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経営と教育、優先すべきなのは…さあ、どっち?

 フルートのレッスンに行きました。たぶん、一ヶ月ぶり(笑)。仕事が忙しくて行けなかったのです。ま、社会人だもの、あるよね。

 さすがにこれだけレッスンの間隔があき、練習もほとんどしていないとなると、あれこれ忘れます。もちろん、暗譜しかけた曲はほぼきれいに忘却の彼方に行ってしまいました。残念な事です。

 でも、忘れたのはそれだけでなく、あれこれあった、悪い癖も忘れてしまったようで、吹いていて、なんかいい感じでした。たまに練習をしない期間があると、その間に、あれこれリセットされるようです。

 ロングトーン練習は、実にいい感じでした。

 エルステユーブンゲンは、23番と24番です。以前は吹きづらかったフレーズがなぜか吹きやすく感じました。指や息の感じは良いのですが、確実にタンギングが下手になっているのを感じました。いかんです。

 プチエチュードは19番ですが、あんなに吹きづらかった曲なのに、案外スラスラ吹ける自分にビックリしました。ただし、込み入った箇所(楽譜の黒い部分)は、譜読みが追いつかずに指が止まりがちになります。譜読みさえ、もっと速い速度で出来たら、たぶん音楽も停滞せずに行けたんだろうなあって思いました。

 今の私レベルの場合、指の動く速度よりも、譜を読む速度の方が遅いので、それが足かせになっているようです。つまり、ソルフェ能力の低さが全体の足を引っ張っているわけです。ああ、残念だ。

 40リトルピーセズは、9番のベートーヴェンの「スコットランド地方の踊り」と10番のシューマンの「見知らぬ国と人々について」です。エチュードは苦手な私ですが、曲になると、案外ノリでスラスラ行ってしまいます。2曲とも合格いたしました。先生にもたくさん褒めていただきました。

 生徒さんたちの中には、曲よりもエチュードが好きって人がたくさんいるし、自分も若い時はエチュードが大好きだったけれど、すとんさんはエチュードよりも曲の方が得意なようだね…とH先生には、私の本質を見透かされてしまいました。はい、私、小難しい音楽は苦手なんです。好きなのは、メロディアスの音楽なんです。へへへ。

 という訳で、次回は11番のシューベルトの「ワルツ」です。テンポが早い上に変化音がたくさんあって…私の苦手なタイプの曲だな、頑張らないと…。

 今回の雑談は、今が入試シーズンもあって、入試と言うか、私立学校の生徒募集について、です。

 H先生は、以前、音楽大学で先生をやっていたわけですが、音楽大学と言うのは、日本には私立大学しか無いので、当然、先生も私立学校の先生をやっていたわけです。

 この時期は、生徒をたくさん合格させようとする理事会と、学生の質を落とさずに守ろうとする教授会とのせめぎあいというか、パワーゲームが行われていたそうなのです。

 極端に言っちゃえば、生徒の能力や将来の可能性などは考えずに、ただただ4年間学費を納めるために通学させりゃあいいじゃんという方向性を打ち出す理事会と、経営も大事だけれど、力のない学生なんかを入学させても進路先で苦労させる事になるから、それなら大学に入れずに、他の道に行ってもらった方がいいじゃないかという教授会とは、そりゃあソリも合わないわな。

 理事会には理事会の正義があり、教授会には教授会の愛があるわけです。正義と愛のどちらが強いか…と言えば、それは簡単に決着はつかないわけで、だから毎年パワーゲームをするわけです。

 まあ、どこの学校でも、似たような事はあるんだろうなあって思います。

 勉強は才能がある学生だけがすればいいのか? 才能がなくても意欲があれば勉強をするべきなのか? 才能も意欲もなくても、それでもむりやりにでも教育は与えないといけないのか? 義務教育ならともかく、大学教育では、学生本人の能力を考慮に入れなければいけませんが、それでも学ぶ権利は尊重されないといけないのか? 門外漢な私には、結論めいたことなど言えませんよ。

 ま、私立学校は、営利企業ですってのが、1つの結論かな?

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