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そうだ京都に行こう その4 嵐山は楽しかった

 翌日はすっきりと目覚めました。朝食はいわゆるホテルの朝食です。今どきバイキング形式でしたので、マスク着用が義務づけられ、使い捨ての手袋までした上で、食事を取りに行きます。まあ、時節柄仕方ないですね。朝はしっかり食べたい私は、ゆっくり1時間かけて朝食をいただきました。
 やっぱり京都の朝食と言えば、朝粥ですよね。妻は「朝は納豆」派ですから、しっかり納豆ごはんを食べていましたが、私はやっぱり朝粥です。後は、和洋様々な副食をたんまりいただきました。美味しかったです。
 二日目は、朝から定期観光バスのお世話になります。「トロッコ列車と保津川下り」というコースで、嵐山周辺をしっかりと楽しむコースでした。
 この日のバスの客は…22名。観光バスの定員の半分ほどの人数ですが、ガイドさんのテンションは高めでしたね。聞けば、こんなにお客さんが集まったのは久しぶりなんだそうです。たった半分なのに? なんでも最近は10名以下の人数のお客さんしか来ないんだそうです。そりゃあ嬉しくもなるわな。ちなみに、ガイドさんは昨夜のガイドさんと同じ人でした(爆:限られた人数のガイドさんだけでツアーを回しているようです)。
 バスは京都市内を抜けて、嵯峨野にあるトロッコ嵯峨駅に行きました。そこから観光トロッコ列車に乗ります。トロッコ列車とは…かなり小型の登山列車と思えば、まあ正解ですね。山間を、まるでおもちゃのようなトロッコ列車に乗って、終点のトロッコ亀岡駅まで行きました。車窓の風景は…箱根の登山電車でよく見るような風景で、私的には既視感バッチリって感じかな? ただ、箱根と違うのは、途中、何箇所も山が崩れていて、木々が倒れたまま朽ち果てた場所が何箇所もあった事です(箱根じゃ山崩れなんて滅多にありません)。人手が足りずに、山の管理がうまく行っていないようです。山崩れは数年前の台風が原因との事ですが、結構無残な感じでした。日本の林業が、見事なくらいに衰退しているという証明でしょう。ちょっと心が暗くなりました。
 終点の亀岡…旧名、亀山ですね。明智光秀の領地として有名な亀山です。なので街中、あちこちで明智光秀を押しているのが分かりました。地元亀山では光秀大人気みたいですね、さもありなん。
 トロッコ駅から、再びバスに乗って、保津川下りの乗船場まで行き、そこから川下りですよ。川下り。ちょっとテンションが上がります。
 長瀞のライン下りは水量の問題で川下りができなかった我々にとっては、今回の川下りは、いわば川的なモノへのリベンジなわけで「長瀞のカタキを亀山で取る!」って感じでした。
 当日の保津川の水量は…かなり少なかったのですが、川下りは決行してくれたようです。ここでも「観光客が22名!」という事で、川下り関係のスタッフの方々が沸き立っていたので、頑張って川を下ってくれたのかもしれません。本当に観光客が少ないのでしょうね。
 川下りは、約二時間の長丁場でしたが、船頭さんたち(3名の方が代わる代わる案内してくれるのです)のおしゃべりも巧みで、ちょっとも退屈しませんでした…ってか、こりゃなかなかすごいですよ。水も何度か被りましたけど、楽しかったです。川の上は涼しいし、夏にお薦めの観光コースですよ。
 川下りの終盤に、船上コンビニ(?)がやってきたのも面白かったですね。私はみたらし団子をいただきました。美味しかったよ。
 川下りが終わったら、いわゆる嵐山観光となります。
 まずは天龍寺のお庭を見て、竹林の道に出て「おお、これはテレビでよく見る風景だ」と感激をして、野々宮神社に行き「今更恋愛成就もへったくれもないだろう」と(心の中で)悪態をついて、嵐山のメインストリートに出て、周囲に目もくれずに渡月橋に行き「おお、これはテレビでよく見る風景だ」と再び感激をしてから、昼ごはんを食べる事にしました。
 この日の嵐山は、今までの京都とは違って、結構混んでいました。どれくらい混んでいたのか言えば、ソーシャルディスタンスが守れないくらいに混んでいました(笑)。さすがは京都嵐山。こんなご時世でもこれだけの観光客を集めるとは、なかなかあなどれない観光地です。
 とは言え、別に道をブラブラ歩けないほどの人混みではありませんでした。通りに面している店はどこも混んでいました。こちらは時間に制限のある観光バスの客ですから、あまり食事に時間を掛けられません。並んで席が空くのを待つ…なんて悠長な事はできません。なので、思いっきり門構えが立派で高そうな店を選んで入りました。そういう店は、やっぱり空いてますからね。
 私達が入った店は、豆腐料理の店でした。私は湯豆腐メインの御膳料理をいただきました。いやあ、湯豆腐、真夏だけれど美味しかったですよ。あと、湯葉と生麩をたっぷりいただきました。観光客が思い描く、いわゆる京都な食事を堪能させていただきました。
 食後は、周辺をプラプラしました。嵐電の嵐山駅の駅ナカで休憩を取り(日陰だし、冷房は効いているし、ベンチもたっぷりあったんですよ)、私は肉巻きおにぎりスティック(京都ではなく、九州宮崎のB級グルメだそうですが、湘南では食べられないので注文しちゃいました)を食べました。休憩している時に気づいたのですが、嵐電って、もしかすると改札が無いのかな? 外からお客さんたちがテクテクと歩いて、そのままホームに行き、そのまま電車に乗り込んでいるようなのです。あれあれ? これって一体、どういうシステムなのかしら? ちょっと不思議な気分になりました。
 ちなみに、嵐電は、湘南の江ノ電と、台湾の高尾メトロと観光提携?を始めたそうで、そんなふうなキャンペーンをやっていました。実際、江ノ電とは2009年以来姉妹提携ってのをしているそうです。ううむ、江ノ電の地元の隣(笑)に住んでいるのに、全然知りませんでした。(子どもの頃は地元だったんですが…)。
 嵐電の駅ナカで休憩を取った後は、あまり時間もなかったので、ゆらゆらと駐車場まで戻りましたが、数人のお客さんが「もっと嵐山を楽しみたい」との事で、ここでバスから降りられました。ふむ、そういう事もアリなんだな。
 丸一日をかけて、嵐山観光を楽しみました。いやあ、今日も一日、大変楽しかったです。で、バスは京都駅に戻ったわけなのです。

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コメント

  1. reyus より:

    嵐山は、かつてのタレントショップ乱立時代のイメージが強くて、行きたいと言われてもなかなか前向きに検討できません。(笑)
    タレントショップなんて既に駆逐されて残っていないんでしょうけどね。
    でも、流行りに敏感な土地柄で色々と新しいものの店が多く、京都らしさを堪能するにはちょっと……となってしまいます。

  2. すとん より:

    reyusさん
     そう言われてみると、確かに、いわゆるメインストリートって言われる場所に関しては、京都らしさはあまりなく、むしろ原宿っぽい匂いがしたよ。そういう意味では、若者向けの観光地かなって思いました。「食べ歩き上等!」みたいな?
     タレントショップは…見た感じ、無かったような気がします。

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