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本は紙時代の方が良かった?

 紙の本って優秀だよなあ…と思うことが、たびたびあります。
 例えば(販売者的にはどうかと思うのだろうけれど)紙の本って回し読みができます。私が買って、面白いなあと思ったら、妻に渡して読んでもらって、二人で意見交換するなんて事が出来ますが、電子書籍だと、それぞれ互いに購入しないとダメなので、そんなに気軽に「この本面白いよ」とは勧められません。それ以前に、それぞれが読書用の端末を持っていないと読めないという高いハードルが電子書籍にはあったりするんだよね。
 とにかく、他人と書籍の共有が出来ないというのが、電子書籍の最大の欠点かもしれません。口コミで本の面白さを伝える…という点では、電子書籍は紙の本に劣るのかもしれません。
 昔は休日ごとに書店に行っては、書棚を見て、毎週本を買う…なんて事をしていました。その頃は、今思うに不要な本やハズレな本も多く買っていたと思います。いわゆる“表紙買い”とか“帯買い”なんてのもザラでした。それに、現物を手にとって、中をちょっと読んで「ああ、面白そうだ」と思って買ったものもたくさんありました。いわゆる、偶然の本との出会いってヤツです。
 電子書籍に移行してからは、帯が無いので帯書いは無くなりましたし、中身をちょっと読むってのも難しいので、なかなか書いにくくなりました。なので、本当に事前に必要だと思われる本だけを厳選して買うようになりました。
 おかげさまで、私の場合、書籍の無駄買いや雰囲気買いは減りました。それに伴い、書籍に使う金額もかなり減りました。毎月の書籍購入費は、明らかに減っています。ほんと、本を買わなくなったよなあ。以前は、文庫本や新書本を中心に毎週たくさん購入していましたが、文庫本や新書本は、ほとんど電子書籍では買わないので、結局、本自体の購入が減っちゃったわけです。減った分で、私の場合は、海外の高価な楽譜を買えるようになり、有益なお金の使い方ができるようになり、電子書籍への移行の恩恵を受けているわけです。
 ただ、無料書籍&コミックの類は積極的にダウンロードしていたりしますので、それなりのデータ量の電子書籍を所有していますが、それで触発されて、別の本を購入するようになったのかと言われると…私の場合はそうでもないです。結局、無料で落ちている本は、所詮、無料なんですよ。本当に欲しい本が無料で落ちている事って、まず無いです。
 そう言えば、10年前、20年前に買って、積読にしておいた本って、未だに積読のままだったりします。本って、買ったは良いけれど、読んでいる暇がないので放置したままってのが、たくさんあります。今では、本を買わないので、積読が増えないです…ってか、データなので、書店の店頭から消えるという事が考えづらいので、興味がある程度では本が買えなくなりました。本当に今必要な本しか買わないので、積読の本が全然増えません。ある意味、本を買うってのは、夢を買うというのと同義だったのかもしれませんが…もう、夢を買うこともしなくなったのかもしれません。ほんと、本を買わなくなった私です。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。
    >本を買うってのは、夢を買うというのと同義だったのかもしれません
    一時期コンサートに通えないときにCDを買っていました。会場に行けなくても自宅で聴けばというあたりです。でもそのCDは繰り返して聴くというのは滅多になくて今に至ります。
    本は毎週買うとかの頻度ではありませんが、会社帰りに大きな本屋へ行くと思わず買っていました。実家の部屋が図書館みたいになっています。
    失礼しました。

  2. すとん より:

    tetsuさん
     私も買ったはいいけれど、1回しか聞かずに、その後放置しているCDはやまのようにあります(汗)。買うのは脊髄反射で瞬時に買えますが、聞くにはCD1枚あたり約1時間かかるわけで、鑑賞の時間を捻出するのに苦労していたりします。
     それでもCDは音楽を電子化して通勤の合間にiPhoneで聞けますが、DVDはダメ。全然ダメ。ほんと、ほとんどのディスクは、一度見たら二度と見てません。高いのに…ねえ。

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