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このままでは合唱は衰退するしかない

 えーと、合唱団をディスる記事を書くのかと思われた方、ごめんなさい。今日はディスるわけではなく、心配しているんです。
 ほんと、このままでは日本の合唱は衰退するしかない…と私は思ってます。その理由は以下の通りです。
1)さらに進む高齢化
2)イジメの多発
3)合唱部の激変
4)コーラスグループの死滅
5)カラオケはもはや非日常
1)さらに進む高齢化
2)イジメの多発
 これらについては、今更ですね。とにかく、今の市民合唱団は、どこも年寄りばかりだし、イジメもあって、なかなか新人が定着せず、昔のままのメンバーがそのまま年を重ねてしまって、団体としての新陳代謝が行われていないところが多いって話です。
3)合唱部の激変
 皆さんは知っていますか? 今の中学校・高校には、合唱部の無い学校がたくさんあります。もちろん、昭和の時代には、どこの中学高校にも、吹奏楽部と共に合唱部があったものです。ところが令和の時代になって見回せば、未だに吹奏楽部は多くの学校にありますし、盛んに活動もしていますが、あれだけあった合唱部の多くは廃部休部活動停止状態に追い込まれ、日本の若年層における合唱人口が激減してしまったのです。
4)コーラスグループの死滅
 さらに、メジャーどころのコーラスグループというのが死滅してしまいました。昭和の時代には、ダーク・ダックスとか、ボニー・ジャックスとか、サーカスとか、ハイファイセットとかあって、当時の若者たちが彼らに憧れて、合唱を始めたものです。
 今の時代、コーラスグループと言えば…フォレスタ? 純烈? どちらも高齢者向けのグループで、若者は彼らに憧れることはありません。
5)カラオケはもはや日常
 しかし、若者たちが音楽や歌が嫌いなのかと言えば、むしろ、親世代よりも歌は好きだし、得意だろうと思われます。その証拠に、カラオケに行くことは、もはや日常であり、今どきの若者は、カラオケに行っては、歌いまくっています。そう、カラオケでは歌うんです。一人で。合唱はしないんです。
 今の若者にとって、歌と言えばカラオケなんです。
 歌声喫茶で仲間と声を合わせて歌って、合唱の楽しみを知った…なんて、もう昔も昔の話であって、今の若者は仲間と一緒でも合唱はしません。ジャニーズのグループも、○○48だか46だって、あれだけたくさんの人数がいても、全然ハモらないじゃないですか? 今の若者にとって、歌とは単旋律が基本。それが日常であって、ハモる合唱は別の世界の音楽なんです。合唱は非日常体験なのです。
 1)と2)は、今の合唱団体の閉鎖性と将来性の無さを示し、3)~5)は、新人の供給が期待できない現状を示しています。よって、このまま黙って指をくわえて見ているだけでは、やがて日本の合唱界は衰退するしかない…って話なのです。
 たぶん、あと10年持つか持たないか…って感じじゃないかな? 令和の時代のうちに、日本の合唱文化は途絶えてしまうと、私は推察します。
 それじゃあ、私が困るんだよね。私が今以上もっともっと年を取って、声が出なくなったら合唱をやろうという野望があるんだけれど、このままでは私が声が出なくなっても、歌える環境がなくなってしまうじゃないの? それはあまりに寂しすぎます。10年と言わず、もっともっと合唱がこの日本で続いてほしいと願っています。

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コメント

  1. ドロシー より:

    私が考えられる理由としては、
    ●娯楽情報の氾濫
    サークルや稽古事のバリエーションもかなり増えているし、その情報も氾濫しています。
    合唱よりも楽しそうだなぁ、と思うものは無数にありますよ。
    ●個性が尊重される時代
    オケや吹奏楽はそれぞれの楽器の持ち味を活かして大きなものを作り上げていく楽しみがありますが、合唱はそれがないですよね。
    着ているものだって、なぜか合唱団員よりも伴奏ピアニストの方が華やかだったり。
    「その他大勢扱い」される合唱に魅力を感じる理由って何でしょう?
    ●システム的な問題
    人数構成がアンバランスになりやすいため、主宰者や指導者のネットワークで団外から助っ人を招くことも多いですが、状況によって団費が免除されていたりするケースもあり、変な不公平感が出て来て、軋轢になります。
    ●合唱経験のない指導者
    大体、指導者や主宰者って、音大卒のプロが多いでしょう?「音大出身でもない趣味の大人のストレス発散として合唱でも歌わせてやっている」という認識ですね。合唱やっている人の気持ちというのが今一つわかっていないのだと思います。「どうして団員がどんどん減っていくんだろう?」と言っている人が指導者だったりします。逆にプロ合唱団出身の方の指導はとても良かったですが、あまりいないんですよね。
    こんなわけで、つまらないのだから仕方がないでしょう?
    高齢アマチュアのソリストってなぜか音程悪い人が多いですけど、不思議と合唱人は高齢者でも音程悪くない人が多いですね。なので、合唱って、アマチュアソリストの第二ステージになるといえるのかよくわからないです。
    今後はアマチュア合唱団同士の提携や合併が増えてくるでしょうね。

  2. すとん より:

    ドロシーさん
     ドロシーさんの分析は、大当たりでしょうね。確かにそうだと思います。ならば、なおさら合唱には未来がない事になってしまいます。
    >高齢アマチュアのソリストってなぜか音程悪い人が多いですけど、不思議と合唱人は高齢者でも音程悪くない人が多いですね。
     すべてが完璧なのが理想だけれど、アマチュアの場合、そううまくはいかないから、何を優先するかって話で、ソリストさんは(たぶん)音量とか音域とかを優先しがちで、合唱人は音程第一主義なだけだと思ってます。当然、合唱に転向するなら、音程第一主義に頭と技能を切り替えていかないといけません。そういう意味でも、自分を抑えられるほどになっていないと、私の場合、合唱は無理だろうなあと思うわけです。今はまだまだ、音程よりも音量とかを優先してしまうに決まっていますから(笑)。
    >合唱って、アマチュアソリストの第二ステージになるといえるのかよくわからないです。
     でも、歌いたい合唱曲があるんだよね。今はまだ無理でも、死ぬまでに、なるべくやり残したくはないんだよね。なので、第2ステージというよりも、ラストステージって感じかな。

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