本日、いわゆる首都圏は、緊急事態宣言の全面解除がなされた…のではないかなという推測の元に、この記事をアップしています。まあ、実際に解除されようとされなかろうと、街中は、もはや待ちきれない感じで、この前の土日の人出も明らかに増えていますし、どこの飲食店も大入りで大盛況って感じです。パチンコ屋も開店していてお客もたくさんいたしな。緩んでいると言えば緩んでいますが、全国ニュースであっちこっちの解除シーンが放送されると、なんとなく自分たちの地域も解除されたような気になるんだろうと思いますし、実際、そんな発言も見聞きします。
だいたいテレビ等で「大変だけれど家にいましょう」「今はがまんの時です」なんて、繰り返し放送されると、本当は何でも無いことなのに、まるで家にいる事が苦痛に感じ、我慢を繰り返しているような気になってくるから不思議なものです。一種の洗脳だよね。
でもまあ、それももう終わり。これからは、みんな今までの反動で、遊びまくって外出しまくって友達と会いまくるでしょう。ま、それでコロナの第二波がやってきても、まあ仕方ないと思います。
さて、緊急事態宣言が解除されたからと言って、本来は何でもかんでもOKではなく、実は、自粛ってヤツは続くはずなんだし、まだまだやっちゃいけない事はたくさんあります。特に集会の類は、まだまだ人数の制限がかかってます。
音楽関係で言えば、合唱団、吹奏楽団、アマチュアオーケストラなんてのは、演奏会はもちろん、練習もまだやれないという状況でしょう。だからと言って、まだまだ当分の間、練習もしない…となると、その指導者の方々が大変だよね。
例えば、合唱団。世の中には“合唱指揮者”という職業があります。合唱団を指導して収入を得る専門家です。もちろんプロのお仕事です。で、実はこの国には、目立たないけれど、案外多くのプロアマ含めて合唱団があり、それらを指導している合唱指揮者も、案外大勢いらっしゃるわけです。
例えば、某アマチュア合唱団の場合、月の会費が一人五千円として、60人の団員がいれば、団体の一ヶ月の収入が30万円でしょ。そのうちの6割を指導料に回したとして、18万円が、合唱指揮者と伴奏ピアニストと発声トレーナーに支払われるわけだ。10万円が合唱指揮者に、6万円がピアニストに、2万円が発声トレーナーに…って感じで分配されるんじゃないかなって私は思うわけよ。で、その合唱指揮者は、5つの団体を掛け持っていたら…1ヶ月の収入が約50万円になるわけよ。
でもこのご時世で、合唱団の練習がストップしているので、これらの方々の収入は…おそらくゼロですね。それが数ヶ月続いているわけです。キツイよね。なので、私は合唱団の再開って、とても大切だと思うのです。
でもまあ、合唱指揮者さんは合唱団に呼ばれて仕事をしているから、収入はゼロでもアシは出ないんだよね。もっと厳しいのは、家賃を支払わないといけなかったり、従業員に給料を支払わないといけない人たちです。例えば、ライブハウスの経営者たち? ライブハウスは休業で収入はなくても、家賃は支払わないといけないし、従業員がいれば彼らに給料を支払わないといけません。だから、休めば休むほど赤字になっちゃうわけだ。
そう考えると、音楽業界であれなんであれ、やっぱり早急に経済を回さないと死人が出るよって話になってきます。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
コメント
こんばんは。
ご存じかとおもいますが次のサイトを見つけました。
ここでは弦打の椅子の距離1.5m,管の椅子の距離は2mの間隔が推奨です。合唱も管なみに2mでしょうか。
パンデミック期間中、というのはワクチン、標準的な薬が広まるまで、または集団免疫ができるまでの期間でしょう。
かなりの時間がかかりそうです。
新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック期間中のオーケストラ演奏業務に対する共同声明
https://www.facebook.com/michiya.azumi/posts/2950613794975822
tetsuさん
フェイスブックは守備範囲ではないので、知りませんでした。ありがとうございます。どうやら、フルートはかなり危険の楽器のようですね。
おそらく合唱はフルート並に危険な楽器なのではないかと思います。
それはさておき、そこに書いてある事って、本当に実現可能なのかしら? 少なくとも、その間隔を守っていたら、オーケストラはオケピに入らないよね。つまり、オペラは当分演奏が無理って事になります。
まあ、オペラの場合、オケがオケピに入るかどうか以前に、合唱もある、ソリストたちが抱き合って歌ったりするわけだし、そもそも無理無理なのかもしれません。