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アンサンブルできる相手を探さないとね…

 フルートのレッスンに行ってきました。アルテの12課の8番を合格してきました。これで12課を卒業です。

 ともかく12課の8番は合格でしたが…ついに最後まで、ノーミスでは演奏できませんでした。いくらやっても、どこかしら、ミスタッチ or ミスブローしてしまいます。ミスブローと言っても、息が下手だから、指は合っているのに、音が裏返ってたり、変な倍音が出てしまったり、低音へ落ちてしまったりとか、そういうミスが連発です。あと、指と息が微妙にズレていて気持ち悪かったりしました。

 規定の速度で演奏できるようにと、ちょっと気が急いていたのかもしれません。とにかく、規定速度を遵守すること、吹きこなせることの両立ができていません。曲が難しいと言うこともあるでしょうし、私が未熟と言うこともあり、規定速度では、指を動かすのだけで精一杯で、とても音楽になっていませんでした。

 音はしっかりと美しく奏でながら、それでも演奏速度は規定速度で…、当たり前の事ですが、そのあたり前がとても難しかったです。

 なので、とりあえず、規定速度でそれなりに演奏できるという事の確認をしてもらった上で、速度を多少落として(84→70)、その代わり一つ一つの音を丁寧に吹いて先生とアンサンブルをしました。

 それでもやはり難しいです。メトロノームと先生の演奏を効きながら、譜面を見て演奏をする。特に16分音符の箇所は指が滑るしもつれるし…。エチュードというのは、常に現在の自分のギリギリで演奏するので、なかなかアンサンブルを楽しむというレベルまで行きません。でも、フルートは所詮、単音楽器です。アンサンブルができなければ、前には進めません。

 そろそろ、私も積極的に、アンサンブル経験を積み始めるべきなんだそうです。そのためには、自分のバンド仲間、あるいは固定したアンサンブル仲間を探さないとねえという話になりました。とにかく、フルートを一人で吹くだけでなく、他の楽器と一緒に練習できるような環境が欲しいですね、という事です。

 もちろん、私と遊んでくれる人ならどんな楽器でもいいけれど、もしも贅沢を言わせてもらえれば、ピアニストさんと知り合いになりたいです。もちろん、そんなに上手な方でなくてもいいです。それよりも、私と一緒に遊んでくれて、一緒に上達を願ってくれるようなピアニストさんがいいですね。その上で、フルートや歌の伴奏を嬉々としてやってくれる人。でも、そんな都合のいい人は、なかなか見つからないです。

 と言うわけで、ピアノさんに限らず、こんな私と合奏をして遊んでみたいという奇特な方は、ぜひメールください(結構、マジです)。

 さて「音程に注意」と言われました。指が大変なので、アンサンブルといっても、先生のリズムを聞くのが精一杯です。とにかく大車輪で演奏しているので、とても音程に気をつかっている暇がなく、はっきり言っちゃえば“音程は楽器任せ”で吹いていました。

 音程は楽器任せ?…これは、例えば、ソの運指の時はソが出ていると信じて演奏しちゃう、ってことなんです。

 これは本当はダメなんです。と言うのも、フルートって、楽器としては、微妙に音痴なんですよね。だから、常に音程を微調整しながら吹くことが大切なんです。あと、アンサンブルは相手の音と合わせる事が肝心なので、より美しいハーモニーを作るためには、チューナー的に正しい音程ではなく、和声的に正しい音程で演奏する事が必要です。

 そのためには、音程を楽器任せにしないでいることが大切なんだけれど…指が大変だと、そこまで気がまわらなくてね。先生からは「難しいことは抜きにして、歌っているつもりでフルートを吹けば、音程は自然と合ってきますよ」と言われました。まあ、そうかもしれません。

 ただ、歌っているつもりで演奏しちゃうと、しばしばリズムが揺れてしまいます。これはダメです。きちんとリズム的にはタイトに演奏しないといけません。そこで言われたのは、メトロノームの音を表(一拍目)で合わせるんじゃなくて、ウラ(8番は三拍子の曲なので三拍目)に合わせて演奏すると、リズムがタイトになるそうです。

 で、先生が、その場で模範演奏として、メトロノームの音を裏、つまり三拍目で合わせた演奏を聞かせてくださいましたが…これがすごくかっこいいのね。みなさん、三拍子の曲の時に、メトロノームのピッピッを三拍目で鳴るように合わせて演奏できますか? これは、結構難しいですよ。

 確かに、メトロノームを裏で合わせても演奏できるようにすれば、リズム感がバッチリ磨かれると思います。それにしても、先生のお手本はすごかったなあ。演奏もカッコいいけれど、なによりもフルートの音がいい。ああいう音で演奏できるようになりたいものです。

 さて、次回のアルテは13課です。13課は高いEとFisとGisの三大イヤンな音が出るので、はぁ~な調です。つらつらと楽譜を眺めておりますが、13課の8番こと旋律練習の第2変奏曲はできる気がしません。144の速度なのに、三連符頻出ですよ(ため息)。

 先生曰く「フルート的なフレーズがたくさん出てきますね…」そうですね、オケのスコアに書いてあるような、いかにもフルートのフレーズぽく感じになってきましたね、段々と(汗)。つまり、それだけ難しくなってきたというわけですね。はあ…できる気がしませんが、頑張りたいと思います。

 そうそう、それとついに、楽譜にフリガナを振る事(ドレミね)を注意されたよ。もちろん、全部にカタカナを振っているわけじゃないけれど、フルートって、五線のだいぶ上の方まで加線を使って書くので、あんなところまでとっさに読めないので、振ってます。「加線は二本まで」とか国会で決めてくれないかな…。私は上加線二本までなら、なんとか対応できるけれど、それ以上は老眼なので、加線の本数が分からなくなるんだよね。だから、フリガナを振っていたのだけれど…少しずつフリガナを振らない方向で頑張るかな。でも、見えないものは見えないので、結局、暗譜することになるだけなんだけれどね(笑)。

 さあ、次回はセッションレッスンだ。難しいことは抜きにして、頑張ろう!

コメント

  1. Cecilia より:

    >もちろん、そんなに上手な方でなくてもいいです。それよりも、私と一緒に遊んでくれて、一緒に上達を願ってくれるようなピアニストさんがいいですね。その上で、フルートや歌の伴奏を嬉々としてやってくれる人。でも、そんな都合のいい人は、なかなか見つからないです。

    これ、今日の私の記事と共通しますね~。
    http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2010-04-19
    (TBさせていただくほどでもないので・・・)
    私も一緒に遊んでくれる人がいいです。
    お礼をけちりたいわけではないのですが、伴奏やアンサンブルを嬉々として引き受けてくれる人が一人いたらどんなにいいか!
    複数いたらなおいいですよね。
    私がお近くで、しかも私レベルでよければいくらでも伴奏したりアンサンブルしたりさせていただきたいものです。

  2. すとん より:

    >Ceciliaさん

     私はピアノが弾けませんから、なかなか伴奏は難しいです。ギターはそれなりにできますけれど、ギター伴奏だと曲目は限られますからね。でも、Ceciliaさんとは、色々と遊べそうですから、ご近所でないのが、実に残念です。

    >お礼をけちりたいわけではないのですが、伴奏やアンサンブルを嬉々として引き受けてくれる人が一人いたらどんなにいいか!

     同感です。ビジネスライクではなく、お互いの楽しみのために、細く長くつづけられるような仲間が欲しいものです。私の場合、歌の方は、歌劇団もありますから、色々と遊べますが、フルートの方がどうにもなりません。いっそ、歌劇団にフルートを持ち込んじゃおうかな…って、それじゃあ、歌の練習になりませんね。

  3. Cecilia より:

    私と歌って楽しんでいる仲間が意外とフルートがお上手だと言う事がわかりました。
    もう一人フルートの人がいます。
    フルート入りの歌が歌いたくなってきました~。

  4. めいぷる より:

    初めて合わせるならフルート同士が同音質なので合わせ易いですよ(合った気になるから要注意でもありますが)。 次が弦楽器(音程感覚があるから)、そして管同士。 ギターやピアノは減衰が違うので、慣れないと非常に合わせにくいですし、ピアノは上手な方で無いと、愉しむ前にかき消されちゃいます。 音量はギターが理想的ですね、意外にアンサンブル譜面多いですよ、探してみてくださいな。

    なんだかんだ言っても「慣れ」ですから(^^)v

    アンサンブルに新人さんが入ると、音色や技術の上手下手に関係なく、アンサンブルが上手な人と下手な人の大きな違いが経験なんです。ずっとソロでやってきた人は、聴く事が苦手ですが、演奏が丁寧です。ずっと合わせ物で来た人は、最低限何処を合わせればまともに聴こえるかポイントを掴んでます。 面白いですよ。(^^)

  5. はっチャン より:

    フルートのレッスン結構進んでますね[E:up]。自分の先生は4月から再開との年賀はがきでに書いてありましたが、なんと連絡がありません。HPではリニューアルスケジュールで行いますと書いてありました。
    まぁ、ビックバンドと新生吹奏楽団とセッションと飲み会で忙しいのでレッスンを辞めようとかと思っています。
    自分のTSaxとブルースハープで遊びに行こうかな・・・!。でも、チョット遠いいな~![E:coldsweats01]。
    フルートはダブルので辞めときます。(笑)

  6. すとん より:

    >Ceciliaさん

     ソプラノとフルート。音域がモロに被ります。面白い譜面があると楽しいですね。でも、どちらにせよ、もう一人、低音担当が必要になりそう。

     あと、ソプラノとフルート。どっちも主役をやりたがるから、どっちがメロディを演奏するかで、揉めそう…(笑)。

  7. すとん より:

    >めいぷるさん

     フルート同士だと、フルートアンサンブルの譜面が数多く発売されていますから、自分たちの実力に応じた譜面をセレクトすればいいですから、やりやすいですし、現実的ですね。お互いのパートを入れ換えながらやれば、色々と勉強にもなりますしね。

     減衰系うんぬんの話で言うと、実はピアノって、本当は、声とも合わせづらいんですよ。でも、合わせの相手としてはポピュラーだし、何かと便利なので、よく合わせますが、本音で言うと、ピアノよりもオルガンの方が合わせやすいし、歌っていて気持ちいいです。だから、歌の伝統があるキリスト教会では、歌の伴奏はピアノではなくオルガンなんだと思います。

    >音量はギターが理想的ですね、意外にアンサンブル譜面多いですよ、探してみてくださいな。

     ギターはギターでもクラシックギターですよね。クラシックギターは早々に挫折した私だからなあ…。私がギター伴奏するなら、ポピュラー曲の方がいいな。リード譜を使って、相方さんにメロディーを演奏してもらって、自分はコードで演奏するというのが良いです(と言うか、それしかできない:笑)。

    >なんだかんだ言っても「慣れ」ですから(^^)v

     そうですね。ウチの先生も、それが言いたいのだと思います。私は、基本的にソリスト体質なので、すごくアンサンブルは下手…なんだろうと思います(汗)。

  8. すとん より:

    >はっチャンさん

     はっチャンさんは、色々なところで、すごく楽しそうに遊んでらっしゃいますので、ブログを拝見しながらも、かなり、うらやましく思ってます。特に、ビッグバンドは楽しそう。

     はっチャンさんを見ていると、遊びたいなら、自分から率先して動かないといけないなと思います。遊び相手を見つけるのも才能ですが、相手が見つからないと遊べませんものね。

    >でも、チョット遠いいな~

     チョットじゃないですよ、かなり遠いです。オタクな私にとっては、目もくらむばかりの遠距離ですよ。

     実は私、遠出は苦手なんです(照)。

  9. アリサ より:

    カタカナで書くのは、たまにやります。
    ピアノをやってた時は暗譜が基本だったので、おぼえられないところは、怒ったような大きな文字で書いて、自分に喝を入れてました。あと、指の番号も。
    シャープやフラットの多い曲だと、最初に「多いよ!」とか書いてましたW
    あと、リズムがややこしいときは、「1と2と」のVマークを書いてます。駄目なのかなあ…。

    >難しいことは抜きにして、歌っているつもりでフルートを吹けば、音程は自然と合ってきますよ

    これいいですね。
    平均律でのっぺりやるよりも、結局は音楽を感じてやってれば(よほど変なセンスの持ち主でない限りは)自然と気持ちいい方にいくということでしょうか。
    これが自由にできるようになるための今までのレッスンだったのかもしれませんね。
    リズムをタイトにするのも、難しいけどとても大事なことなのですね。

    先生に習っていると、いいタイミングで必要なことを言ってもらえるのでいいですね。

    アンサンブルの相手さがしは、婚活みたいですね〜。
    フルートアンサンブルはどうですか?
    フルート人口は多いと言われているので、みつかると思います。

    ジャズなら、セッションに行くのはどうですか?

  10. すとん より:

    >アリサさん

    >ジャズなら、セッションに行くのはどうですか?

     そうなんです、本当はこれがいいんです。ま、もっとも、私の腕前では、全く知らないところでセッションなんて無理ですから、笛先生のバンドのセッションの時に出かければいいんだと思ってますし、先生も熱心に誘ってくださっているのですが、見事に仕事とバッティングなんですよ。なんとかしたいなあ…って思ってますが、色々あって、難しいです。

    >フルートアンサンブルはどうですか?

     最近、フルートアンサンブルもなかなか捨てたものじゃないなあ…と思うようになってきました。フルートアンサンブルなら、それこそ、近所のカラオケ屋にシケこんで、2時間程度遊んでくるなんて、気楽にできますからね。それもいいなあと思ってます。

    >アンサンブルの相手さがしは、婚活みたいですね〜。

     婚活したことなーい。ナンパもしたことなーい。知らない人のそばに行くと照れまくっちゃうよ~。なんか、アンサンブル相手を見つけられる自信がなくなってきたよ(笑)。

  11. かのん より:

    アンサンブル。フルートアンサンブルとなると今度はアルトフルートという魅力が待ってますね!とか。

    一人で楽しめればいいや、とおもっていたけれど、ある程度できるようになったらオケもやってみたいかも、と、欲がでてきました。吹奏楽とはまた違うんだろうなあとか。でも、忙しい身なのでかなり上達して余裕が出るまではお預けにしておきます。

    わたしの先生のところには、週末にアンサンブルの会もあるみたい。そういうのがあるといいですよね。あとは突発的に喫茶店でアンサンブル演奏会とか自由参加でやってるみたいですが、わたしが入会してからはまだないです。

  12. すとん より:

    >かのんさん

    >わたしの先生のところには、週末にアンサンブルの会もあるみたい。

     それはいいですね。ウチは先生(ジャズフルーティスト)のセッションライブに飛び入りすると言うのがあります。いいですよぉ~、プロのジャズメンたちに伴奏させて、ステージで演奏するというのは! 一度だけやった事があります。それっきり、日程が合わずになかなかセッションライブに行けてません。ぜひ、また、ライブに行って、演奏したいものです。

     アルトフルートはいいですね。でも、私はバスフルートの方が好きなんです。だから、いずれはバスフルートを買いたいなあ…と思ってます。

  13. アリサ より:

    ピグをやってるのですが、その中で「部活動」というのがあります。
    コミュニティのようなものです。

    その部員の人達が、Skypeでセッションしてるそうなんです。
    mixiでもやってる人いるんじゃないでしょうか?

    場所が離れてても、そういうことができる、ということで。

  14. すとん より:

    >アリサさん

     アメブロのピグって色々と活発でうらやましいなあと思う時あります。

     ミクシィ? あそは閉鎖空間だから、そうそう簡単に人脈が広がるわけでもなければ、友達が増えるわけでもないです。仮にミクシィでSkypeセッションをやっているグループがあっても、仲間に入れてもらえるはずないですよ。もっとも、それ以前に、ミクシィのシステムだと、そういうセッショングループが存在していたとしても、それを知る手段がないんです。そこが閉鎖空間の善し悪しというもので、ミクシィって、そういうところだと思ってます。

     アンサンブルに関しては、焦らず急がず、それこそ、神様のお導きを待っていようと思っています。

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