お二人の持つ奏者としての元々の音色の違いもあるので、別の奏者での金のフルート、銀のフルートの聞き比べもしたいです。
しかし、お二人のフルートを聞いて思うことは、お二人ともすごく音がきれい。フルートの音はだいぶ違うのだけれど、どちらもきれい。やはりプロは“音がきれい”ってことが大切なんだなあと思う。
テクニックも、もちろんプロとしては必要でしょうが、客の立場では、すごいテクニシャンな奏者の演奏に出会うと「うわあ、すごいなあ」とか「よく指が動くなあ」と感心しますね。でもそれだけです。
一方、きれいな音で音楽を奏でられると、うっとりしますし、感動します。感心と感動。この二つは言葉は似てますが、内容は似て非なるものです。私は感心できる音楽よりも、感動出来る音楽の方が好き。だから、音の美しさは大切だと思う。
あとね、私はよく記事に「ゴールドフルート、嫌い」って書いてますし、実際に嫌いなんですが、これは私自身がゴールドフルートと相性がどうも悪いのが原因。ゴールドフルートを試奏すると「帰んな、坊や」と言われているような気がするんですよねえ。一方シルバーフルートは「楽しんでいってネ」って言われているような気がするので、どうしてもシルバー贔屓のゴールド嫌いになってしまうわけで…。
でも、プロの方が吹くゴールドフルートは結構好き。ゴールドのあの独特の音質感も、奏者の個性の一部だと受け入れてしまうので、気になりません。結局、良いものは良い、ダメなものはダメで、私が吹くゴールドフルートはダメだから嫌いなんです。
そういうわけです。ジャンジャン。
ちなみに、このザ・フルート別冊の最新刊ですが、私もアマゾンで待ちきれずに、近所の楽器店に買いにいきましたが、どこもすでに売り切れで困りました。今回は仕事が忙しくて、発売日直後に買いにいけなかったのが敗因ですが、電車に乗って、大きな楽器店まで買いに行かざるを得なかったです。おかげで電車代が加算されて、少しお高い買い物になってしまいました。コンビニとは言わないけれど、せめて普通の書店で買えるといいのになあ…ザ・フルート。趣味で演奏する人はピアノの次に多いらしいけれど、雑誌まで買う人は極端に少ないのでしょうね。フルートは楽器が高すぎるので、雑誌購入する余裕がないってか?
コメント
すとんさん、お早うございます^^
すとんさんの記事は、いつも読み応えがあって面白いですね!!
盛り沢山なので、書きたいことが有りすぎて
なかなかコメント出来ないのですが(笑)
毎回とても楽しみにしています!!
今回も更新のお知らせのタイトルに惹かれて
朝一番で読みに来ました♪
金のフルート…私も去年フルートを買い換えるときに、
いたずら心で試奏させて貰いましたが…
音を出すのが難しかったです;; 管体の重量も重いですし、
お値段も凄いですよね。
金は色々な意味でパワーの要るフルートだなぁと思いました。
女性で金のフルートを吹きこなす人、文句なしに尊敬です!
私の近所の本屋さんにも、ザ・フルートは入らないです(涙)
今週末にでも街の楽器屋さんに出かけたいと思っていますが、
今までのバック・ナンバーも見たいのですが…
う~ん、大阪まで出ないと無いかも~~~;;
あなたが落としたのは総銀製ですね・・
なんつって女神様がくださらないかしら。(童話の読み過ぎ)
感心と感動のニュアンスの違い。さすが、すとんさん。いつも納得のお話です。私も心に響く音作りを目指しまーす!^^
我が家は定期購読をしているため、配送されるので購入に困ることはないのですが
音楽雑誌は、購入するのが大変なのはわかります。
楽器店は、小さいお店が多い上に、楽器にスペースを取られてしまうため
どうしても譜面等は、置く場所に限られてきますよね。
お薦めは定期購読です。アルソだけじゃなくて、ネットショップでも定期購読を実施しているところがあったはずです。
ピアノのように、どこでも扱ってもらえるほどメジャーな楽器でないというのが寂しいです。
実際、雑誌があることすら知らない方も多いですからね。
もっとメジャーな雑誌になってもらいたいものです。
ちなみに、私はまだ開いてもいないです。
本当にコレクションになりつつあります(汗)
ヤマハ・ビジューの音に興味があります!!聴いてみたぁい☆
ザ・フルート…別冊も含め、興味のある記事やCDが付いている時だけ購入しているのですが。。。
すとんさんの記事を読んで、CDを聴きたくなりました(^^)
近所ではどこもこの本を置いていないので、アルソ出版でネット注文です。
う~ん注文しちゃおうかな~♪
>銀色ねこさん
>すとんさんの記事は、いつも読み応えがあって面白いですね!!
ありがとうございます。
ところで、銀色ねこさんがおっしゃるとおり、金のフルートって大変ですね。管体の重量とか吹くのにパワーが必要とか、ほんのちょっとした事だけれど、毎日でいつものことですから、体の小さな女性には、本当に大変だろうと思います。
私ぐらいの体格になると、別に楽器の重さや吹くのにパワーが必要とかは、たいした問題ではありません。私の場合は、お値段と音色の方が問題かな? いや、値段は本当に欲しければ、ローンでも何でもあるわけだから、やはり一番の問題は音色の好みかな?
本当に私の場合は、金のフルートが好きでなくてよかったと思ってます。私のことだから、金のフルートが気に入ったら、今頃きっと買ってます。それでローンの重さにヒーヒー言っていると思います。いや、実際、アゲハのローンで、すでにヒーヒー言ってますけれど(笑)。
>smilekumiさん
>あなたが落としたのは総銀製ですね…
「はい、そうです。巻管のH管で高純度の銀を使った奴です」
なんて、嘘を言ったら、やっぱりダメだろうね。でも、私は何となくH管が欲しいなあ。別になくて困っているわけではないけれど、今のアゲハはC管なので、出ない音が一つあるというのが、何となく許せなくて(笑)。
総銀フルートは音が良いけれど、すぐサビるのが欠点だよ。
>橘さん
定期購読か…一回検討したのだけれど、定期購読よりも一回一回楽器店で購入した方が安いのでやめた覚えがありますが…電車に乗って買いに行ってたら、定期講読の方が安いなあ。そうだねえ…私も定期講読にしようかな? もう一回、検討してみるか。
>小夜子さん
ええと、ビジューは銀の方です。ビジューは金と銀の二種類ありますので、注意が必要です。
>近所ではどこもこの本を置いていないので、アルソ出版でネット注文です。
う~ん注文しちゃおうかな~♪
ああ、その手もありますね。版元で買えば問題ないか。私はアマゾン大好きっ子なので、アマゾンで買えないと、もうネットで入手できないのかとあきらめてしまう人です。ちなみにアマゾンの前は、八重洲ブックセンターの宅配サービス(シロネコサービスって言ったっけ?)を使ってました。ネットの世界は広いのに、買い物する店はすごく限定している私でした。そういう意味では年寄りなんだな。
あと、いくらネットで買えても、できればリアルなお店でお買い物をしたい人なんです。みなさんはどうですか?
>ネットで買えても、できればリアルなお店で…
そうですね。私も出来れば実物を手にとってレジに持って行きたい人です(^^)
でも、音楽関係の書籍や楽譜なんかに関してはネット買いが多いです。
だってね、近所にそういうお店が無いんですよ。
置いてあっても、本当に量が少なくて…
かといって、電車に乗って買いに行くのは子連れだと大変だし。。。
お店で注文しても届くまで時間がかかるので、結局ネットで買っちゃいます(^^;
>小夜子さん
あー、気持ち分かります。ちょっとでも目を離すと、どこかに飛んでいちゃうものねえ…。近所の店ならともかく、なかなかね。
私も結構ネットで買っているなあ。ほんと、アマゾンのいいお客だと思うよ。
あとね、リアルなお店で手にとった時に、商品がヨレヨレだったり、汚れていたりする時ってあるでしょ。そんな時は、申し訳ないけれど、内容をリアルな店で確認したら、実際の購入はネットで買ってたりします。いやあ、本当の本当にお店には申し訳ないのだけれど、同じお金を出すなら、パリッとした新品が欲しいよね。
>お店で注文しても届くまで時間がかかるので、結局ネットで買っちゃいます(^^;
そうそう、店頭にない時に「注文になりますけれど」って言われたら、即効、ネット買いです、私も。結局、大都会に住んでいない限り、ネットの方が便利なんだよね。
でも、そんなことを繰り返していたら、地元にお店がなくなって、結局困るのは、自分なんだよね。アマゾンはいくら便利でも、所詮、外資だもん。いつ、日本から撤退するか分かんないしね。そんな会社に依存していては、本当はいけないんだけれどサ。
私が落としたのは金でも銀でもありません。洋銀ですって正直に言ったら、銀の笛くれるかな←こらっ!
今日リハビリの帰りに楽器やさんに寄って
自分へのご褒美にわんちゃんのフルートケース買いました。えへへ。
で、このTHEフルート誌も買ったんですよ!
憧れの曲ばかりです。
まだ吹くことは出来ませんが脳内で吹こうと思います。
ここしばらく楽器店に行ってなかったので、この別冊は見てません。
どうしようかな・・・
帰りに寄り道してお店に行ってみるか…
でも、そうすると帰りが遅くなるので、今晩は練習できなくなるかも・・・
練習できなくなくことを覚悟でお店に寄っても、置いてなかったらショックです。
でも、なんで定期購読の方が高くするんでしょう(送料がかかると言っても)。
1冊ずつ買う値段と同じなら、迷わず定期購読するんですが。
そ、そ、総銀H管フルート!
私もほし~~い
くれるなら金色も歓迎です^^)
ザ フルート、私はいつも楽器店で購入しています。定期購読したほうが忘れなくていいのですが、なんとなくお店で中身を確認してからというのが落ち着くというか、好きです。
別冊はその時の特集によって買ったり買わなかったりしています。今回はとても興味をひかれる
内容ですね。まだ売っているでしょうか?ぜひ読んでみたいです。
すとんさんは銀のフルートが好きなんですね。私はゴールドのフルートにもひかれますが、自分で吹くとなるとまだまだ先の話かなぁと思います。今の楽器が管体銀なのですが、この楽器の良さをまだ充分に引き出せてはいないもので^^; でも楽器の話は楽しいですね♪
>まきりんさん
童話では正直者はすべての斧を手にしましたので、正直者のまきりんさんなら、金のフルートも銀のフルートも洋銀のフルートももらえるでしょう。童話ならね。
それよりも…
あの、わんちゃんのフルートケースをご購入ですか? 黒い子ですか? 茶の子ですか? ウィンクしますか? お手はしますか? ゼイゼイ…。落ち着けーっ!>自分
いいなあ、わんちゃんのフルートケース。せめて私がオバサンだったら、絶対に買うのに、あのケース。うー、わんわん。……すいません、少し取り乱しました。
>テツさん
>帰りに寄り道してお店に行ってみるか…
でも、そうすると帰りが遅くなるので、今晩は練習できなくなるかも・・・
そういう時は、ネット通販でしょ。アマゾンではまだ買えませんので、版元のアルソ出版のオンラインショッピングで買っちゃうってのは、どうですか? なんて、休みの日に電車に乗って買いに行った人の言うセリフじゃないか。
>こしひかりさん
はい、私は銀のフルートが大好きです。ちなみに木管もとても好きですし、洋銀も嫌いじゃありません。ただ、金のフルートは嫌い。プラチナは…どうでしょ? でもたぶんあんまり好きになれそうにない予感が…。
管体銀ですか…総銀よりも音色が明るくてポップでいいと思います。案外、ポピュラー系のプロ奏者の方々は洋銀系のフルートを吹いてます。私もジャズ用に、洋銀系のフルートを一つ持っていても良いかも…って時々思います。
>この楽器の良さをまだ充分に引き出せてはいないもので^^;
私もそうです。楽器から本当の音を出すには、年単位の時間が必要と聞きました。他の楽器うんぬんを考える暇があったら、自分の楽器に息を入れることの方が大切ですね。
ゴールドフルート、買いました!(10Kですが)
それで、私なりの感想です。
フルート演奏も慣れてきますと、
金は銀のフルートより案外吹きやすいと思います。
ゴールドはpppからfffまでの幅が楽に出せるようになりますし、
高音域がうっとりするくらい楽に出せるのです。
そして、高音同士のつながりが滑らかになります。
えー、こんなに楽に音と音の移動ができるの!!って。
音色はシルバーもしっとりして太くてすばらしいので甲乙つけられませんが、
こういう機能性はゴールドのほうがいいと思います。
ただし、ゴールドの音色は引き出すのが難しいです。
慣れないうちにやっては、せっかくの名器も生きないかもです。
そのせいか、数年前ムラマツショールームで吹いた9kは
いまいちでした・・・私のレベルがまだまだだったのでしょう・・・。
わがままで気まぐれな貴婦人なのでしょうね。
しかし、うまくいくと、艶やかで華やかな音も出せます。
ゴージャスという感じ。
一方で、うまくいくと天上の響きに近づけそうな透明感・・・
また、ゴールドのよさは音色もあるのですが
表現をいろいろつけやすいことに気づきます。
そういうよさで、ゴールドフルートを求める演奏家が多いんだなって思いました。
シルバーはすばらしいのはもちろんなのですが、
シルバーのほうが2倍の努力を要することが多くなります。
特に高音域・・・・。
プロでシルバーを選んでいる方は相当な実力者ですね。
本当にシルバーの音色が好きでないと、大変でしょう。
初級者~中級のうちはシルバーで鍛えて、
ある程度できるようになったとき、ゴールドに挑戦するっていうのが
理想的だと感じています。
これは一生、フルートをやるぞ、という証で求めたんですけど、
やっぱりゴールドはいいです。
ある程度のレベルの曲を吹きながら、すごく助けられています。
ただし、楽だな~と、楽しないように時々いつものシルバーに戻って
「初心忘れるべからず」として、演奏していこうと思います。
ちなみに、
14k、にできないのは経済事情・・・というのもある
のですが。10k、9kは軽い、というのも選んだ決め手です。
14k以上がいろいろな意味で大変な人は背伸びをしないで、
9k、10kにするのも悪くないんじゃないかと思って、こっちを選びました。
背伸びして使いこなせないのは悔しいですから。
自分に見合った楽器選びは難しくて、
私もこれでよかったかどうか、今のところわかりませんが、
後悔しないように一緒にがんばっていこうと思ってます。
>かさん
ゴールドフルートに関する詳しいレポートありがとうございます。このレポートを読んで、私の中で色々とつながりました。それとこのコメントはここに埋もれさせるのはもったいないので、今月の落ち穂拾いに入れちゃいますので、不都合があったらおっしゃってください。
>ただし、ゴールドの音色は引き出すのが難しいです。
慣れないうちにやっては、せっかくの名器も生きないかもです。
ま、私がゴールドの音色が嫌いなのも、ある意味「帰んな、坊や」と感じるのも、あながち間違いではなさそうですね。
>金は銀のフルートより案外吹きやすいと思います。
これは強く感じます。総銀よりも9Kとか10Kの方が吹きやすいのは確認済みです。
>シルバーのほうが2倍の努力を要することが多くなります。特に高音域…。
へえ、これは初耳だけど、そうなんだ。
>初級者~中級のうちはシルバーで鍛えて、ある程度できるようになったとき、ゴールドに挑戦するっていうのが理想的だと感じています。
なるほど。私も「ゴールド、嫌いです」とばかり言わないで(でも嫌いだけど)、一生懸命練習をして、ゴールドに挑戦すれば、ゴールドが好きになるかもしれないと…そういう事ですな。
分かりました。精進いたしましょう。そして、ゴールドフルートをこの手にひれ伏して見せましょう。かかってこい、ゴールドフルート(まだまだ買えないけれど!…アゲハのローンも残っているぞ!)。
いっそ、退職金で、ゴールドフルート買うか!
すごい反響ですね!さすがすとんさん。内容が多くて読み応えがあるから皆楽しみに待ってるんですね。
the fluteは読んでません。残念ながら取っても買ってもいません. . .地元に1~2冊は入ってると思うのですが、本屋さんに行くのも車で十分以上掛かる場所がら、なかなか行かなくなっちゃったなあ。困ったものだ。
ビジューは華やかな音ですよね。銀の楽器だけれど、ムラマツの銀とは全然違う。ヤマハは何にしても艶やか系の気がしますが、その中でも別格に艶やかな気がします。
神様が私にあれをくれるとしたら、「お前は性格を変えなさい!」っていう指図に違いない(笑)。
こう思ったら直ぐにやらないと気がすまない性格なので、会社の帰りに山野楽器本店に行って買って来ちゃいました^^
思ったより時間がかからなかったので、その後で、いつものカラオケボックスで練習もしてきました。
直接買えないものだけはネット注文します。
>お散歩さんぽさん
いえいえいえ、みなさんがコメントをつけてくださって、盛り上げてくださるから、またそれが呼び水になって、賑わうわけで、私はそのほんの「ネタ投下」をしているだけでございます。
>ビジューは華やかな音ですよね。
ええ、そんなんですよ。実は私、ヤマハにはダークなイメージを持っていたものですから、今回のこのビジューでちょっと見直しているんです。結構、こういう音色が好きなものですから…。あと、メルヴェイユでしたっけ、これもちょっと注目してます。それにジュリアス・ベイカーモデルですね。これらの三つのモデルを、そのうち試してみないといけないなあ…って思ってます。
ヤマハはフルート専業メーカーじゃないから…と軽く見てた私ですが、やはり「世界のヤマハ」は伊達じゃないかも、と見直している最中です。なんか、いいね、ヤマハのフルートも。
>テツさん
>こう思ったら直ぐにやらないと気がすまない性格なので、
ははは、分かります。私もたぶんにそんな性格なんで…好きです(愛の告白ではありません、念のため)。
仕事帰りに山野の本店ですか…、その環境がうらやましいです。私は仕事帰りに行けるところと言うと…海? でも海に行けても、サーフィンとかマリンスポーツとか趣味じゃないので、全然楽しくないです。大型楽器店に行ける方がずっとうらやましいです。
だいたい、海とフルートって、ミスマッチだし(笑)。湘南とフルートも似合わないし(大笑)。
トラックバックありがとうございました。
夫は、前はゴールドで今はシルバーに替えたようです。(トランペットなのでメッキです。)
音色の好みとか、曲の雰囲気にあうか、とか、なんか、そんな理由らしいです。
フルートのゴールドは見た目で「いやいやいや、私にはとても」と、ひいてしまっていたのですが、やっぱり聞き比べるとこっちもいいなあと思うようになりました。
高校の時、記憶が曖昧なのですが、読売交響楽団の齋藤先生(よみうり、とさいとうせんせいという記憶で検索したらでてきたので、多分この方)がレッスンで地元の楽器屋さんに来ておられて、ムラマツのゴールドフルートを持っておられました。彫刻がきれいだったなあ〜。
そうです!
シルバーのほうが楽だと思っていたのですが、
ゴールドのほうが高音はぶれなくてだしやすいんですよ!!
キーンってならないんです。
メルヴェイユ(シルバー)は一度ためし吹きしたことありますが、
私もいい意味で先入観を裏切られて、ずいぶん気に入ってしまい、
試奏室?でしばらく吹いてしまっていました。いい音でした。吹きやすいし。
そのとき、ほかの国産メーカーのシルバーをも試したんですけど、
音色がダントツでよかったのを覚えています。
もちろん私の手持ちのムラマツ先生よりもです。悔しかったですね。
でも、ヤマハってムラマツ並みに高いですよね(苦笑)・・・・
私もこちらのHPを楽しみにしていますよ。
特に楽器コーナーは情報交換になるし、いつも参考になっています。
歌はできないので、コメントはできずに読ませていただいているだけですが・・・・
とはいえ、実はタイトルが難しいので、
ある方の覚えやすいHPからリンクさせていただています・・・
(ごめんなさい・・・)
>夜希さん
私はラ・フォルジュネのマスタークラスで、工藤重典氏が吹く、ゴールドのメルヴェイユをほんの数メートルの至近距離でたっぷり堪能させていただいたことがあります。曲は、バッハのフルートの無伴奏曲(正しい曲名は忘れました)とドビュッシーの「ビリティスの詩」から数曲やってくれました。もっとも、その時はフルートを始めるとは、つゆほども思っていなかったので「ほー、えらく綺麗な音が出るものだなあ…」と感心した程度でした。
もしかすると、その時の感動が心の奥に残って、後の『フルート衝動買い』につながったのかもしれないと、今は思うようになりました。
>フルートのゴールドは見た目で「いやいやいや、私にはとても」と、ひいてしまっていたのですが
ひきますね、実際。特に私のような、まだまだヒヨッコのオジサンの場合は…ね。だってサ、私がゴールドフルートを持っていたら、年齢と風格から、すごい腕こきのフルーティストに見えちゃうもの。でも、音を出したら…ねえ。まずいよ、これ。
オジサンが何かを新しく始めると、常にそういう困ったことが起こるので、何もフルートに限定した話ではないのですけれどね…。
すとんさん、こんばんは。
みなさんの反響に誘発されて?別冊を買ってきました。
CDは聴いてみました。ランパルさんは銀のフルートでは音が華やか過ぎるので、金製にして柔らかい音になったと言っていたことがありました。
楽譜は、既に持っている曲を除いてコピーしました。
私は、現在フランス・パリの会社と仕事をしています。このため、記事を掲載された方々の言葉を興味深く読みました。パリへは6度程、訪問しました。殆どサクレクール寺院に近いモンマルトルのホテルでした。美術館も沢山ありますね。オルセー美術館には、笛吹きの絵(マネ?だったか)があり、一昨年その前で写真を撮りました。ロンシャン競馬場でディープインパクトを応援しました。
夜のセーヌ川下りはお勧めです。ノートルダム寺院の内部は必見です。
ロワールのお城(シャンポールが良いか)も、モンシャンミッセルもいいですね。
現在、来日公演中のジンガロもパリで見ました。オペラ座(現在がバレー中心)もシャガールの天井画が素晴らしい。9月末~10月はパリで過ごしたいです。
さて、曲の中では、「牧歌」が気に入りました。何となく昼間のセーヌ川に光がキラキラ輝いている印象を受けました。フランス音楽は、絵画的ですね。
すとんさんのお気に入りの「子守唄」は吹いてみましたが、何かのCMで使われたことがあったような気がしました。
伴奏が付いていますので、練習のしがいがあります。
では、では。
>お散歩さんぽさん
>ランパルさんは銀のフルートでは音が華やか過ぎるので、金製にして柔らかい音になったと言っていたことがありました。
これは、ランパルさんの「音楽、わが愛」という本に書かれてますね。ランパルさんのフルートの材質の順位づけだと、第1位が金で、銀は第2位です。だから、金のフルートを吹くのがベストチョイスだけれど、相性があるので、金のフルートが合わない奏者は第2位の銀のフルートを吹くべきだと言ってます。
ではどんな奏者が金に合わないかと言うと「生まれつき輝く音色を持っていない奏者」なんだそうです。そういう奏者は、金ではなく、むしろ銀を吹いた方が良いのだそうです。これは私の言葉じゃなくて、ランパルさんの言葉だから、私に文句言わないでね。
このランパルさんの言葉を信用するなら、私はピッコロを吹いても、落ち着いた音を出してしまうほどの地味な音色の人なので、きっといつまで経っても、ゴールドフルートは吹けないような気がします。ま、それならそれでいいのですが。
ちなみに、ランパルさんは、プラチナのフルートは大嫌いだそうです。
それにしても、お散歩さんぽさんは、パリへ6度も行ってらっしゃるのですね。仕事がらみとは言え、ちょっとうらやましいです。実際にパリの空気をご存じの方にとって、フランス音楽は、日本しか知らない私のような人間とは、また違った感じで聴けるのでしょうね。
>すとんさん
たびたびお邪魔します。読み応えのある記事ばかりで、面白いです。THE FLUTEは私も購入しました。平山さんの金と前田さんの銀のお二人の音色の違いは、私もすとんさんと同じように感じました。
同じムラマツのゴールドフルートでも、ゴールウェイとは全然音色が違うのも面白いですね。銀のフルートもメーカーはわかりませんが、ラリューとも違います。「シシリエンヌ」を聞き比べると、歴然です。
私も「シシリエンヌ」を吹きますが、どちらかというと、ラリューに近いと自分では思っています。
ゴールウェイの音は、とても明るい音で、ダークな音色のムラマツからあの音が出るとは、びっくり…。
きっと、ムラマツ以外だと明るすぎてダメなんだろうな。ゴールウェイの場合は…。なんて思っています。
>たかさん
フルートの音色は本当に様々な要因で変わるみたいですね。フルート自体の材質はもちろん、奏者自身の持っている音色と言うのも無視できません。当代随一のフルーティストであるゴールウェイはゴールドのフルートがよく似合う奏者ですが、だからと言って、誰もがゴールドフルートを吹けばゴールウェイのような音色が出るかと言うと、奏者の持っている元々の音が違うためにそうはならず、そういうところがおもしろいですね。
結局、一人一人がそれぞれに自分にあったフルートを探さなければいけないわけで、そういう意味では、値段がフルートの音色を決めるわけでないので愉快です。
ちなみに、ゴールウェイがムラマツを使っていたのは少々昔の話で、今はムラマツを辞めて、ナガハラにしていたと思います。
おはようございます。
コメントありがとうございます。
私が持っているゴールウェイのCDは、少々録音が古く、村松のフルートを使っているだろうと思って、先のような感想を述べたのです。
CDのジャケットの写真は、村松だとわかります。まあ、写真がそうだから、村松だと断言出来ないんですけどね…。
ゴールウェイが今、ナガハラを使っているのは、すとんさんの別の記事で知ったのですから、偉そうなことは言えませんね。
>たかさん
私はゴールウェイのファンでも何でもないので、そんなに書いている事が確かなわけではありませんが、ナガハラに乗り換えたのは、10年ほど前じゃなかったかなあ…と思ってます。ですから、録音が古いのならば、ムラマツの可能性は大ですね。もっとも、ゴールウェイはムラマツの使用開始以前は、クーパーの愛用者だったそうですから、独立して間もない頃なら、クーパーの可能性もなきにしもあらずですよ。
もっとも、クーパーであれ、ムラマツであれ、ナガハラであれ、録音されてしまった音を私達聴衆が聞き分けられるかというと、難しいところですね。奏者であるゴールウェイにとって、フルートメーカーの違いは大きいでしょうが、我々聴衆としては、その時のゴールウェイ自身が最高最善と信じたフルートで吹いたベストの音で録音されているでしょうから、そこにあるのは、クーパーの音、ムラマツの音、ナガハラの音ではなく、ゴールウェイの音なんだと思います。
生意気な意見ですね(汗)。
またまたお邪魔します。私のブログにもおいでいただき、ありがとうございます。
私が聞いていたCDの録音年を調べて見ました。私が所有している中に、ゴールウェイのLP版があるのですが(1978年頃購入)、このジャケットを見ると、ゴールウェイはクーパーの14金を持っているようです。
で、CDのジャケットの方はムラマツの18Kだと思います。ですが、録音はLP版に入っているものと、そうでないものがあり、最新の録音は1986年となっていました。それでも結構古いか…。
まあ、このアルバムのゴールウェイの音は、ムラマツの音とは思えないと思っていたので、いいんだか悪いんだか…。ちゃんと確かめないといけませんね。
>たかさん
CDには、クーパーでの演奏と、ムラマツでの演奏が混在しているのでしょうね。で、それと聞かされない限り、私たちリスナーには、録音された音だけからは、その使用フルートの判別はおそらくできないのではないかと思います。
それにだいたい、確かに若い時の録音の方が、より音色が明るい気がしますが、それが楽器のせいなのか、彼自身のせいなのか、分かりませんしね。
ぜ~んぶ、ゴールウェイの音! そういうことでOKにしておきましょう(笑)。