このブログでは、フルートに関しては“レッスンに行けなかった”とか“練習せずにレッスンに行った”とか“自宅練習を全く/ほとんどしなかった”とか書いてまして、私がいかにフルート練習をサボりまくっている事を書いていますが、じゃあ声楽はどうなのかと言えば、わざわざブログに書いていないだけで、状況としては似たようなものです。
フルートと声楽のレッスンの違いは、フルートが曜日時間固定でレッスンをしていただいているのに対して、声楽は私と先生のスケジュールをすり合わせた上でレッスンの日時を決めています。
ですから、フルートの場合、仕事やらなんやらの都合で、レッスンに行けないという事が頻発してしまいますが、声楽の場合、そもそも仕事の都合などを考慮した上でレッスン日を決めていますので、レッスンにはほぼ皆勤しているってだけの話です。
自宅練習に関して言えば、同じくらい練習をしています…ってか、同じぐらい練習が出来ていません。ただ、フルートは毎週レッスンがありますので、前回のレッスンから一度もフルートに触らないまま次のレッスンを迎えてしまうという事も多々ありますが、声楽は月2回レッスン(ほぼ隔週)なので、レッスンとレッスンの間隔がフルートよりは長いので、その間に数回は自宅練習をするチャンスがある…って程度の違いです。
フルートにせよ、声楽にせよ、新曲を全く譜読みもせずにレッスンに行くと言うのは、まずありません(実は最近、フルートでありました:汗)。でも、何度かレッスンした曲は、うっかり自宅で何もせずにレッスンに行っちゃうというのは、フルートでも声楽でも、たびたびあったりします。
…と、おさぼり自慢をしても仕方がないので、この話はここで終わりにしますが、実は先日、あまりに自宅練習をサボり過ぎてしまったために、ついに実害(?)が出てしまった事を書いておきます。
レッスン後、長らく声楽の自宅練習をしていなかったと思ってください。さすがに、あんまり練習をしないまま、レッスンに行くのは良くないだろうと思い、レッスンの数日前に、ようやく自宅練習で、ドナウディ作曲の「Vaghissima sembianza/かぎりなく美しい絵姿」を取り上げたと思ってください。
この曲は、レッスンでやりますとだけ決めて、まだ実際はレッスンでは歌っていない曲です。なので、目下自宅で猛練習中…のはずの曲なのです。
そもそも、なぜこの曲をレッスンで歌おうと決めたのかと言えば、武満の曲を学ぶ中で、中低音域の発声が安定し、その影響もあって、高音が出しやすくなりました。
「Vaghissima sembianza/かぎりなく美しい絵姿」での最高音は高いAです。跳躍でピョンと出すのですが、比較的歌いやすい音であり、曲決めの時は「これはいける!」という思いもあって、決めたのですが、あれから数日経ち、自宅練習もサボりまくっていて、久しぶりにこの曲の練習を再開したら…全然Aなんて無理になっていました。
やばいよ、やぱいよ、やばいよ。
何がマズイのかと言えば、高音を出すためのカラダの諸器官の連携が全く取れなくなっていました。一番まずいのは、腹筋が全然動かない。サボっているうちに、脳とカラダの各部署の神経接続がぎこちなくなってしまった事と、単純な筋力低下が原因のようです。
無理に高音を出そうとすると、ノドに力が入ってしまい逆効果だし、単純にノドから力を抜いて発音しようとすると、声がスっぽ抜けてファルセットにしかなりません。
やばいよ、やばいよ、やばいよ。
次のレッスンまでに、何とか調整をして、Aが出る状態にしていかないといけません。いやあ、声楽だとて練習をサボり続けてはいけません…という話でした。
蛇足 音楽趣味を再開した頃は時間がたっぷりあって、声楽もフルートも毎日、基礎練習をたっぷりしてから曲の練習が出来たものですが…ああ、あの頃が懐かしい。
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