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食の好みが変わった事を自覚しつつあります

 ほんの数年前まで、私は大食漢でした。甘いものとアブラっぽいものが大好きでした。炭水化物もタンパク質も脂質も野菜も大好きでした。嫌いなもの以外は大好きでした(当たり前か!)
 ところが最近、アブラのうち、脂がちょい苦手になってきました。脂ってのは、主に動物性の脂肪で、常温だと固形になっちゃうヤツね。具体的に言えば、豚や牛や鳥の脂、これが、ちょい苦手になってきました。
 具体的な料理名で言うと、肉野菜炒めとかね。以前は大好きだったんだけれど、肉野菜炒めって、肉や野菜に脂がからみつくわけで、その脂の部分がイヤだなあって思うようになりました。
 野菜炒めなら良いし、肉野菜炒めだって、出来たてで、まだ脂が固形になっていないと、割と食べられたりするんだけれど、少し冷めて、脂が固形になっちゃうと、途端にイヤになります。
 同じ動物性の脂でも、魚のアブラは、割と平気と言うか、まだ平気なんです。だから、お寿司は大好きだし、同じ揚げ物でも、魚の揚げ物は平気なんです。鳥の唐揚げは、ちょっと苦手になっている私ですが、アジフライは全然平気なんです。
 年を取って、カラダが先祖返りしているのかな? って時々思います。ほら、我々日本人って、肉食を始めたのは、せいぜい百年ぐらい前からで、それ以前はずっとずっと魚食中心で、獣の肉は食べないのが普通だったわけで、カラダがそんな感じで、肉食を拒否しているのかな…って思わないでもないのです。
 私、ちょっと前まで、肉大好きだったんですよ。もちろん、今でも、熱々のお肉は大好きなんだけれど、ちょっと冷めてしまった肉料理に魅力を感じなくなってしまいました。
 きっと、もっと年を取ると、もっと食の好みって変わっていくんだと思うんだよね。
 でもね、いくら脂が苦手になってきたからと言って、肉食を止めてはダメだと、私の理性は訴えているんだよね。獣肉からでないと得られない栄養ってのがあるわけで、私はヴィーガンになりたいわけじゃないのだから、野菜も魚も獣肉もバランスよく食べないといけないって、理性では考えています。
 実は、私の食の好みって、かなりヴィーガン寄りってか、ほぼほぼベジタリアンなんですよ。好きなモノばかり食べていると、ベジタリアンな食事になっちゃう私なんです。なので、40代ぐらいからボチボチと理性を働かせて、バランス良く食事をするように心がけていたのです。
 実際、20~30代の頃は、米と野菜と豆と砂糖ばかりを食べていました(砂糖が余計…?)。獣肉はもちろん、魚肉ですら食べたくなかったんですよ。おまけにベジタリアンな人が食する牛乳もヨーグルトもチーズも避けていました。避けていた理由は…なんとなく(笑)。別に特別に嫌いってわけでもなかったし、何となく食べたくなかったんです。おそらく、生まれ育った環境が貧しくて、肉食なんてままならない生活(昔は肉が高価だったんですよ、今じゃ考えられないですね)だったので、そういう習慣が身についていたんだと思います。「米さえ腹いっぱい食えれば、それで幸せ…」ってタイプの人間だったのです。
 菜食主義ではないのに、ベジタリアンみたいな食生活をしたため、カラダを壊したし、不健康にもなりました。私はデブですが、デブの素養は菜食中心の生活をしていた時に作っちゃいました。いやあ、菜食って太るんですよ、ベジタリアンって太るんですよ。カラダに明らかに良くありません。炭水化物をなめちゃいけません。特に、米中心の食生活は太る太る(笑)。だってアミノ酸不足で、炭水化物は過剰摂取だもの。
 今でもお米は大好きだけれど、米食を続けると、あっという間に体重増えるもんなあ(涙)。たぶん、砂糖をなめるよりも、米を食べる方が太るような気がします。ま、どちらも炭水化物には間違いないんだけれど(笑)。
 なので、老人の入り口が見え始めた頃から、好き嫌いではなく、理性で食事をするようになった私ですが、その理性をふっとばすほどに、脂がイヤンになってきちゃったんです。ああ、困った。なので、最近は目をつぶって、鼻を摘んで脂を食べていますが、いつまでこの無理ができるのか、ちょっと自信がなくなってきました。
 でも、理性を働かせずに、好きなものばかり食べていたら不健康になるって事は、十分知っているので、嫌いでも苦手でもイヤンでも、食べなきゃいけないモノは食べていかないといかんのですよね(涙)。

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