秋の連休の事を“シルバーウィーク”って呼ぶんですね。へえ、そんな事、意識した事ないです。と言うのも、この秋の連休って、たいてい休日出勤しているので、連休って意識がないんですよ。
でも今年はコロナ禍の影響もあって、シルバーウィークが丸々お休みになったので、私も人並みに連休を楽しんだわけです。
なので、さっそく出かけました。どこへ出かけたのかと言えば、鉄道博物館です。“てっぱく”です。
私、秋葉原(ってか万世橋だね)にあった、交通博物館が好きだったんですよ。で、そこが無くなった今、その後継博物館であるてっぱくに行くのは当然だよね。
ってなわけで、大宮に行きました。大宮までは、湘南から電車で一本なので便利なのですが、やっぱり遠いです。お昼前に大宮に到着して、お昼ごはんを食べてから、新交通システムで大宮から鉄道博物館駅に行きました。
新交通システム? まあ、ゴムタイヤを履いた電車…ってイメージすると分かりやすいです。有名なところだと、東京のゆりかもめ号がそうだよね。
で、てっぱくですが…私、てっぱくをなめていました(ごめんなさい)。半日あれば十分全部見て回れる…と思っていましたが、ここをきちんと見学するなら、少なくとも、朝の開場と共に見始めるか、いっその事、泊りがけで2日間をかけてゆっくりと見学するか…そうしないと全部をきちんと見ることはできないと思いました。それくらい内容が充実しています。
我々はお昼頃から半日(約5時間)しか時間を用意していなかったので、ひととおり見ては来ましたが、細かいところは、飛ばしてしまいました。仕方ないです。そういうわけで、てっぱくに来る人は、たっぷり時間を用意した方が良いですよ。
てっぱくは現在、体験系の見学はすべて中止されています。体験系をパスしても半日では見きれないのですから、体験系をすべて体験していたら、2日かけても見きれないかもしれません。てっぱく…おそろしい子。
ちなみにてっぱくは“鉄道博物館”という名前どおり、最初から最後まで鉄道鉄道鉄道で、鉄成分百%な博物館でした。私も妻も、鉄成分はほぼゼロな、ごく普通の一般人(実は交通博物館時代は電車よりも飛行機の展示の方が好きでした)でも、楽しかったです。見せ方が上手なんだろうなあって思いました。
鉄道というのは歴史が短くて、明治維新前後から歴史が始まるわけで、私が子ども時代の鉄道(って、国鉄時代だね)はすでに歴史的展示になっているわけで、なんかもう、懐かしくて懐かしくて…涙チョチョ切れてしまいそうでした。それにしても、いつの間にかにアレコレ入れ替わっていたんだなあ…って思いました。今の若い子に“きっぷ”と言っても、通じないよな。
そう言えば「イオカード」の展示はあって、懐かしかったけれど、「オレンジカード」の展示は見つけられませんでした。ま、若い子はイオカードもオレンジカードも知らないだろうけれど…。
てっぱくは、入場して、右に折れると大人向けの鉄成分の濃い展示で、左に折れると子ども向けの体験中心の学習ゾーンになります。鉄成分がゼロなせいもあるだろうけれど、私は左側の子供向けの学習ゾーンが気に入りました。ほんと、もっとゆっくりと時間をかけて一つ一つ体験したり、子どもたちが遊んでいるのを微笑ましく見ていたかったなあ。 てっぱく、楽しかったよ。鉄じゃなくても楽しめましたよ。
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