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私はたぶん、恵まれていたんだと思う

 声楽のレッスンに行ってきました。
 発表会についてアレコレ話をしました。ウチの門下の発表会は、参加は希望制なので、ある一定数の希望者がいないと発表会が成り立ちません。で、今回はコロナ禍もあって、参加者が揃うかどうか、ちょっと心配だったのですが、どうやら最低実施人数をクリアしたようなので、会場の都合が付けば(以前書きましたように、まだ歌は不可なんですが…ね)発表会を行われる事になりました。ひとまず安心です。これで練習にも気合が入るというモノです。
 そこで聞いた話ですが、私はレッスン場の近隣に住んでいますので、自粛期間中も徒歩で臨時練習会場(いつもの教室でなく、民間音楽ホール)に通うなどして、途切れずにレッスンを継続していたわけですが、生徒さんの中には遠方からY先生のレッスンに通っている人もいます。遠方の中には、本当に遠方で、他県からの人もいるわけで、そういう人たちは、この自粛期間中、レッスンに来たくても来れないという状況があったんだそうです。なにしろ、つい最近まで、県境は封鎖されていましたからね。
 なので、そういう遠方のレッスン生さんたちは、ようやく最近レッスンに復帰されたわけで、発表会の話もやっと聞いた状況なので、もしかすると、発表会の参加人数も増えるかもしれません。参加者が増えると(発表会の経費は割り勘なので)一人あたりの参加料が減るのでうれしいのですが、その分発表時間がタイトになります…が、今回は1人10分は確保してくれるという約束があるので、もう少し人数が増えるとうれしいなあと思ってます。
 さて、レッスンに入りました。
 まずはハミング練習や発声練習からです。前回より、レッスン室のレイアウトが変わりました。以前はピアノを挟んで、先生とは対面状態で歌っていたのですが、前回より我々は先生の背中側で歌っています。背中側で歌うと、先生の手元がよく見えるわけで、今歌っている音は、何の音なのか…なんて事も、ちょっと注意してみると、よく見えたりします。
 どうも、私の発声練習などは、フレーズによるみたいですが、高いGisか、Aまでを練習しているようです。結構、上まで攻めているんだなあって感じです。
 さて、今回の発声練習の目標は「音と音の間の音程を少し広めに取ってみよう!」でした。ん? つまり、いつもの私は、音程のとり方がやや♭気味って事?
 音程を少し広めに取るのは、技術的には、そう難しくはありません。ノドを十分に脱力して、息をしっかりと送れば、目標としている音程が楽に出るので、音程は少し広くなります。逆に、ノドに力が入っていると、目標としている音程に届かずにフラットしてしまう事も多く、結果、音程を広げようと思っても広がらないわけです。それくらい、ノドの脱力って大切だし、私はついついノドに力が入ってしまう体質ってわけだな(涙)。でも「ノドの力を抜きましょう」と言われるよりも「音程を広めに取りましょう」と言われる方が、結果は良いです。Y先生、教え上手!
 でもまあ思うに、ノドの脱力ができると、音程も安定するし、音程の精度も上がるし、高音も出しやすくなるし、聞きやすい声で歌えるし、良いことだらけなんだよね。それくらい、ノドの脱力は大切。その一方で、日本的(ってか邦楽的)な発声って、ノドにウンと力を入れて、声を詰めて歌うわけで、声楽発声って、我々のDNA的に真逆な発声なんだろうとつくづく思ってます。だからこそ、声楽発声を身につけるためには、しっかり先生について学ばないと難しいわけで、それを見様見真似で出来ちゃう一部の天才はともかく、多くのパンピーには、ほんと、西洋的な歌って難しいんだなって思う私です。

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