声楽のレッスンに行ってきました。
まずは、ハミング練習からです。感覚的に鼻腔の奥を広げて、そこに息を一度通してから声を前に回して出します。いわゆる「息を一度後ろに回してから前に出す」ってヤツです。これをやると、声に深みが出ます。
発声練習です。E♭までは絶対に声を曲げない事。Eになれば少しは声を曲げても良いけれど、それでもなるべくなら曲げないで歌いましょう。できればFまでは声を曲げずに歌えると…Aまで歌えるようになるので頑張る事。私は無意識だと、E♭あたりから声を曲げてしまうらしいです。意識していれば、少なくともFまでは声を曲げずに歌えますが、絶対音感が無くて、今自分がどの高さの音程で歌っているのかが分からないために、Fまで声を曲げない…ってのができません。で、何も考えずに発声していると、E♭あたりから声を曲げてしまうようです。ダメですね。そんなに早く声を曲げてしまうと、高音発声が大変になるので、なるべく声を曲げないように歌う事が大切らしいです。
いつも目の前にチューナーがあって、今自分がどの音程の音を出しているのかが分かると便利なのにね。さらに言えば、その音がどれくらいピッチが正しいのかも分かると、ほんと便利なんだけれどなあ…。絶対音感を持っている人は、これが分かるんだろうから、実にうらやましいです。
実際の発声練習では、フレーズの出だしの音は(たいてい低めの音ですが)この時点ですでに声の響きだけは高めに置くようにして歌わないといけません。さらに上昇音形の時は、声を上向きに飛ばしていくつもりで歌っていきます。それくらい腹圧で息を支えていく事って大切なんですね。
春と言えば花粉症です。私も結構重篤な花粉症患者です。ひとまず薬で症状を抑えていますが、それでもノドは腫れているし、涙は流れっぱなしです。幸いな事に、鼻水の症状は無いわけではないけれど、さほど悩まされていません。今年は、ノドと目に来てます。ほんと大変です。
まあ、花粉が目にやってきて、涙が流れっぱなしでも、楽譜が見えないだけで、歌うには支障ありません。しかし、花粉症でノドが腫れている時は、かなり厳しいです。私の場合、ほんとノドが腫れ上がってしまい、ひどい時は、気道に何かが詰まってしまったのではないかと錯覚するほどに腫れます。一度その症状が出ると、息は苦しいし、咳は止まらないし、ノドは咳で痛くて仕方ありません。
肝心なのは花粉を吸い込まないようにする事です。まあ、原則的にマスク着用ですが、マスクだけで完全に花粉をシャットアウトできるわけもありませんので、この時期はいつもノドが多少なりとも腫れています。ですから、無理に声は出さないように気をつけています。歌う時に、声を鳴らしたり、声を押したりするのは厳禁です。声が出づらい時ほど、しっかりと腹圧で息を支えて、ノドに負担を掛けないように発声するのが大切です。
歌い始めは、声が小さかったり、響きが弱かったり、高い音低い音が出づらくても、無理はしない事です。小さな声でも少しずつ息を通して歌っているうちに、やがてノドが温まってきます。そうすれば、多少ノドが腫れていても、声が出るようになるものです。そこを焦ってしまうと声を壊してしまう原因になりかねないので、注意深くしないといけません。
ちなみに私、マスクは、昨年までは使い捨て不織布マスクを使い、今年は布マスク(洗濯可)を使っています。今年は昨年よりも花粉が多く飛んでいるそうですが、昨年よりはノドの状況が良いです。私の場合、不織布マスクよりも布マスクの方が顔にピッタリとフィットする感覚がありますので、花粉もよりシャットアウトしてくれていそうです。ビバ! 布マスク!
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