まだ緊急事態宣言は解除されず、大都市圏は未だに外出自粛状態が続いております。ソーシャルディスタンスを守れだの、飛沫は飛ばすなだの、集会は禁止だの、あれこれ言われている状態です。
正直、合唱やっている場合じゃないですよね。実際、多くの市民合唱団は練習をやめ、予定していた演奏会を延期しているところが多数あるものと推測します。
実際、合唱やれる状態じゃないし、練習会場(公共施設が多いでしょう)の確保もままならないし、何より団員の多くはハイリスクと言われる高齢者であり、基礎疾患を持っている人も大勢いらっしゃるでしょうし、なおさら活動が難しい状態でしょう。
昨日の記事のともさんへのコメントにも書きましたが、ぼつぼつ第九の準備に取り掛かる時期ですよね。第九そのものは、年末の風物詩ですし、その多くは12月の公演ですが、合唱団の準備は、短いところで三ヶ月前、早いところで半年前から始まります。
ウチの地元は、準備期間の短い方だろうと思います。なにしろ、7月団員募集で、9月から練習開始、12月本番というスケジュールで毎年行っていますが、それでも7月に団員を募集する…となると、実行委員会の立ち上げは、それよりも前の5~6月にはされていないと回りません。ほら、もう、そんな時期なんですよ。ぼちぼち、12月の第九演奏会について考え出さないといけないのですが、緊急事態宣言が継続している中、その実行委員会の立ち上げすら困難なのではないかと思いますし、なんとか実行委員会を行ったとしても、今のこの世間の状況の中「第九、やります」とは、なかなか言えないだろうと察します。
今年はベートーヴェン・イヤー(生誕250年)なので、どこでも第九を盛大にやりたいですよね。
「やれるかどうか分からないけれど、とにかく準備だけはしよう…」と思ったとしても、人を動かし、場所や機材を使えば、経費が発生します。やれるかどうか分からないものにはお金は使えません。そうなると、やはり確実に実施できるという見込みが立たないと、準備(練習含む)もできません。世知辛いですが、それが世の中です。
日本各地で行われる予定の、今年の第九演奏会はどうなるのでしょうか? 今年はベートーヴェン・イヤーという事もあり、私も久しぶりに第九を歌っても良いかな?…とちょっとだけ思っていたのですが、それもだいぶ難しそうです。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
コメント