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どうして、歌っているとノドが痛くなるんだろ?

 これは私個人の問題なので、皆さん方には何の役にもたたない話かもしれません。

 私、歌っていると、ノドが痛くなります。と言っても、いつも痛くなるわけではなく、ある一定の条件のもとで歌っていると、必ずノドが痛くなるのです。

 1)音域が低くて狭い曲
 2)間奏が無くて、歌いっぱなしの曲
 3-1)屋外または広くて反響のない会場
 3-2)モニタースピーカーの無い会場

 こんな感じです。

 1)は、音域が1オクターブちょっとで、下のシからミまでの約10度程度の曲です。それでも音が音域に満遍なく散っていればいいのですが、その大半がド~ラの中に収まっているような曲は、かなりキツイです。その程度の音域なら、楽に思えるかもしれませんが、私には地味にキツイです。

 2)は文字どおり間奏がなくて、最初っから最後まで歌いっぱなしの曲です。特に1)と条件がダブルで来ると、途中で咳き込んでしまう事すらあります。

 3)は、3-1)または3-2)って事ですが、結局、音の跳ね返りがなくて、自分の声が聞こえない状況だと、ノドが痛くなってしまうのです。たぶん、無意識に頑張っちゃうんだろうと思います。

 イメージしやすいように、具体的に言っちゃえば…野外で讃美歌を歌うとノドが痛くなる…と思っていただければ、間違ってはいません。なので、キャロリングは苦手です。

 まあ、実際のところ、讃美歌でなくても“誰でも歌える”ようにアレンジされている曲は、私には鬼門なんですね。みんなが歌いやすくても、私にはちょっぴりキツイんですね。つまり、私の声に合わない…んだと思います。

 私の場合、特にト音記号の五線譜の下の方(ド~ラ)に集まっているメロディーよりも、上の方(ソ~ミ)に集まっている曲の方が、断然歌うのも楽だし、ノドが痛くなりません。

 おそらく、メロディが五線譜の下の方に集まっている歌は、ちょっぴり無理をして歌っているんだろうと思います。自分でも感じるのですが、そのあたりの音域の曲を歌うと、息が出過ぎてしまうようです。必要以上の息が声帯に当たっていくようなのです。声帯もカラダの一部ですから、必要以上に大量の息が強めに当たり続ければ、痛くなっていくのは当然です。

 それでも間に休憩が入れば、また話が違うのでしょうが、休憩無しで、ずっと歌い続けると(讃美歌って、本当に間奏が無くて[間奏どころか休符すらない曲もゴロゴロあります]、最初から最後まで歌いっぱなしなんですよ)ノドが痛くなるんです。ほんの4小節でもいいから、間奏があれば、本当にかなり違うのですが…。

 とまあ、そんな感じで、低めの曲をずっと歌い続けていると、いつのまにかノドが痛くなってしまう私なのです。で、ノドが痛くなって、歌の途中で咳き込んだり、歌えなくなってしまうのです。なんとも悲しい事です。

 私もバカではありませんので、一応、対策は考えています。それは

 A)息は弱めで、軽く歌う
 B)独唱でなければ、途中で適当に休む
 C)そもそも声に合わない曲は歌わないで済むように逃げる

 ま、こんな感じです。私、そんなに歌が上手なわけではないので、何でも歌えるってわけじゃないんですよ。痛みと言うのは、カラダからのメッセージなわけで、痛いのを無理して歌っていると、絶対に声に支障が出てくるので、なるべく痛くならないように工夫しながら、歌ったり、逃げたりをしていきたいと思ってます。

 

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