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シルバーウィークは博物館へ その3 すみだ北斎美術館へ行きました

 大宮で一泊した私達は、帰路につきました…が、途中で寄り道をする事にしました。上野で降りて、秋葉原を経由して両国に行くことにしました。ちなみに、乗り換えの秋葉原では、ミルクスタンド(令和の時代になっても、秋葉原にはあるんですよ)でコーヒー牛乳を飲みました。
 両国に着いた我々は、まずは国技館に行きました。お相撲がやっていたので、お相撲を見ようと思ったわけです。
 着いてビックリです。お相撲は朝早くからやっているのですが、お客さんが入れるのは、午後からなんです。おまけに、当日券の発売はありません。売り切れ…と言うよりも、窓口が開いておらず、チケットはすべてネットで、前売り券を購入してね…って感じになってました。
 実は、当日券は無しで、前売り券もチケット販売のみというのは、てっぱくもそうでした。てっぱくは最初っから行くつもりだってので、それでも平気だったのですが、お相撲は大宮を出て、電車の中で思いついたわけだから、とてもチケットを用意する事ができませんでした。ああ、残念。お相撲って、まだ生で見た事なかったので、いい経験になるかなって思ったのですが、何とも無情です。
 なので、お相撲は諦めて、浮世絵を見ることにしました。で、すみだ北斎美術館に行きました。
 大きくもなければ小さくもない、ちょうど良いサイズの美術館で、午前中の2時間で見るので十分でした。レプリカの展示も多かったのですが、そもそも浮世絵ってのは、すべてがレプリカ(版画だものね)とも言えるわけですから、そのあたりは気になりませんでした。
 それにしても、浮世絵って、思っていたよりもずっと小さくてビックリでした。特に北斎の浮世絵は、出版される前提で描かれたモノが多いみたいですから、今で言うB版の手のひらサイズの本が多くて、小さいなあって印象です。
 葛飾北斎の作品をズラーっと見た印象としては、北斎は芸術家と言うよりも、職業イラストレーターって感じです。読本の挿絵なんて、今のラノベのイラストみたいなモノだしね。実際、バンバン書いて、バンバン売っていたようです。ただ、当時は著作権なんて無かったわけで、そんなにバンバン売っていたにも関わらず、そんなに儲けてはいなかったようです。今の時代だったら、大儲けして一財産作っちゃっただろうにね。
 展示されている浮世絵のサイズは小さいし、美術館なので、全体は暗いし、レプリカは多いし…ってわけで、絵を詳細に見るのはやめました。で、むしろ、アマゾンに行って、安価な電子画集を買って、それで詳細に見る事にしました。私は富嶽三十六景の電子画集を買いましたが、タブレットのサイズがほぼ浮世絵のオリジナルの大きさに近いし、手元で見れますし、電子画集なら拡大縮小も自由自在ですから、むしろ見やすいと言えば見やすいです。
 それにしても、葛飾北斎という人は、実に(技巧的に)絵の上手い絵師だなって思ったし、彼の弟子たちの作品も展示してあったのだけれど、弟子たちとは全然絵のレベルが違うなあって思いました。おそらく、弟子たちの方が当時の水準なわけで、北斎はそこでレベルの違う絵を書いていたわけです。天才だな。
 和紙に墨と絵の具で絵を書いていた…って事は、下書きなんて無しで、最初っから本書きなんだと思うと、すごいなあって思います。まあ、今の時代でも、画用紙にいきなりマジックペンで絵を書き始めるイラストレーターもいますから、きっとそんなノリだったんだろうなあって思いますけれど…。
 改めて、葛飾北斎のニワカファンになりました。北斎、カッコイー!

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