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ワインの生産量日本一は、実は山梨県じゃなくて、湘南です

 日本のワイン…と言うと“山梨”というイメージが強いです。実際、ワインの蔵元…と言うか、ワイナリーの数は山梨が日本一です。実際、国内のぶどうを使って作る国内産ワインの生産量も出荷量も、山梨が日本一です。

 でも、単純に“ワインの生産量日本一”とか“ワインの出荷量日本一”と言うと、実は山梨ではなく、神奈川なんです。それも神奈川の湘南地方。もっと狭めると藤沢市なんですよ。

 国税庁の「国内製造ワインの概況(平成28年度調査分)」の「果実酒の都道府県ランキング(上位10位)」から、それが分かります。

 そんな事、知ってましたか? 実は湘南に住んでいる私は、知りませんでした。なので、今は「うひょー」という気分です。

 で、この統計のからくりなんですが、簡単に言っちゃうと「メルシャン藤沢工場」が日本一の生産量/出荷量を誇るワイン工場だという話なんです。ちなみに、日本で流通しているワインの1/3ほどが、ここの工場で作られたワインなんだそうです。

 もちろん、国産高級ワインのほとんどは山梨で作られているわけで、じゃあ藤沢で作られているワインは何なのさ…って事ですが、ここで作られているワインの大半はデイリーワイン。つまり、日々みんなが普通に飲んでいるワインなんです。

 デイリーワインだから、国産ぶどうなんて使ってません。海外から安く大量にぶどう液やワインを輸入して、この工場で発酵させたり加工したりして、ワインにしているのです。

 ここで作られたワインは、もちろんメルシャンのブランドでも発売されているけれど、OEMもたくさんあって、他のメーカー品としても、ここの工場のワインが売られていたりします。安くて美味しいワインは…案外、ここの工場製品だったりしてね。

 ちなみに、地場産業って事もあるけれど、地元湘南では、メルシャンワインって、めっちゃくちゃ安く販売されています。ワインがペットボトルの飲料並の値段で売られているんですよ、信じられないでしょ?

 ジュースが無ければ、ワインを飲め。

 実は湘南地方はワイン大国だったわけです。

 

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