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ベートーヴェン的なものには親しみを感じません

 フルートのレッスンに行ってきました。
 先生から「久しぶり」と言われてしまいました。実際、久しぶりだけどね。ちなみに、この後もしばらくレッスンに通えない日々が続く予定なのが、ちょっと心苦しかったです。フルートのレッスンのある曜日って、めっちゃ仕事が忙しい曜日なんだよねえ…(私の都合でレッスン日は変更できないのです)。
 ロングトーン練習は、吹き過ぎを警戒しつつ行いました。吹きすぎると、音色と音程の両方に悪影響が出るし、管体も全然振動してくれなくなるので、この適量の息を吹き込む事を(今更ですが)私の体に染み込ませなければいけません。
 息をたくさん吹き込んだからと言って、フルートって楽器は、大きな音が出るわけじゃないんだよね。
 ちなみに、息の適量については、管体がとてもよく振動する息の量が適量であると、私は判断しています。これがまた、実に少ない息なんだよね。少ない息で良い感じの速さで吹き込むと、管体がブルブル震えるんですよ。
 さて、エルステユーブンゲンは例によって、25番と26番ですが、暗譜は全く出来ていないどころが、所々ブローミスをしてしまいました。なんかね、ダメだね。
 旋律的練習曲は8番です。今回が2度目のレッスンですが、ひとまず合格しました。曲との相性が良かったのかな? この曲は9/8拍子なのですが、別にワルツの中にワルツを入れれば良いだけのリズムなので、私的には別に難しくなかった事が早期合格のポイントだったのだと思います。ワルツのリズムって、年を取ってから音楽を始める人には、苦手とする人が多いし、ワルツの中にワルツをいれる9/8って、生理的に無理って人も大勢いらっしゃると聞きます。そういう点では、ワルツを苦手としない私は、変わったオッサンなのかもしれません。
 8番が合格したので、次は9番ですが、こういう真っ黒系の楽譜の方が、私は苦手です(困ったな)。
 40リトルピーセズは39-1番です。単純なメロディなのですが、どうにもあっちこっちでミスブローを連発してしまい、うまく吹けません。ベートーヴェンって、よく分からないんだよね。
 そんなわけで、レッスン後の雑談では、作曲家ごとにメロディに癖があるって話になりました。だからベートーヴェンなんて簡単でしょ?ってのがH先生の言い分です。
 H先生もそうだけれど、ピアノをきちんと習った人は、バイエル~ソナチネ&ソナタと、ベートーヴェン的な音楽をしっかりと学んでくるそうです。だから、ベートーヴェン的なメロディは得意なはずなのです。先生曰く「ピアノが上達してきて、モーツァルトを弾くようになった時は、かなり戸惑ったよね」って事です。
 私はピアノをきちんと勉強していないからなあ。バイエルもたぶん前半の両手弾きを始めたあたりで終了しています。大学生の時に、ほんの三ヶ月間やっただけだから、そんなに進めなかったのよ。で、その後は、別段、ピアノの個人教授を受けたわけじゃないから、そういう意味では全然ピアノは弾けないし、ベートーヴェン的な音楽にも触れずに済ませちゃったわけです。
 鑑賞の方だって、ベートーヴェンの交響曲は教養的に知っているけれど、楽しむ程には聞いていないし、自分の心の糧にもなっていないから、私の中にはベートーヴェン的なものって、ほんとに希薄なんだよね。だから、今更、ベートーヴェンのメロディに、つまらないミスを繰り返すわけだ。
 たぶん、私の中で音楽の基礎になっているのは、ビートルズだろうなあ…。おそらく、マッカートニーの音楽が私の中には一番しっかりと染み込んでいると思います。
 クラシック的な音楽と言えば、やっぱりイタリア系の音楽だよね。ヴェルディ、プッチーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ、トスティあたりのメロディーがしっかり染み込んでいるんだろうなあって思います。モーツァルトとか(今声楽で学んでいる)メンデルスゾーンとかは、やっぱりちょっと様子が違っていて、違和感を感じながら、その違和感を楽しみながら学んでいるくらいですからね。ベートーヴェンに至っては、違和感を感じながら、楽しいというよりも戸惑いを感じています。
 39-1番を合格するには、まだもう少し時間が必要かもしれません。

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