最近ネットでは“伊藤若冲”と“子供部屋おじさん”という言葉が流行っているようです。伊藤若冲というのは、江戸時代の画家の名前で、私の大好きな画家です。私の好きな画家が皆さんにも愛されるようになってきたようで、ちょっとだけ古いファンとしては、とても嬉しい限りです。
で“子供部屋おじさん”の話ですが、これの定義は『実家の子供部屋で暮らしている未婚中年男性』の事らしいです。ちなみにここで言う“子供部屋”とは、学習用机とジャンプマンガとフィギュアのある部屋を言い“中年”とは30~50代のオジサンを指すようです。
たぶん、子供の頃からずっと実家に暮らし続けている男性の部屋には、学習机があるだろうし(だって机って必要でしょ)、ジャンプマンガやフィギュアだってあるでしょう?
私は実家ぐらしじゃないし、学習机は持っていないけれど、書斎という名の自室を持っています。そこには、大きな机が入っているし、キン肉マン全巻持っているし、フィギュアというかプラモデルぐらいは部屋に飾っているよ。そういう意味では、自室を持っている男性は、多かれ少なかれ、子供部屋おじさんの要素を持っているような気がします。
私の場合、面倒を見てくれる女性が、母親でなく妻であるってだけの話なんだよな。
それはともかく“子供部屋おじさん”って、なんとも心に刺さる言葉だよね。「男というものは、いくつになっても少年の心を忘れないものサ」なんて言い訳じゃダメなのかな?
おそらくは“子供部屋おじさん”という言葉の居心地の悪さは、そこではなく、むしろ“未婚中年男性が実家で暮らしている”部分にあるのかもしれません。女性の場合、成人すると未婚であっても実家から出ていって独立するケースは多いし、仮に実家暮らしをしていても、家事手伝い…というか、主婦的なポジションになっていくというか、子供部屋おじさんのような、いつまでも庇護される存在のままではないのに、そこへいくと「おじさんたちは!(ってか「男どもは!」って感じなのかな?)」って部分なのかもしれません。
いつまでも親と仲良く暮らして、とりわけ母親と良好な関係なままの男性を他人(特に成人女性)から見ると、気持ち悪く見えるのかもしれません。
でもね、男性的な思考をすれば、職場と実家が近かったら実家住まいするだろうし、実家で暮らしていれば、家事一切はやらずに済むし、食事は用意してもらえるし、洗濯だってやってもらえるわけで、浮いた時間とお金で趣味三昧できるわけだし、実家住まいのどこが悪い!ってなるわけです。子供部屋おじさん、万歳!ってところっすよ。
私も結婚をするまでは、子供部屋で暮らしていたよ。もっとも、二十代で結婚しているから、子供部屋おじさんにはならずに済んだけれどね。実家と職場が近ければ、子供部屋に住み続けるのって、普通じゃないかしら?
それにしても“子供部屋おじさん”って言葉、心に刺さるわ、ぐさっと刺さるわ。
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コメント
こんばんは。
> “子供部屋おじさん”って言葉、心に刺さるわ、ぐさっと刺さるわ。
マジ反応してしまいました。
実家には未だに本と楽譜の倉庫みたいな自分の部屋は残っていて実は週一のフルートの練習はそこのみです。本と譜面は次に読む機会はなさげですがなかなか処分できません。部屋にフィギュアはなくて漫画は萩尾望都とナウシカ全巻くらいです。
結婚して今住んでいるマンションでかみさんはピアノ普通にさらっていますがこちらは狭い部屋の音響のせいにして実家のみです。
ひとりカラオケ探そうとも思いついても問い合わせるだけの行動もしていません。実家がそのうちなくなることは当然想定内ですが。
失礼しました。
tetsuさん
分かる~。ひとりカラオケに行くくらいなら、私も実家で練習しちゃうでしょう。もっとも私の場合、実家は遠いので、自室で練習しちゃっているんですが(笑)。
断捨離が出来てない…と言われれば、その通りなんだけれど、やっぱりマンガとかおもちゃとか、捨てられないモノはあります。見る人が見れば、子供部屋のような自室です。でもね、好きなモノに囲まれて、楽しい趣味をしていると…ほんと、幸せ。仕事のストレスも癒やされるというものです。