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丸の内エリアコンサートに行ったよ その1 放送設備には期待できません

 まっことに古い出来事でごめんなさい。もう一ヶ月も前の話のゴールデンウィークの話になりますが、ご勘弁を。記録のために、ぜひアップしておきたいもので…。
 さて、ゴールデンウィークの後半は、例年なら、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンです。近年では3日間の開催が通常のカタチでしたので、そのうちの1~2日を選んで、東京国際フォーラムやその周辺の丸の内エリアコンサートに出かけました。今年はラ・フォル・ジュルネはありませんが、なんと、丸の内エリアコンサートは開催されるのです。無論、例年よりもだいぶ規模は縮小されていますが、やるんですよ。おぉ、それならば行かなければ!
 というわけで、5月4日に、丸の内に参戦しました。
 8時半にゆっくりと起床して、9時半に家を出ました。朝食は駅前のガストで朝定食を食べて、ゆったりと過ごしながら10時45分にお店を出て電車に乗って12時に会場の新丸ビルの3階アトリウムに到着しました。
 会場に早めについてビックリしたのは、例年ならある観客用の座席がここにはなかったのです。全席立ち見なんですよ、奥さん。これなら、別に早めに会場入りする必要なんてなかったし、舞台があるわけでもなく、演奏者とお客さんは同じ高さのフロアにいるので、演奏者たちは当然座って演奏するのだから、最前列にいるお客さん以外は、何も見えないのです。
 ちょっとひどいでしょ?
木管五重奏
 でも、せっかくやってきたので、会場の端に元からあるソファに座って待ちました。ソファの座り心地は良いし、どうせ舞台なんて見えないんだから、このままこのソファに座ったまま演奏者の顔も見ないで演奏だけ聞くのもアリだなって思いました。
 やがて時間になりました。エロイカ木管五重奏団の方々が入場してきました。
 斎藤光晴(フルート)
 神農広樹(オーボエ)
 大成雅志(クラリネット)
 井上道哉(ファゴット)
 大森啓史(ホルン)
 このアトリウムは天井が高く、海外のヨーロッパの礼拝堂のような造りをしていて、本来ならすごく音響が良いはずの会場です。いや、実際、生の音響は良いのです。ただ…商業施設のイベント会場ですから、構内放送がバッチリ入るんです。お買い物客のざわめきもよく聞こえます。そういう雑音がパワフルで、とても心静かには音楽は聞けません…が、無料コンサートなので、そこに文句を言ってはいけません。
 人出はまあまあでしょうか? ラ・フォル・ジュルネの時は、会場に入りきれないほどの人が集まりますが、今回は会場の半分程度ですね。全部立ち見なので、印象的にはスカスカです。これなら、座席をきちんと設置しても、みんな座れたと思います。その程度の集客でした。
 1)カルメン前奏曲(ビゼー)
 生音の演奏は久しぶりなので、ちょっと涙が出ました。いや、厳密には生音ではありません。一応、P.A.装置(マイクを使った放送設備)があったようですが、演奏の音は拡声していたのかな? なにしろ舞台が全く見えないので分かりませんが、吹奏楽器ってのはそもそも野外演奏の楽器でして音が大きいし、会場の音響は良いので、P.A.装置を通しても通さなくても似た感じになるんだろうと思います。
 周りの雑音はかなーり邪魔だけれど、そんなものを屁ともしないのが管楽器なので、なかなかいい感じです。ただ、この曲は本来、パーカッションが入った派手めの曲なので、バーカス無しだと…どうしても寂しく感じますよね。
 2)木管五重奏曲
 曲名紹介があったのだけれど、それが全然聞こえないのです。話し声はマイクを通しているのだけれど、P.A.装置が貧弱(ってか、正直言っちゃえば担当者が下手)なので、話し声がボエボエして、何言ってるのか全く分かりませんでした。これなら、下手にP.A.装置なんて使わないで、メガホンとかで拡声した方が、よほどクリアに聞こえたんじゃないかと思います。
 曲名も分からなければ、作曲者名も聞き取れなかったけれど、おそらく現代曲でした。今っぽい曲で、あまりメロディアスではなかったけれど、演奏は大変だろうなあと感じさせる、なかなかのテクニカルな曲でした。曲はともかく、各楽器の音が素晴らしいよ。
 その後、メンバー紹介とか、おしゃべりのコーナーとかがありましたが、何を言っているのか全然分かりませんでした。他のお客さんたちの反応を見ていても、私だけではなく、お客さんみんなに伝わっていなかったようです。なんか、一生懸命やっている演奏者の方が可哀想でした。
 そのうち、どうやら「振ってみまショー」的な事が始まったみたいで、子どもに指揮をやらせていたみたいです。なんとも素人くさい演奏が2回ほど聞こえましたけど、私にはどうでもよい事です。
 3)ドボルザークの何か
 何を言っているのか聞こえなかったのだけれど、どうやらドボルザークの曲をやり始めたようです。聞こえてくるサウンドが、いかにもドボルザークしているんですよ。でも、この曲、知らないなあ…。でも、良い曲です。汽車的な推進力のある曲で、曲名が分かればCDとか買っちゃったかもしれません。
 4)ラデツキー行進曲(リヒャルト・シュトラウス)
 どうやらアンコールとして演奏されたようです。名曲はどんな形態で演奏されても素晴らしいのです。

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