毎年(とは言え、昨年は中止された)ゴールデンウィークに行なわれていたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(以下LFJ)に関するお知らせは、4月に入って、まもなくゴールデンウィークになろうとしている今現在も、全くの梨のつぶてです。チケットも販売されていません。おそらく中止なのでしょうね…ってか、中止でしょう。もしもやるなら、とっくの昔にチケット販売されてないとおかしいし…ね。
中止なのは…本家のフランスのナントのラ・フォル・ジュルネの開催が、2月から5月に変更になったわけで、ラ・フォル・ジュルネに出演する音楽家たちは、今頃ナントにいるはずです。同じ音楽家たちを使いまわしする(?)音楽祭と、5月にナントと東京でやるなんて、そりゃあスケジュール的に無理なのでしょう。(ちなみにナントもまだ2021年のコンサートチケットは販売されていないようです…ってか販売延期のままで、ほんとに5月にコンサートできるのかしら?)
まあ、それはともかく、日本でもLFJをゴールデンウィークの楽しみにしている人たちがいるのだから、中止なら中止であるとの知らせぐらいは欲しいものだと思ってます。
ちなみにテーマは、中止になった昨年が「ベートーヴェン」、今年は「モーツァルトとバッバ」なんだそうです。ううむ、行きたかったなあ。まあ、感染症が原因での中止ならば仕方ないです。
LFJに限らず、ここ1年以上、あれこれの音楽祭が中止になったり、コンサートが順延になったりして、音楽を楽しめる状況ではありません。これは仕方のない事であり、その件で主催者の方やアーチストの方々を責めるつもりは全くありません。むしろ、観客である我々以上の被害者であるとすら思ってます。
それにしても、つくづくエンタメを楽しむためには、平和で豊かな社会が必要なのだと実感させられました。あの頃は、そんな事なんか、ちっとも考えなかったよ。たかが、感染症で、我々の社会は、こんなにも傷つけられました。
災害があるたびに、我々は生活を優先し、生きるために助け合ってきました。で、それらが一段落しなければ、エンタメが楽しめるようにはなりません。そういう意味では、LFJ、あるいはその代替となる音楽祭が開催され、我々が心の底から音楽を楽しめるようになるまで、あとどれくらいの時間が必要になるのでしょうか? もしかるすと、そんな時は、当分やってこない…かも? それは嫌だなあ。
蛇足 各地の音楽祭は中止になっているところも多いのに、オリンピックはやるみたいですね。オリンピックができるのならば、音楽祭ぐらいお茶の子さいさいだと思うのだけれどなあ…なんか納得できまへん。
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コメント
連日の書き込み、失礼します。
>>>オリンピックができるのならば、
>>>音楽祭ぐらいお茶の子さいさい
音楽祭を開催できないくらい、コロナは深刻なのだから、
音楽祭よりも大掛かりはオリンピックを開催するべきではない、
と思うのですが、
まあ、オリンピックは注目度があまりに大きいので、
何が何でも、開催したいんでせうなあ。
ある識者(エッセイスト小田嶋隆さん)曰く、
小池都知事が(権限がないにもかかわらず)
開催地首長として、オリンピックの中止、というか、
辞退というか、
返上というか、を決断して、
スポーツ界が大混乱の末、
オリンピックが中止になり、
政界も大混乱の末、
小池さんが「英断を下した!」と
高い評価を受けて、
小池さんが日本初の首相就任!
てなストーリーを(小田嶋さんが)展開していて、
私「あるかも!」
と思っておりまふ。
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
オペラ座の怪人の怪人さん
まあ、自分で書いておいて何なんだけれど、おそらく問題は政治がらみだと思うのです。各地の音楽祭には政治や政治家がからんでいませんが、オリンピックはゴリゴリに政治からみなので、開催せざるをえないのかな?って思ってます。つまり、オリンピックも所詮“政局がらみ”なのです。
あと、オリンピックは、菅さんの花道なのかもしれませんので、そう簡単に中止とか延期とかはできない…って事情もあるんだろうと思います。
つまり、国民そっちのけ、ってわけです。