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そうだ京都に行こう その7 すずめはアタマが美味しいよ

 駐車場から清水寺は…結構ありました。おまけに上り坂! その上に真夏の京都の炎天下と来てます。いやあ、実に参りました。
 清水寺はさすがに見どころ豊富です。あの有名な“舞台”は、現在工事中で、その工事をしている様子が見学できるという、まあ珍しいものを見せてもらいました。
 我々が行った頃は、ちょうど千日詣り(年に一度の特別展だと思ってください)でして、御本尊を間近でゆっくり見せていただきました。例年の千日詣りでは、押すな押すなの大混雑でご本尊を間近でゆっくり見る…なんて事は全く出来ないんだそうですが、コロナ対策という事もあって、20人ずつしか本堂に入れないようにしていたので、本当にゆっくりとゆったりとたっぷりとお参りできました。感謝です。
 本堂の他に、阿弥陀堂と音羽の滝を見せていただきました。で、そこからぐるっと裏を回って戻っていったところに、茶店(休憩所)があり、そこのメニューに…なんと、冷やし飴がありました! ああ、飲みたい飲みたい飲みたい…しかし、バスの発車時刻が迫っていますので、泣く泣く、冷やし飴を諦めて、バスに向かった我々でした。この時ほど、団体行動が恨めしく思ったことはございません。
 バスは一路、京都駅に向かいます。京都駅で、観光バスから降りました。ガイドさん、ありがとう。我々は、今回の京都旅行の最後の目的地に、自力で向かうことにしました。
 最後に行くのは、伏見稲荷大社です。やはり、京都に来て、あの千本鳥居に行かないってわけには参りませんでしょ?
 京都駅から奈良線に乗って稲荷駅で下車です。下車をして改札をくぐって、さてお稲荷様はどこかいな?と思ったら、なんと駅前にありました。こりゃあビックリです。
 伏見稲荷大社は、社内のQRコードをスマホで撮影すると、スマホで音声案内をしてくれますので、それを活用して、音声案内を聞きながら、拝観させてもらいました。ガイドさんがいれば、そんなものは不要なのですが、ガイドさんがいない自力観光では、音声案内はとても大切です。感謝。
 千本鳥居は、なかなか壮観でした。テレビで見たのとまるっきり同じ(笑)。来てよかったと思いました。
 伏見稲荷は途中から稲荷山登山になりますので、我々は登山口で引き返すことにしました。この暑さの中での登山は、命の危険があると判断したからです。で、途中の茶店で休憩をしたところ、こちらの茶店にも冷やし飴があるじゃないですか? もちろん、さっそく注文して飲みました。
 冷やし飴は、暑い京都の夏にぴったりの美味しい飲み物でした。味は…冷静に表現してしまうと「甘い甘い砂糖水に生姜のエキスをたんまりと入れました」的な味です。こう書くと、あまり美味しくなさそうですが、実際に飲んでみると、これが実に美味しいんですよ。ただし、あのムシムシした京都の真夏だから美味しいのであって、ギラギラ太陽の下、湘南の潮風を浴びながらなら、冷やし飴よりもコーラやサイダーの方が美味いと思います(笑)。
 冷やし飴を飲んで、お稲荷さんにお別れして帰ります。行きはJRだったので、帰りは京阪電車に乗ろう!というので、お稲荷さんの門前町をプラプラ歩いていったところ…“すずめの丸焼き”という文字が目に飛び込んできました。
 そうそう、伏見稲荷は、すずめの丸焼きで有名な場所じゃない? ここですずめの丸焼きを食べなきゃ、せっかく来た意味ないじゃん! そう思ったら、さっそくお店に入って注文ですよ。
 出てきたのは、本当にすずめ丸焼きでした(笑)。さすがに羽根はムシってありましたが、アタマもクチバシも骨も目玉もついておりました。いやあ、かなり見た目はグロいです。一番美味しいのは、頭部という事で、ここは覚悟を決めてアタマから食べたところ、たしかに頭部が一番美味しかったです。まるでレバーのような風味でした。妻曰く「これって、脳みその味だよね」 まあ、そうかも。
 頭部は美味しかったのだけれど、カラダの方は…と言うと、普通に美味しくないバリバリでパサパサな鶏肉でした。ですから、頭だけが美味しかったわけで、料理としては、すずめは頭だけ食べるでもいいかもしれない…とすら思いました。見た目は悪いけれど、頭だけを切り取って、それにタレをつけて焼いたものを小鉢で出されたら、なかなかに嬉しいかもしれない…と思いました。いや、グロいか…。
 無事に京都駅に戻ったら、新幹線の時間まではお土産タイムです。妻にはかんざしを買ってあげました。自分は、香炉を金閣寺で買ったので、それ用のお香を買いました。コーン型の白檀のお香です。あと、知人たちにお菓子やお酒やお漬物などを買い、帰りの新幹線の中で自分たちが食べるデパ地下弁当を買いました。ちなみに私は、鱧をフィーチャーした和弁当を買いました。
 で、新幹線で小田原まで行ったところで、帰りの在来線が人身事故で止まっていて、帰りは散々でしたが、それも今となっては良い思い出です。
 ああ、京都楽しかった。京都にも、ちょっぴりだけどお金落としてこれたし、コロナにも罹患しなかったし、ウィンウィンな旅行が出来たと思ってます。
 たぶん、こんなに空いた(ある意味)快適な京都なんて、二度と無いだろうなあって思いました。京都に行くなら、今がチャンスかもしれません。来年の夏の京都はきっと、外国人客がわんさと来て、観光公害に悩む京都に戻るのでしょうね、でもそれが京都の街にとっては良いことなんだと思いました。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    京都の記事、堪能させていただきました。
    私、この春、琵琶湖+京都=1泊旅行を、計画していたのですが、
    コロナで断念、残念。
    次回(いつ?)の京都旅行の参考にさせていただきます。
    !( ̄- ̄)ゞ (ロ_ロ)ゞ (`◇´)ゞ
    話は変わりますが、
    河野太郎さん、私も、昔は注目していたのですが、
    「次の質問をどうぞ」の連発で、
    私は、すっかり、嫌いになっちゃいました。
    (/_\;) (/_\;) (/_\;)
    すとん様は、あの事件、
    どうお思いかしら?
    おしまい

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
     ああ、あれね。私は、あのやり取りに「ヒャッホー!」って感じで歓声上げました。だって、小気味いいじゃない! 意地悪なマスコミをあんなふうにあしらって「カッコイー!」って思っちゃいました。
     あれは日露の条文交渉に関する質問で、日本国の大臣として、他国との交渉内容を一方的にリークできるわけないじゃないですか? で、あの時は国会で日本側の考えを答えるわけにはいきませんと、散々やった上での記者会見で、あの記者のあの厚顔無恥な質問だったわけです。
     ありゃあ、厚顔無恥な質問というよりも、利敵行為であり、大臣の言質を取るためのワナでしょ? 嫌がらせでしょ? ウチの殿をつぶし、安倍首相の首を取り、日本国をやっつけるための工作ですらあるわけで、それをどう回避するのかとワクワクしていたら、アレだもの。「やったね!」って感じで見ていました。
     とは言え、殿はあの発言で散々に叩かれたんだよね。マスコミが、その前後の文脈を無視して、あの場面だけを何度も繰り返して放送したものだから、すっかり「河野のガキは全く生意気だ」って印象操作をされてしまったわけです。実際、あの場面だけを見たら、ウチの殿、感じ悪いしね(そもそも悪人顔なんだし)
     あれで殿の人気が急落した事は事実だし、実際、怪人さんも殿が嫌いになったでしょ? 人は理性ではなく感情で生きる生き物ですからね。仕方ないよ、全く敵の思うつぼです。

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