フルートのレッスンに行ってきました。
私がお教室に入った段階で、先生は行方不明で、姉様だけがいました。なんでも、姉様のレッスンを終えて、私が来るまでの時間で、近所にお買い物に行ってきたみたいです(ま、それもアリだよね)。で、姉様が留守番をしていたわけです。私がやってきたので、姉様がお帰りになり、レッスンの準備をしているうちに、先生がお戻りになりました。
レッスンはいつものとおり、ロングトーン練習からです。
今回のロングトーン練習をしながら気づいた事…私って、オオグチを開けてフルートを吹いているんだなあって事です。もちろん、クチビルはしっかりアンブシュアを作ってますが、口内はまるであくびのように、顎関節をギリギリのところで、ガクンと外しながら、オオグチを開いているんですよ。いや、それだけでなく、ノドも外へ膨らませているし、上あごだって、思いっきり上に持ち上げているんですよ。たぶん、めっちゃめっちゃ口腔の容積が大きくなっていると思うんですよ。つまり、歌う時の口内事情に限りなく近い感じでフルートを吹いているんです。
そんな事をやっている人って、他にいるのかな? たぶん、かなり変わった事をやっているような気がします。たぶん、私がよく音色を誉められることと関連があるような無いような…気がします。
さて、エルステユーブンゲンは25番と26番。25番は暗譜チャレンジをしたのですが、やっぱりまだまだあっちこっちボロボロです。でも、前回のような音痴な吹き方ではなく、きちんと笛を鳴らした上でのボロボロなので、多少は進歩しているようです。26番は全然暗譜できてません。
旋律的練習曲は3番です。ちょっとテンポが速くて、目が回りましたが、なんとか吹き切りましたので、合格です。やったね。たぶん、こういう曲調は得意なのかもしれません。で、次回は4番ですが…これ、私の苦手なトリルとか装飾音符とかがてんこ盛りなタイプの曲なのです。ですから、先生からは、まずはトリル抜き(ただし、装飾音符はアリ)で吹けるように練習してくるように言われました。トリル抜きで吹けるようになったら、トリルを加えてみましょうって感じで、二段構えで学んでいくわけです。頑張りましょう。
40リトルピーセズは29番のモーツァルトの「アレグロ」ですが、実はこの曲、練習しておくのを忘れ、レッスンに行く直前に譜読みをして、数回吹いてみただけで、レッスンに臨みました。そりゃあダメだよね。特に、まだ曲がカラダに入っていないので、3拍子の曲なのに、なぜかうっかり4拍子で数えてしまうという、実に初歩的(?)なミスをしてしまいます。まあ、練習量が絶対的に少ないゆえのミスり方ですね。
今回の雑談は…山間部は大変だよって話です。先生はご自宅の他に、山中湖が大好きなので、山中湖のホテルによく滞在されているのです。ちょっと昔の話になりますが、お盆の頃に、先生が山中湖に長期滞在していると、台風がやってきたんだそうです。雨風が激しいだけなく、やたらといっぱい警報が出て、地元の人たちは避難をするとかしないとか…まあそんな感じだったのだそうですが、ホテル滞在者としては警報が出ているから言って、どこか別の場所に行くわけにもいかず、ただただ、ずっと嵐のホテルに缶詰になっていたんだそうです。別にホテルに滞在するのが目的なので、天候は関係ないのだそうですが、やはり天気が良いに越した事はないし、いい景色を見ながら、一杯やるのが趣味の先生ですが、さすがに嵐の風景を見ながら、ちびりちびりやっても、なかなか酔えなかったそうです。まあ、そうだよね。
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コメント
サックスを吹くときは、のどを開けるように指導されました。
サックスは円錐管ですが、円錐の頂点がのどの位置になるそうで、のどを開けないと豊かな音色が出ないそうです。
実際、のどを閉めて(絞めて?)吹くと痩せて苦しい音色になります。
フルートも口腔を広く取るように言われますね。リッププレートのエッジから口の中に振動が伝わって、口の中で音色に良い影響を与える振動が増幅されるのでしょうか。
Hiro.MTBさん
なるほど、管楽器では口腔を広めに取ることは良いことのようですね。納得です。了解しました。
しかし、サックスのようなリードを使う楽器は、口元をしっかりと閉める印象があるので、口腔内は狭くなって当然と思っていましたが、そうではないのですね。勉強になりました。考えてみれば、フルートだって、アンブシュアを作るんだから、口元は狭めますよね。
良い音色で演奏することは大切ですが、良い音色を作るための練習って、どうしてもなおざりになりがちです。やはり、アマチュアは、良い音色よりも、ついつい、よく動く指を求めてしまいがちです。そっちの方が派手だしね。でも、やっぱり大切なのは、良い音色でしょうね。