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フルートの試奏の感想を笛先生に話してみました

 意を決して、ミッションをコンプリートしてきたこと、意外にもたくさんのフルートの試奏をしたことを笛先生に話しました。「気に入ったフルートはありましたか?」とストレートに尋ねられたので、私も直球返しで「実は一本気に入ったのがありました」と言って、そのメーカーさんのカタログをおもむろに広げて「これです」と指さしました。

 先生はカタログを丹念に見た後「いくらですか?」と尋ねられました。「〇割引きで〇〇円という見積もりをもらいました」と答えて、メーカーさんに聞いた×××で▼△▼な話をしたところ、「それはすぐに買いですね、もちろん取り置きしてもらっているでしょう?」と尋ねられたので「はい、取ってもらってます」と答えました。

 気に入ったフルートがあったら、買うつもりがなくても、とりあえず「お取り置き」がこの世界の常識なんだそうです。ああ良いなあと思って、翌日お店に行ったら、もうその笛がなくなっていたなんて事は、よくあることなんだそうです。だから、気になったら、とりあえずキープなんですって。

 「気に入ったフルートが見つかって、それが安く手に入るならチャンスです。すぐに買った方がいいですよ」と言われました。

 よっしゃー! それにしても今回のお店の[大展示即売会の]割引率はかなりなものだそうです。笛先生も知り合いのお店の割引率をもっているのだそうですが、先生の割引率よりも今回の割引率の方が高いのだそうです。「フルートって、なかなか割り引いてもらえない楽器だし、良い楽器ほど値引きが少ないから、こんなチャンスは滅多にないわよ。ましてや×××で▼△▼なんでしょ。すぐに買った方がいいわ」だそうです。

 よーし、よーし、ゴーサインが出たぞ。

 さらに詳しく話をすると、先生からいくつかの注文が出てきました。

 1)Eメカ付きのフルートは買わないでください。Eが出てもFisが出せなければ同じことなので、Eメカは要りません。その分のお金は他にまわしてください。

 2)インラインのリングキイにしましょう。まだフルートを始めたばかりだし、手も大きいので、十分インラインのリングキイに対応できるはずです。

 3)H管である必要はありません。現実的な問題として、H管はまず使いません。どうしても必要になったら、その時にH管の足部管を買い足すか、H管のフルートを買い足せば済むので、今はC管のフルートを買いましょう。

 4)取り置きしてもらったフルートではなく、もう一つ上のランクのフルート(つまり銀の含有率の高い方の笛)にしましょう。現在、楽に吹けるものよりも、ちょっと吹くのがキビシイくらいのフルートの方が、将来的には良いと思います。それに、本当は上のランクのフルートの方が気に入っているなら、何としても、そっちを買うべきです。フルートって、そう何本も買い換えるものではないので、お金は何とか工面しても、本当に気に入ったものだけを買ってください。

 ラジャー。

 店員さんにせよ、選定プロにせよ、今の私の状態を見て、色々とアドバイスをくださったのだけれど、そこは先生。今の私ではなく、これから先の事までも考えてアドバイスをくださる。本当に先生って、ありがたい存在です。感謝。

 買いに行く前に、お店に電話して、現物があるかどうか、確認しておくといいですよとアドバイスをいただいたので、さっそく電話をしてみました。

 電話をしたところ、散々お世話をしてくれた店員さんは夏休みで、別の店員さん(この人を店員Bさんと呼びましょう)が対応してくれて、すぐに在庫品を確認してくれたところ、銀の含有率の高い方の笛は二本あるそうです。もちろん、予約の変更はあっさりOKで、とりあえず一本を『予約』にしてくれました。さすがは都会の楽器店。ハンドメイドのフルートもそれぞれの機種タイプごとに複数在庫があるんですね。地元の楽器店では考えられません(だいたいカタログ販売のみ)。割引率も以前のもので計算してくれました。あとは、引き取り当日、二本ある同じフルートの中から、しっくりくる方を選んで持って帰ればいいんだ。

 ああ、ついに私は、本当にフルートを、日本製のフルートを、総銀のフルートを買ってしまうんだ。なんか不思議な感じです。今年のお正月頃は、まさか夏になったら自分がフルートを買いに行くなんて、夢にも思っていなかったよ。展開が速すぎる~。ああ、不思議不思議。何かの運命を感じます。

 最後に蛇足ですが、今回のレッスンでアルテの第3課が終了しました。次回は第4課です。実は30分のレッスン時間のうち、最初の20分を笛の買換えの話をしていたので、実際のレッスンの時間は10分+α(お盆なので、他の生徒さんはお休みだったので、ちょびっと延長)でした。第3課を通しでチェックされ、3点ばかり注意を受けました。何だかんだと言いつつも、今のところアルテがサクサク進んでうれしい。当初予定では、3~5年くらいかけるつもりだったアルテ第1巻ですが、もう少し早く終わるかな?

 あ、次のレッスンの時は、新しいフルートだよ。うううう、わくわく。

コメント

  1. まきりん より:

    かみくりくんが…かみきりくんが…(T_T)
    星になる記事はちょっと淋しいですね。
    命あるものは何時かは星になる、だから、今を精一杯生きよう
    そう思います。

    で、フルート!
    どんでん返しとはこのことですね。
    今、手にしているのは銀含有率の高い方の笛なのですね。
    あのメーカーのあの笛かな?

    すとんさんの記事を読むとやっぱり総銀が欲しいな~って思います。
    色々吹き比べをするためにはやっぱり上京しなければならないというのが、最大のネックです、私の場合。
    しょっぱい川を渡らなければならないので、かなりのハードルの高さ(T_T)
    来月M松の調整会があるので、
    その時に試奏できそうなムードなら、ちょこっと吹いてみたいと考えています。できるかな…

  2. すとん より:

    >まきりんさん

     カミキリ君は甲虫なので、どちらにせよ、八月を越えられるとは思っていませんでしたが、いざいなくなると寂しいものです。ある意味、昆虫って、期間限定のペットなんだなあと思いました。期間限定だからこその愛おしさというのがありますね。

     はい、アゲハはおそらく「あのメーカーのあの笛」ではないでしょうか? もう少しすると、記事の中できちんと説明(&自慢)をしますので、お待ちください。何しろ時系列に記事をアップしていると、なかなかそこまで到達しないのよね。

     洋銀系のフルートには洋銀系の良さがあるのですが、やはり私たちがイメージする「フルートの音」って銀の響きだと思います。洋銀と総銀は字こそ一文字違いですが、その音色は全くの別物なので、二本持っていても全然困りませんよ(笑)。

     可能なら、そこそこの数のフルートを吹き比べした方が、後々の後悔をせずに済むので、ぜひぜひ大きなお店に出かけて行って、試奏はなさった方がよろしいですよ、いやホント。吹いてみれば、その違いが感覚で分かりますって。

     しかし、しょっぱい川を渡るのは確かにハードル高いですね。そちらにも大都市はありますから、ネットで検索して電話かけて試奏可能か、尋ねまくるのも一つの手ですね。

     たとえ今は買わないにしても、調整会で試奏ができそうなら、勇気を出してした方がいいですよ。私も始めての試奏の時はドッキドッキでしたが、やっちまった方が勝ちなので、勇気を出してトライしてみるといいですよ。あと、ご自分のフルートを持っていって吹き比べてみると、よりよく比べられると思いますよ

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